シー・ヴイ・エス・ベイエリア (2687)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社シー・ヴイ・エス・ベイエリア
CVSベイエリア 英称:CVS Bay Area Inc.
・証券コード 2687
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1981年2月
・上場年  2000年12月


管理人評価D

【会社紹介】

シー・ヴイ・エス・ベイエリアは、千葉県の京葉地区湾岸エリアや首都圏を中心にコンビニエンスストアの「ローソン」をフランチャイズ展開している会社です。


シー・ヴイ・エス・ベイエリアは通称「CVSベイエリア」と呼ばれています。

以前はサークルKサンクスとフランチャイズ契約を結んでいたのですが2012年2月29日にフランチャイズ契約が終了し、3月1日にローソン店舗の経営を開始しました。

シー・ヴイ・エス・ベイエリアは独特の経営スキルを発揮して売上を伸ばしてきた会社です。シー・ヴイ・エス・ベイエリア特有のお弁当を販売したり、独自の商品を開発したりして他のフランチャイズ店舗との差別化を図っています。

コンビニで宝くじが購入できたりクリーニングサービスを行ったりと、様々なサービスを提供しているのが強みです。

最初はたった1つのフランチャイズ加盟店としてスタートしたシー・ヴイ・エス・ベイエリアですが、量より質を重視した経営方針が上手くいって2006年に東証1部上場を成し遂げたのです。店舗数にこだわらず、1店舗ごとの売上高を重視する経営戦略はシー・ヴイ・エス・ベイエリアが成功した理由になります。

様々なサービスを展開して売上を高めたのもシー・ヴイ・エス・ベイエリアが躍進した理由になるのです。

【コンビニ業界の厳しい現状】

シー・ヴイ・エス・ベイエリアはコンビニ運営で躍進を続けてきた会社ですが、近年のコンビニ業界は非常に厳しい状態が続いています。

同業他社の競合が激しくなったり低価格路線を貫くコンビニが主流になったりと、コンビニ業界で生き残っていくのは簡単なことではありません。シー・ヴイ・エス・ベイエリアのように明確な差別化を成し遂げないと生き残れない時代に突入しているのです。

シー・ヴイ・エス・ベイエリアもその辺りの事情は痛いほど理解しており、事業を多角化することによって本業以外の収入を得ようと努力しています。

2009年の11月に千葉県の市川市にビジネスホテル「CVS・BAY HOTEL」を開業し、ビジネスホテル業界に新規参入を果たしました。

コンビニ業界の未来は明るいとは言えません。楽観視できない状況が続いている業界に身を置いているのはプラス評価にはならないのです。

【シー・ヴイ・エス・ベイエリアの財務分析】

シー・ヴイ・エス・ベイエリアは厳しい決算状況が続いています。

2012年の通期決算で3億6900万円の赤字を出してしまい、翌年は赤字額を拡大して8億8000万円という驚くべき赤字決算を記録してしまいました。

2年連続で赤字を出すのは大変危険です。コンビニ業界は熾烈を極めており、他業種の利益を期待しているシー・ヴイ・エス・ベイエリアは「本業の将来が暗い」と考えている可能性があります。

本業で勝負できない会社はかなり厳しいです。新規参入と言っても、元々ノウハウや技術が優れた会社に勝つのは非常に難しいのです。「本業が上手くいかないから他業種に進出する」というのは逃げの戦略であり、投資先として高く評価することはできません。

対面販売の接客強化を進めており、2014年の通期決算は営業利益が黒字になることが期待されます。しかし、コンビニ業界の競争激化から逃れることはできません。

独自の店舗運営を武器にのし上がってきたシー・ヴイ・エス・ベイエリアですが、この難境をどう乗り切るか注目したいところです。

財務面も優秀とは言えません。

自己資本比率は24.9%。有利子負債は41億4400万円もあるので財務健全株として評価することはできません。

本業の利益額を高めないとシー・ヴイ・エス・ベイエリアの未来は暗いと予測されます。売上高を多く確保できるのはコンビニ経営の利点ですが、利益率の低さが問題となります。お客様の役に立つサービスを提供し続けて経営状況を改善するのは良い戦略として捉えることができます。

【シー・ヴイ・エス・ベイエリア株に向いている投資スタイル】

率直に述べると、現在のシー・ヴイ・エス・ベイエリア株に投資するのはお勧めできません。将来の黒字化を期待して株を買う戦略もあるのですが、コンビニ市場の動向を調べてから投資を検討した方が良いでしょう。

独自の経営スタイルを貫いてるのがシー・ヴイ・エス・ベイエリアの強みになります。経営戦略に賛同できる方はシー・ヴイ・エス・ベイエリア株を買っても良いと思うのですが、利益重視の姿勢を貫いている投資家は別の株を検討することをお勧めいたします。

安定配当の支払いを実施しているシー・ヴイ・エス・ベイエリアは安定配当株として評価することができます。しかし、安定配当を長く継続したければ利益を出すのが重要になります。苦境が続いている状態で安定配当を続けていてもプラス評価にはならないのです。

(上記の情報は2013年11月24日に記載しました)


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