清水建設 (1803)

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・上場市場 東証1部
・会社名  清水建設株式会社
(しみずけんせつ 英称:SHIMIZU CORPORATION)
・証券コード 1802
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1937年8月
・上場年  1961年10月


管理人評価D

【会社紹介】

清水建設はスーパーゼネコンとして数えられている会社で、民間の建築工事を中心に利益を上げています。

お客様満足度を徹底追求する経営方針を固めている清水建設は、高度な技術力を保ってサービス面を強化する経営戦略を練っています。新興国を中心に業務拡大を成し遂げ、インフラ整備を中心とした受注工事で利益を得ることを狙っています。


国内シェアが頭打ちになっている現状を加味すると、発展が期待できる新興国にビジネス範囲を広げるのは良策として評価することができます。

清水建設は規模が大きい会社なので、グローバル企業として躍進することも視野に入れる必要があるのです。

「本業の建築事業の収益力を高め、事業拡大を成し遂げつつ、安定収益を確保する」という経営方針を掲げている清水建設は、大企業の優位性を保つことを強く意識しているのが分かります。

コア事業で収入を上げるのは勿論のこと、不動産の投資開発事業に力を入れて受注工事以外でも利益を得られる体質を強化したいと考えているのです。

大企業らしく、豊富な施工実績を誇るのは素晴らしいです。

特に教育施設の実績には定評があります。清水建設は事業企画から施設の運営までサポートできる体制を整えており、お客様に末永く愛されるパートナーとして輝いているのが良いです。

土壌浄化技術も保有している清水建設は、「幅広い分野で利益を上げられる大手企業」として評価することが可能です。10年後も最先端であり続けるデータセンターの建設能力にも長けている清水建設は、会社の実力を疑う必要はないのです。

【技術開発に強い清水建設の魅力!】

清水建設は会社規模が大きすぎて全てを語るのがとても困難ですが、特別に注目したいポイントが1つあります。

それは技術開発能力です。

ひび割れゼロを実現する「超低収縮コンクリート」を開発した実績があります。これがどれだけ凄いことか分かりづらい人も多いと思うのですが、業界で初めて超低収縮コンクリートを開発したと言えば技術力の高さを理解して貰えるでしょうか。

コンクリートは寿命を伸ばして耐久性を向上することが求められていましたが、現在のコンクリートは乾燥収縮という特徴があり、それが原因となってひび割れを起こすことが多々あったのです。

しかし、清水建設の開発した超低収縮コンクリートは乾燥収縮をほぼゼロにしてひび割れを防ぐという、超高性能コンクリートを自社で独自開発したのです。

また、高齢者見守りシステムや液状化防止に役立つ改良地盤を設計した実績のある清水建設は、技術開発能力に優れた会社だと分析することができます。

【清水建設の財務分析】

清水建設は営業利益や売上高が安定していない傾向があります。

2013年通期決算の売上高は1兆4160億4400万円まで伸ばすことができたのですが、営業利益は131億100万円まで減っています。

しかし、経常利益は173億3000万円まで増加しており純利益額も59億100万円まで向上しています。前年度の純利益が14億3000万円だったので、良い結果を残したと判断することができます。

来期は営業利益の増大が予測されています。

清水建設は採算性を重視して工事を受注しているという特徴があるのですが、労務費の増加によって建築事業の利益率が低下してしまいました。しかし、土木事業の好採算業務のお陰で結果的に利益額を増やすことができそうです。

財務面は良くないです。

自己資本比率は26.3%、有利子負債額は3477億5600万円で自己資本比率が低いのが難点です。

【清水建設株に向いている投資スタイル】

高い技術開発能力を誇っている清水建設ですが、株としての評価は微妙です。

成長性に長けているわけではないですし、現在の株価はかなり割高です。

予想PER73.42倍というデータを見ても分かる通り、PER値が高すぎて魅力的な割安株だと分析できないのが難点です。

清水建設株はキャピタルゲイン狙いには適していませんが、配当金狙いだとどうでしょうか? 

現在の予想配当利回りは1.25%で高配当株投資には適していないことが分かります。株価も割高で配当利回りも低い清水建設株は、どう好意的に解釈しても「美味しい株」だと言い切れないのが残念です。

スーパーゼネコンが好きな方は清水建設に投資しても良いでしょう。

【清水建設の株主優待】

3月の権利確定日に清水建設株を1000株以上保有していると、自社木工製品を受け取ることができます。

参照URL http://www.shimz.co.jp/ir/stock/courtesy.html

(上記の情報は2014年1月31日に記載しました)


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