上新電機 (8173)

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・上場市場 東証1部
・会社名 上新電機株式会社
(じょうしんでんき 英称:Joshin Denki Co., Ltd.)
・証券コード 8173
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1950年2月
・上場年  1972年9月


管理人評価C

【会社紹介】

上新電機は家電量販店を展開している会社です。


「ジョーシン(Joshin)」という名前の店舗を運営しており、まごころサービスを実践しているのが特徴になります。小売業界はお客様の接客対応に力を入れている会社が多いのですが、上新電機もその例に漏れず接客スタイルを重要視しています。

ただ接客を強化するのではなく、「日本一の感動接客」をスローガンに掲げているのです。これはアマゾンや発展するネット通販に対抗するために有効で、サービスを武器にして利益を上げているのが上新電機の強みになります。

スマートフォンやパソコンの出張サービスや電球交換やエアコンクリーニングまで行なう上新電機はサービス力に長けた企業として認知されています。家電量販店は凋落が続いていますが、このように「ネット通販ビジネスが勝てないサービス」に力を入れている会社は強いです。

その証拠に上新電機は黒字経営を維持しており、赤字転落に頭を抱えている同業他社を尻目に堅実な利益を上げているのです。

また、上新電機はエコロジー意欲が強く、取り付けが可能な自己所有物件全てに太陽光発電設備の設置を進めています。上新電機の取り組みは株主やお客様に好意的に受け入れられており、地球環境も配慮した姿勢を保っているのが長所です。

【ブランド展開能力に長けている上新電機】

上新電機の代表ブランドは家電量販店のジョーシンです。ジョーシンは顧客ターゲットを広めに設定しており、あらゆる生活スタイルに対応する品揃えを実現しています。

特に優れているのがサービス力です。ただ物を販売するだけではなく、商品購入後のアフターケアも完備されているのです。工事から修理まで対応することのできるジョーシンは地域の顔として輝き続けています。

もう1つのブランドのJ&Pはデジタル商品を取り扱っている専門店です。豊富な品揃えが武器となっている店舗ですが、パソコンやカメラの買い取りも行なっているのです。物を買いたい客と物を売りたい客の両方にアピールしています。

他にも総合エンターテイメイトショップとして活躍しているキッズランドや医薬品を販売しているマザーピアなど、様々なジャンルの店舗を運営して利益を得ているのが分かります。

上新電機は本業の家電量販ビジネスが斜陽産業に属しているので、将来に備えて方針転換を図るのはとても重要です。他ビジネスで利益を上げているのは上新電機にとって良い結果に繋がる可能性が高いのです。

【上新電機の財務分析】

上新電機は2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しており、その間赤字転落していないのが長所になります。他の家電量販ビジネスを行なっている会社は赤字転落している事が多いのですが、上新電機は赤字とは無縁の堅実な経営を続けているのです。

しかし、2013年通期決算は昨年と比較して売上高と利益を落としてしまいました。売上高は3659億5800万円で、営業利益は54億2100万円になります。純利益は34億6100万円まで落ち込んでおり、昨年の62億4500万円の純利益と比較すると決算内容は物足りないと感じます。

黒字経営を続けているのは立派ですが、成長株として評価できません。

エアコンや冷蔵庫の売上が良く、増税前の駆け込み需要をしっかり取り入れることができました。積極的な出店も行なっており、更に利益額を伸ばす意欲を見せています。

財務面はそこそこです。

自己資本比率は35.0%。有利子負債は504億3300万円で適性の範囲内に収めていると評価することができます。財務優良株ではないのですが、それなりに評価できる財務面であることは間違いありません。

【上新電機株に向いている投資スタイル】

上新電機は安定株投資に向いています。現在の年間配当金は1株16円で、今後も年間配当金は16円を維持する見込みです。成長性に長けた会社ではありませんが、安定株候補として投資を検討しても面白いでしょう。

大きく儲けるのは不向きですが、こつこつとお金を稼ぐのならそれなりに優秀な株だと分析することができます。

現在の配当利回りは2.06%で物足りない数値になりますが、予想PER12.99倍と実績PBRが0.65倍という数字は割安株投資を実行するのに向いていることを示したデータになります。

ここまで実績PBRが低いのは、市場が上新電機に期待していない証明になります。

期待値が大きい株ほど割安度は低くなりますが、上新電機のビジネスモデルは成長が期待できるものではありません。黒字経営を続けている優良企業なのですが、成長性に劣る部分がネックでここまで過小評価されているのです。

確かに成長株投資には向いていませんが、割安性を活かして売却益を狙うのは悪い判断ではないのです。最悪、売却益が得られなくても安定配当を受け取ることは可能なので手堅い株であると評価することもできます。

家電量販店という強みを活かしたサービス力を徹底して上げているので、ネット通販ビジネスとの差別化を図ることも可能です。

そう考えると上新電機はなかなか美味しい株になる可能性を秘めていることに気づきます。

【上新電機の株主優待】

3月の権利確定日に上新電機株を1000株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・1000株以上保有で200円分の買い物優待券55枚(11000円相当)

・5000株以上保有で200円分の買い物優待券110枚(22000円相当)

・10000株以上保有で200円分の買い物優待券165枚(33000円相当)

こちらの買い物優待券は2000円の買い物につき1枚利用することができます。

また、2年以上継続して保有した場合、1000株以上の株主は30枚追加されます。5000株以上の株主は60枚、10000株以上の株主は90枚追加されるのです。

(上記の情報は2013年12月23日に記載しました)


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