燦ホールディングス (9628)

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・上場市場 東証1部
・会社名  燦ホールディングス株式会社
(さんホールディングス 英称:San Holdings, Inc.)
・証券コード 9628
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  1944年10月
・上場年  1994年3月


管理人評価B

【会社紹介】

燦ホールディングス複数の葬儀関連会社を子会社に抱える持株会社です。

約5000社ある葬儀社の中で、唯一東証1部上場を達成している非常にレアな株です。

年間約1万件の葬儀を施行している燦ホールディングスは葬儀に対するこだわりが強く、葬儀の意義と役割をしっかりと考えながら経営活動に取り組んでいるのが強みです。


葬儀は遺族の状況やライフスタイルによってニーズが異なる大変特殊な業界です。

お客様の気持ちを汲み取り、遺族の状況を加味して葬儀を行なう燦ホールディングスの経営方針に賛同する人も多いのです。

事業提携も意欲的です。

葬儀ビジネスに限った話ではありませんが、中小企業は後継者不足の問題が露呈されています。せっかくビジネスが上手くいっても子供が後を継いでくれなかったり後継者が見つからなかったりと、後継ぎ候補の不在に頭を抱えている中小企業経営者は大変多いのです。

そこで燦ホールディングスはM&Aや業務提携を通じて中小企業の高齢者不足に対応し、グループ規模を拡大させるという経営戦略を練っています。後継者不足に悩む企業から葬祭事業を受け継ぎ、その代わりに安定したビジネス(不動産貸賃業など)を貸し出して双方に利益がある提案を行うのです。

実際に業務提携に成功した例もあります。

2002年5月に公益社(燦ホールディングスの関連会社)と東調布合同葬祭株式会社が業務提携契約を結んだのです。

このように、業務提携やM&A作戦を行なって事業拡大を成し遂げる手腕に長けているのが燦ホールディングスの強みです。

【葬儀事業主体の燦ホールディングス】

葬儀事業を中心に利益を上げている燦ホールディングスですが、その中でも重要なグループ会社は株式会社公益社です。

公益社は近畿圏や首都圏で一般葬や社葬を行なっており、年間9000件の葬式を行なっているのが特徴です。葬式だけではなく、生花の提供や葬儀後のサポートも担っているのです。葬儀前から葬儀後までトータルサポートできるサポート力に長けた公益社は、多くのお客様から信頼されています。

他にもグループ企業は葬儀関連ビジネスを行なっています。葬儀に関わる食事を提供するエクセル・サポート・サービス株式会社や、鳥取県米子市や島根県松江市などで葬儀会館を運営する株式会社葬仙など、子会社の活躍が燦ホールディングスの利益を支えているのです。

率直に言ってしまうと、葬儀ビジネスはとても手堅いビジネスだと評価することができます。

人間が他界するのは確実で葬儀需要が潰える可能性は低いです。手堅いビジネスを行なっている燦ホールディングスは資産株投資やインカムゲイン狙いの長期投資に適しているのです。

【燦ホールディングスの財務分析】

燦ホールディングスは2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は180億100万円、営業利益は15億7400万円、経常利益は15億5200万円、純利益は8億400万円で、売上高と全ての利益額が前年度より低下しました。1株益は143.3円で、こちらも昨年より1株益が減少しているのです。

来期も黒字決算が期待できます。

関東圏内の葬儀件数が回復したのが良いニュースになります。更に墓石や相続関連の手数料収入が大幅に増加しているのも良いです。今後は関東や首都圏を重点強化し、葬儀サービスのクオリティも今以上に高めることが期待されています。

財務面は素晴らしいです。

自己資本比率は80.2%。有利子負債額は24億6600万円で、健全な財務体質を維持していることが分かります。

【燦ホールディングス株に向いている投資スタイル】

燦ホールディングスは安定株・資産株投資が適しています。

ネームバリューに秀でた株ではありませんが、安定感は凄まじいものがあります。財務体質が超優良で黒字決算を維持しており、需要の絶えない葬儀ビジネスを行なっている燦ホールディングスは資産の防御力を高めるのにうってつけの存在です。

成長株や大企業株が欲しい方は燦ホールディングス株は向いていませんが、とにかく守りを固めて堅実な利益を得たい方は燦ホールディングス株が適しています。

現在の配当利回りは2.77%で悪くない利回りです。防御力重視でインカムゲインを受け取りたいのであれば、それなりに優秀だと評価することができます。

注目ポイントはまだあります。それは割安性です。

現在の予想PERは10.1倍、実績PBRが0.4倍でかなり割安なのが分かります。燦ホールディングスは注目されてなさすぎて出来高が低いのですが、正直ここまで良い結果を残しているのにこのPBR値はありえないと思います。

財務優良な割安株が欲しい方は燦ホールディングスへの投資を検討しても良いでしょう。

資産株投資や安定株投資戦略を採用するのであれば、燦ホールディングスはSランクをつけても良いほどです。

(上記の情報は2014年1月21日に記載しました)


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