J.フロント リテイリング (3086)

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・上場市場 東証1部
・会社名  J.フロント リテイリング株式会社
(ジェイフロント リテイリング 英称:J.FRONT RETAILING Co., Ltd.
・証券コード 3086
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  2007年9月
・上場年  2007年9月


管理人評価D

【会社紹介】

J.フロント リテイリングは百貨店大手企業として名を馳せていた大丸と松坂屋HDが合併して誕生した会社です。

時代の変化に対応できないと批判されている百貨店業界に新風を巻き起こすために誕生したJ.フロント リテイリング。新百貨店モデルを打ち出し、現状を打破するための経営戦略を武器に生き残りを誓う注目企業です。


新百貨店モデルとは、「お客様がわざわざ足を運びたくなる」というコンセプトを重要視して発足された新企画です。品揃えを豊富にして顧客層を増大させ、高い収益率を誇る百貨店を創り上げるのが新百貨店モデルのキモになります。

新百貨店モデルの代表例である「大丸東京店」は顧客を魅了する取り組みを行なっています。集客力に長けたブランドショップを展開し、食料品の質を向上して「おみやげを買うお客様を増やす」という実績を上げることができたのです。

また、J.フロント リテイリングは海外市場への積極的参入も行なっており、アジア全域で通用する会社を目指すために躍進しています。

顧客数を拡大することによって厳しい業界情勢から抜け出す戦略を立てているJ.フロント リテイリングは、「従来の百貨店ビジネスモデルを捨てる」という大胆な決断を下しているのです。

【幅広い客層を取り込むのが新百貨店モデルのカギ】

J.フロント リテイリングは多くのお客様に支持される百貨店を築きあげるために、商品の質を向上させてお客様の生活スタイルに合わせた商品を提供することを心がけています。

百貨店にコンセプトを設定し、生き残るための工夫を凝らしているのが長所です。

幅広い客層を取り込めないから百貨店業界は衰退したと指摘する人もいらっしゃいますが、J.フロント リテイリングもその辺りの事情は痛いほど理解しています。

品揃えを拡大し、商品の値段に格差をつけることによって「節約志向のお客様も取り込む」という経営戦略を立てています。商品を幅広く取り揃えて本当に時代の逆境を乗り切ることができるのか、様々な疑問が浮かぶのが難点です。

衰退を続ける百貨店業界で躍進することができるのか?

今後は海外市場の動向がカギになると分析できます。

【J.フロント リテイリングの財務分析】

J.フロント リテイリングは売上高は伸び続けていますが、純利益額は安定していません。

2013年の通期決算の売上高は1兆927億5600万円という数字を残しています。純利益は121億8300万円で前年度と比較して純利益額を下げてしまいました。

百貨店業界は斜陽産業だと意識している人も多いのですが、まだまだ黒字を出すことは可能です。J.フロント リテイリングは営業利益を308億5700万円まで伸ばしており、新百貨店モデルが上手くいっていると分析することができます。

アクセサリーや時計といった高額商品がJ.フロント リテイリングの利益を支えており、人材採用も抑制しています。成長業界と言い切れないのがJ.フロント リテイリングの最大の弱点になるのです。

自己資本比率は35.4%。有利子負債は2059億600万円あるので物凄い負債を抱えているように見えますが、会社規模から比較するとそこまで多い有利子負債額ではありません。

配当金も増配しており、株主還元を強く意識している会社だと捉えることも可能です。

【J.フロント リテイリング株に向いている投資スタイル】

J.フロント リテイリング株は成長株投資に向きません。百貨店ビジネスは今後は縮小し続けることが予測されており、未来は明るくないのです。

新百貨店モデルは素晴らしい構想ですが、業界自体が落ち目なので将来は非常に厳しいと予測されます。

J.フロント リテイリングは新百貨店モデルを高く評価している人と相性が良い株になります。企業規模がとても大きいので大企業好きの方に向いています。

大企業株が欲しい方はJ.フロント リテイリングへの投資を検討しても良いでしょう。

私は百貨店ビジネスを本業にしている会社に投資するのはお勧めできません。

【J.フロント リテイリングの株主優待】

2月の権利確定日にJ.フロント リテイリングの株を1000株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・1000株以上保有で買物優待カード(10%割引で買物限度額年間100万円)

・3000株以上保有で買物優待カード(10%割引で買物限度額年間150万円。これ以降、1000株ごとに限度額50万増)

・5000株以上保有で買物優待カード(10%割引で買物限度額年間500万円)

・1000株以上保有で4000円相当の買い物優待券(100円券が40枚)

参照URL http://www.j-front-retailing.com/ir/stock/preferential.php


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