山九 (9065)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名  山九株式会社 
(さんきゅう 英称:Sankyu Inc)
・証券コード 9065
・業種     陸運業
・決算    3月
・設立年 1917年11月
・上場年 1962年3月

・1株価格487円(8/11終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約48万7000円

・予想PER13.23倍、実績PBR1.13倍、実績BPS432.16、予想配当利回り1.85%

管理人評価C



【会社紹介】

山九は総合物流事業を行なっている会社です。


「人を大切に」という経営理念を抱いており、「ありがとう」という気持ちを大切にしている山九は人と向き合うビジネスを行なって利益を上げてきた実績があります。

山九という社名も「ありがとう」という気持ちからきており、感謝の心を忘れないで社会に貢献するビジネスを実施しているのが山九の長所です。

 

アジア地域で幅広い物流ネットワークを構築している山九は、「成長著しいアジア諸国で物流業務を行ない、日本・国外のお客様に信頼される戦略」を実施しているのがポイントです。

作業エリアを拡大し、コスト改革を成し遂げることによって「収益率」を高める戦略を実践している山九は、世界各国の物流企業と戦える競争力を保つことを目標にしています。

「山九に運べないものはない」というのが自慢で、巨大プラント輸送や重量700トンのガスホルダー移転工事を成功させた実績も持ちます。

操業支援から設備のメンテナンスまでしっかり行なうトータルサポートがウリで、世界レベルで通用する人材の育成に力を入れています。全社競技大会を開催し、国内グループ・海外グループの人材力を全世界で強化しているのが強みです。

人格・技術で模範的存在となる技術者に対し、「マイスター」の称号を贈って個人のモチベーションを高めつつ、全体の模範となる存在を確立して学ぶ対象を明確に定めているのが良いです。

 

【グローバル育成に力を入れている山九】

山九はお客様の信頼に応え、グローバル単位で成長するために「人材育成」を積極的に行なっています。

山九が重視している人材は「人間性と技術力に長けた技術者」で、研修制度や全社溶接競技大会などを通じて人材レベルの向上を図っています。

仕事のプロを育成することが得意な山九は、「人材の質の高さでグローバル競争を勝ち抜く」という戦略を定めているのが注目ポイントです。

人材育成にはお金と時間がかかりますが、堅実に成長したければ自社グループの人材力を向上させるのが良策になります。

 

東日本・西日本能力開発センターを利用して「熟練技能集団」の育成を徹底的に行なっている山九は、今後も人材育成路線を歩んで自社価値の向上に努めてほしいところです。

 

【山九の財務分析】

山九は2010年から2014年にかけて黒字決算を維持しています。

2014年通期決算の売上高は4344億4500万円、営業利益は165億6800万円、経常利益は150億9400万円で営業利益が減り続けているのが気になります。純利益は91億5300万円で、昨年より利益額が減ってしまいました。

来期は増益が予測されています。

化学プラントメンテナンスなどの大型案件が効果を発揮しています。アジア地域で営業管理体制を強化している山九は、新興国の営業レベルを高めて更なる受注を確保することを望んでいます。

財務面は微妙です。

自己資本比率は37.9%。有利子負債額は778億3800万円です。

 

【山九株に向いている投資スタイル】

山九は成長株投資が適しています。

営業利益を減らし続けてきた実績が気になりますが、1Qで良い結果を出している山九は今後の再成長が期待できる優秀企業です。黒字経営の維持力にも長けており、安定配当も支払っているので長期投資に向いている株になります。

財務状態はそこまで良くないので資産株として評価するのは危険ですが、成長性を評価すればそれなりに優秀な株であると分析することができます。

万が一、減益が発表されても配当額が変化する可能性は低いので、守りの投資に向いているのが良いです。

(上記の情報は2014年8月12日に記載しました)


スポンサードリンク