GCAサヴィアン (2174)

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・上場市場 東証1部
・会社名   GCAサヴィアン株式会社
(ジーシーエーサヴィアン 英称:GCA Savvian)
・証券コード 2174
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  2008年3月
・上場年  2008年3月

管理人評価D

【会社紹介】

GCAサヴィアンはM&A取引に関するアドバイスを行っている会社で、M&Aを成功させるための方法を助言するビジネスを行っています。


GCAサヴィアンは阪神電気鉄道と阪急ホールディングスの経営統合に関わって確かな実績を残しました。アドバイザー企業として活躍したければ過去の実績が重要になるので、大型案件であるワールドの企業買収を成功させたのは高く評価することができます。

2008年3月にアメリカの会社である「Savvian LLC」と経営統合し、GCAサヴィアングループとして新しいスタートを切りました。Savvian LLCと経営統合した影響により、GCAサヴィアンは米国案件に強くなったのです。グローバルにビジネスを展開しているのが長所になります。

また、GCAサヴィアンはM&A業務だけではなく資金調達コンサルティングや金融関連のアドバイザーとしても活躍しています。

【米国に強いGCAサヴィアン】

GCAサヴィアンの1番大きな特徴は米国案件に強いことでしょう。外国資本が混じっており、米国でのコンサルティング業務に定評があるので着実な利益を出すことに成功しています。

現在はアジア展開を推し進めているGCAサヴィアンですが、米国案件が収入の柱になっている事実は変わりません。GCAサヴィアンが提供している「企業再生アドバイザリー」というサービスは米国で企業再生に関する支援を行っております。

GCAサヴィアンの公式ホームページは英語と日本語で閲覧することができ、米国からのユーザー取得に力を入れていることが分かります。世界中に拠点を持つGCAサヴィアンのグローバル展開に今後も期待したいところです。

【GCAサヴィアンの財務分析】

GCAサヴィアンの売上高は安定しておらず、2012年12月の決算では前年度と比較して売上高が低下しました。

経常利益、純利益共に減少したのが懸念すべき材料になりますが、純利益は増加しています。2011年12月決算の純利益額は5億3300万円ですが、2012年12月決算では純利益額を12億5900万円まで伸ばすことができました。

しかし、本業の収入である営業利益が低下しているのはポジティブに評価することはできません。2011年12月決算の営業利益額は42億2500万円でしたが、2012年12月の決算を調べると営業利益額は27億4600万まで低下したことに気づきます。

これらのデータから見て分かるのは、「本業が停滞している」ということです。黒字経営を続けているので辛辣な評価を下すことはできませんが、業績に発展がない会社の株を欲しいと思う人は少ないのです。

GCAサヴィアンの有利子負債額はゼロで、財務面は問題ありません。

黒字経営を維持しているので問題視する決算内容ではないのですが、どうも物足りなさを感じます。業績を伸ばしているわけでもないですし、ポジティブに評価できる点が少ないのがGCAサヴィアンの弱点です。

【GCAサヴィアン株に向いている投資スタイル】

GCAサヴィアンの株は非常に厄介です。

投資家視点で分析すると、こういう株ほど扱いに困るのです。秀でた特徴のない株は積極的に欲しいと思えません。現在のGCAサヴィアンは「突き抜けた長所がない株」になります。

予想配当利回りは1.27%で高配当株として位置付けることもできません。また、業績を伸ばしているわけでもないので「成長株投資」を実践するのもリスクが高いのです。

安定株として保有する方法もありますが、安定株と言い切れるほど財務面が安定しているわけでもありません。安定株を狙うならインフラ関係の株を購入した方が良いのです。

そのため、GCAサヴィアンは「玄人に向いている株」になります。ある意味で難易度が高い株になるので、初心者が買うことはお勧めできません。GCAサヴィアン株は短期保有して売却益を得るのがベターかもしれません。

私だったら現在のGCAサヴィアンの株は買いません。これといった強みがないのはGCAサヴィアンの弱点であり、その弱点を克服しなければ株としての価値は増さないのです。

(上記の情報は2013年9月22日に記載しました)


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