良品計画 (7453)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社良品計画
(りょうひんけいかく 英称:Ryohin Keikaku Co.,Ltd.
・証券コード 7453
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1989年6月
・上場年  1995年8月


管理人評価A

【会社紹介】

良品計画は無印良品を展開している小売会社です。

「わけあって、安い」をキャッチフレーズにしている無印良品は、シンプルで美しい商品が多いのが特徴です。無印良品は幅広い品揃えに長けており、家具やインテリア、雑貨や食品まで取り扱っているのが強みです。


商品を生価で販売し続ける方針を貫いており、差益率を上手に改善してるのです。

生活美学の専門店として活躍している無印良品は、「感じ良い暮らしをリーズナブルに」というコンセプトを実現するために様々な取り組みを行なっています。インテリア相談会を行なったり、衣食住の運動プロモーションを行なったりと、無印良品のブランド力を高める活動を続けているのです。

良品計画は「生活美学の専門店」という立ち位置を確立しました。生活美学の専門店というものは非常に新しく、同業他社がほとんどいないジャンルになります。

新ジャンルを確立しているので過当競争に晒されることもありません。良品計画は独自ジャンルを築いて大きな躍進を遂げている成長企業です。

感じ良い暮らしを実現するために、木の家や窓の家なども販売しているのが特徴です。雑貨や小物だけではなく、不動産まで販売する良品計画は非常にユニークなビジネスモデルを築いているのです。

【無印良品のブランド力を高めた良品計画】

無印良品という名を聞いたことがある人も多いでしょう。良品計画は無印良品を一流ブランドに成長させた実績があり、今では多くの人に親しまれているのです。

良品計画の躍進のキモは「商品開発の基本姿勢」です。良品計画は本当に必要となるものを必要なかたちで作ることを心がけており、包装を簡略化して生産工程の手間を省いてコスト減を成し遂げることができました。

しかもこの方針が時代にぴったりとマッチし、本物の質を求めるお客様を多く魅了することができたのです。

良品計画の商品開発方針は他業務でも活かされています。例えばキャンプ事業は「過剰なサービスは省きましたが、自然は豊かです」というスローガンを設定して3つのキャンプ場を運営しています。

過剰なほどサービスをするのが普通のサービス業になるのですが、良品計画はあえて逆の視点から攻めています。過剰サービスに頼らないで別の魅力をお客様に提供し、キャンプ場の本質的な楽しさに気づいてもらうという戦略を取っているのです。

この戦略は無印良品のコンセプトと一致しています。

カフェ・ミール事業も手がけており、「素の食」をテーマに設定して野菜中心のメニューを提供しているのが強みです。季節の素材もたっぷり使用しており、体にやさしい食品を武器に設定しているのです。

こうして見ると、良品計画は「本物の質」を求めている会社だと分析することができます。

余計なものは省き、本物の質だけを追求して高品質低価格商品を提供し続けてきたのが良品計画躍進理由の1つになります。

また、MUGIGRAM(ムジグラム)という業務用マニュアルを発行していることにも注目してください。MUGIGRAMは当時社長を務めていた松井忠三氏の手によって作られたもので、図や写真をたくさん使用して非常に分かりやすいマニュアルになっているのが特徴です。

このマニュアルのお陰でアルバイトや社員の作業効率が向上し、業務を円滑に進めることができるのです。基本コンセプトを忠実に守り、業務の改善も上手に行なう良品企画は非常に優秀な会社であると評価することができます。

【良品計画の財務分析】

良品計画は売上高や営業利益を伸ばし続けている優良企業です。

2013年通期決算の売上高は1883億5000万円で、営業利益は183億5100万円まで拡大することができました。純利益は109億7000万円まで伸ばしており、いずれの利益も前年度よりも向上していることが分かります。

1株益も伸び続けており、2013年の1株益は409.5円でした。昨年度の1株益が330.4円だったので、成長性の高い企業として評価することができるのです。

海外でも店舗出店を続けている良品計画は更に利益額を伸ばすことが予測されます。最高益を達成しており、増配を続けている結果を無視することはできません。高単価衣料品の売上は良く、現存店もしっかり利益を出しているのが強みです。

財務面も相当優秀です。

自己資本比率は78.5%。有利子負債は5億9000万円しか存在せず、物凄く財務状態が良いことが分かります。

利益過剰金は826億2600万円で、安定株として向いていることが分かるデータになります。

【良品計画株に向いている投資スタイル】

良品計画は全ての総合力が高い最強クラスの万能株だと判断しました。

私は株を分析するときに必ず財務状態や決算状況を確認します。大抵の会社は決算状態が良くても財務面が悪かったり、財務面が良くても決算状態が悪かったりして弱い部分があるのが常ですが、良品計画はそのような弱味が一切ないのです。

年々利益額を高めているのは成長株投資に向いている証拠になります。78.5%の自己資本比率は理想企業の仲間入りを果たしていることになるのです。

そのため、良品計画は財産株投資を行なうこともできますし、成長株投資を実行することも可能です。ほぼ全ての戦略に対応できる超優秀な万能株はなかなか見つかりません。万能株が欲しい方は良品計画が向いています。

もちろん株特有の弱点はあります。良品計画はあまりにも優秀すぎて割安株投資には向いていないのです。予想PERが22.48倍で実績PBRが2.92倍というのは、割安株ではないことを表すデータになります。

更に言えば現在の予想配当利回りも1.43%なので高配当投資にも向いていません。

しかし、それらのデメリットを凌駕する能力があるのは事実です。すでにダイヤのような輝きを放っている良品計画株ですが、配当利回りや割安性を気にしない方は投資を検討してみましょう。

(上記の情報は2013年12月11日に記載しました)


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