しまむら (8227)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社しまむら
(しまむら 英称:SHIMAMURA Co., Ltd.)
・証券コード 8227
・業種     小売業
・決算    2月20日
・設立年  1953年5月
・上場年  1988年12月


管理人評価A

【会社紹介】

しまむらは「ファッションセンターしまむら」を経営している会社です。


しまむらというファッションブランドは多くの方に認知されており、影響力は抜群です。普段着を安価価格で販売しているのが武器で、リーズナブルな値段で服を販売しているのがしまむらブランドを支えている理由になります。

主力店舗はファッションセンターしまむらで、1299店舗運営しています。店舗数が多いという特徴もしまむらの認知度を上げることに繋がります。ファッションセンターしまむらは20代から50代までのファミリー層を対象としており、若者の人気も集めています。

商品の品揃えも豊富で、家族で買い物が楽しめる店舗作りを実践しているのがウリになります。

「今欲しい物を低価格で販売する戦略」を取っており、しまむら価格と呼ばれる価格設定は多くの人に受け入れられます。ただ安いだけではなく、高品質なプライベートブランドの開発を通じてトータルクオリティーを上げています。

現在は大都市の出店を推し進めており、更に利益を拡大するための出店戦略を実践しているのです。

商品の値段が下がると利益率が下がるのが難点になりますが、しまむらはローコスト経営を通じて利益を出す体質を作り出しているのです。商品開発、店舗運営、物流に到る全ての作業を自社で行っており、無駄なコストを下げる努力を重ねているのが武器です。

次に店舗数が多いのは「CASUAL & SHOES アベイル」です。現在280店舗展開しており、15歳から35歳のお客様をメインターゲットにしています。ファッションセンターしまむらと比較して対象年齢が低く、若者の人気を得るアイテムを多数販売しているのが魅力です。

ファッションのトレンドを掴んで商品の品揃えに反映し、トータルコーディネートという形でおしゃれを演出することができます。国内500店舗の出店を目標にしているのです。

「バースデイ」はベビー・子供用品の専門店として活躍している店舗です。

出産を控えた奥様や子育て中のお客様まで満足できる品揃えを実現しており、あらゆるシーンに対応できる商品提供力が強みです。子育て世代のお客様が満足できる商品を販売しているのがバースデイです。

このように、しまむらは店舗毎にターゲットを明確にして商品を充実させているのがウリです。多くの店舗で安価で高品質というテーマを厳守しており、様々なお客様のニーズに応える戦略を練っています。

【しまむらが成長を続ける理由】

しまむらの行なっているビジネスは決して楽なものではありません。総合衣料品販売のビジネスは競合が激しく、利益が出ていない会社も存在するのです。

そんな中、しまむらが勝ち組企業として躍進を続けているのは独自の物流システムを築いているのが大きいのです。しまむらは商品の安価提供で名を馳せた会社ですが、その秘密の1つは独自に築いた物流システムにあります。

中国の生産工場から商品を出荷し、直接しまむら商品センターに納品する仕組みを作ったのです。

コストの安い国で商品を生産し、物流過程を合理化して価格を下げる努力を続けているのです。完全に自動化された超高速物流システムが上手く稼働しており、物流の無駄を省いて高品質商品を安く提供しているのがしまむら躍進の秘訣になります。

いくら商品を安価提供しても利益が出ていなければ意味がありません。しまむらは「商品を安い値段で販売しても利益が出るシステム」を作ったのが大きいのです。

また、ローコスト経営を実現するためにマニュアルの充実化に取り組んでいます。


マニュアルを更に有効化するためにしまむらは「改善提案制度」を実施しています。毎年5万件以上の改善提案が寄せられるしまむらは、1つ1つの提案を検証してマニュアルに反映されているのです。

実はこの改善提案制度は名証2部に上場している未来工業(7931)も実践しているのです。

未来工業も相当優秀な会社ですが、未来工業の利益を支えているのは改善制度です。合理化を追求することを考えると現状で満足するのではなく、改善し続けることができる企業体質を保たなければいけません。

従業員が増えると物事を改善するのは難しくなるのですが、しまむらと未来工業は改善力という面で長けているのです。両社に共通しているのは「改善提案制度で上手くいっている」という点です。

また、ドミナント出店を続けているしまむらは立地開発も自社で行っているのです。

総合的な業務を自社で取り組んでいるのがしまむらです。店舗出店するときは不動産会社に立地調査を任せるのが普通になりますが、しまむらは得意のマニュアルを活用して店舗出店に適した立地を見極めます。

このお陰で退店率も低く、合理化されたマニュアルがしまむらの成長に大きく貢献しているのは確かです。マニュアルを有効利用しているのがしまむら躍進の秘密になるのです。

【しまむらの財務分析】

しまむらは売上高と営業利益を伸ばし続けている成長企業です。

2013年も好決算を記録しており、売上高は4920億9700万円までアップしました。営業利益は455億5500万円で、純利益は301億円まで拡大しているのです。前年度の純利益額が275億2300万円だったので、かなり純利益を伸ばしたと判断することができます。

1株益も順調に成長しています。

2009年の1株益は521.3円だったのですが、2013年の1株益は748.5円まで増加しています。しまむらは安定成長に定評のある会社で、理想の成長株として認知されているのです。

ファッションセンターしまむらの既存店の経営は順調で、物流の効率化が促進された影響で営業利益が増えました。不安材料は円安による原価の上昇と消費税の増税です。増税後も総額表示をするしまむらは、決算が悪化する可能性があります。

財務面は物凄く優秀です。

自己資本比率は83.4%で有利子負債は58億円です。有利子負債の少なさは言うまでもないのですが、80%を超える自己資本比率は素晴らしいの一言です。

これだけ財務状態が良い成長企業はなかなか見当たりません。しまむらが多くの投資家から高く評価されているのも頷けます。

【しまむら株に向いている投資スタイル】

しまむら株は安定成長株として評価するのがお勧めです。1株益も順調に伸びているので成長株投資を実行しても良いですし、優良な財務面を活かして財産株投資を行なっても良いのです。

現在のしまむら株は幅広い戦略に適応することができます。

万能株としての活躍が期待できるしまむらですが、現在の予想配当利回りは1.62%で高配当戦略には向いていません。しまむら株で儲けたければ売却益狙いの投資に力を注ぐのが良いでしょう。

売却益狙いだと株数を多く揃えるのが得策となりますが、現在のしまむらの株価は9860円です。100株購入する場合98万6000円の投資資金が必要になるため、よほど投資資金が多い方でないと売却益に期待するのは難しいのです。

主力株として活躍できるだけのポテンシャルを秘めていますが、株価が高過ぎるのが難点です。どうしてもしまむら株が欲しい方はミニ株制度やS株制度を活用するのが良いでしょう。

長期保有するのに適した株であるのは事実なので、しまむら株を多く揃えれば大活躍が期待できます。1番の問題は投資資金の額になるため、リッチな方向けの株という弱点が存在します。

【しまむらの株主優待】

2月20日の権利確定日にしまむら株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で1000円分の買物券2枚(2000円相当)

・1000株以上保有で1000円分の買物券4枚(4000円相当)

・3000株以上保有で1000円分の買物券6枚(6000円相当)

・5000株以上保有で1000円分の買物券10枚(10000円相当)

(上記の情報は2014年1月1日に記載しました)


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