システナ (2317)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社システナ
(しすてな 英称:Systena Corporation)
・証券コード 2317
・業種     情報・通信業
・決算    3月
・設立年  1983年3月
・上場年  2002年8月

・1株価格744円(3/28終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約7万4400円

・予想PER11.64倍、実績PBR1.61倍、予想配当利回り4.03%

管理人評価B

【会社紹介】

システナは携帯電話向けのソフト開発支援サービスを提供している会社です。


「お客様の商売が繁盛するお手伝いをさせていただく」ことを目標に掲げているシステナは、IT技術を駆使して他社の戦略的パートナーとして活躍しているのが魅力です。

ITスキルが非常に高く、IT戦略に必要なツールを導入したり、IT情報を分析したりするサービスを提供しています。

2015年3月期を最終年とする中期経営計画を策定しています。

営業利益は2.5倍以上、売上高の成長率を35%以上に設定しているシステナは「成長意欲の高い会社」として評価することが可能です。成長路線を歩んでいるシステナは配当利回りも高く、株主還元を忘れていないのがポイントです。

「高配当を維持しつつ、会社の成長を目指す」ことを意識しているシステナは、売却益狙いの投資家と配当金狙いの投資家の両方から高く評価されているのです。

2009年から2013年の決算データを分析すると、持続的発展を遂げていないのが難点です。

スマートフォンビジネスが拡大していますが、システナもスマートフォンの普及に従って「総合的な開発支援」を行なっているのが注目点です。成長が期待できる業界に属し、他社が喜ぶサービスを提供しているシステナはIT時代に必要な会社だと分析することができるのです。

【積極投資が躍進のカギ!? システナの経営戦略に迫る!】

2014年通期決算は減益が予測されているシステナですが、黒字経営を維持することは可能です。

なぜシステナは減益になってしまったのでしょうか? その秘密は積極投資にあります。

システナはSNS市場でゲームコンテンツを新投入したり、海外進出を成功するための投資を行った結果、減益になったのです。

この結果をどう判断したら良いのでしょうか……。

積極投資を行なうのは良いのですが、中期経営計画を達成するのは本当に可能でしょうか?

投資を通じて将来の業績を伸ばすのは上策になりますが、中期経営計画が達成できないと投資家から不信感を集めることになります。

配当性向は40%を維持する予定だと公言していますが、実際は40%を軽く超えています。

2012年3月期の配当性向は94.7%で、2014年3月期の予想配当性向は74.1%です。配当性向が物凄く高いです。

「安定配当を実現しているから配当性向が高くなっているのが現状になりますが、株主からすればシステナの配当支払い方針は悪いものではありません。

それにしても2012年の配当性向が94.7%とは……。普通、成長企業は配当性向を低めに設定し、再投資を行なって企業規模を拡大する戦略を取るものですが、システナは株主還元意識が物凄く強いです。

このデータは株主にとって悪い情報ではないので、「システナは安定配当を継続する意識が高い」と評価することができます。配当金狙いの投資家と相性が良いのです。

【システナの財務分析】

システナは2011年から2013年にかけて黒字経営を維持していますが、利益額が毎年バラバラなのが気になります。

2013年通期決算の売上高は316億6200万円、営業利益は22億4400万円、経常利益は22億9200万円で、売上高や営業利益額を増やすことができました。純利益は12億300万円まで伸ばしたのが素晴らしいです。

しかし、来期は減益が予測されています。

研究開発費が増えたのが減益理由になります。投資や研究に資金を注ぐのは決して悪い手段ではないので、そこまで悲観視する必要はありません。既存事業の拡大を狙えば、将来利益上昇を期待することが可能です。

財務面は優秀です。

自己資本比率は61.4%。有利子負債額は19億2600万円で、優秀な財務状態を維持しているのが分かります。

【システナ株に向いている投資スタイル】

システナは持続的発展を遂げている株ではありませんが、全体の方針を評価するとかなり良い株であることに気づきます。

まず、安定配当を支払う意志が強いのが素晴らしいです。財務状態に秀でているから40%以上の配当性向を維持することができるのですが、「安定高配当を求める投資家」と相性が良いのです。

現在の予想配当利回りも4.03%で、優良な利回りを維持しています。

何気に増益歩調も維持しており、将来の配当金にも期待が抱けるのが素晴らしいです。

割安性、将来性は微妙ですが、「配当金狙いの投資」を行なうのであればシステナ株はかなり優秀です。配当金収入を重視している投資家はインカムゲイン狙いの投資に徹するのがお勧めです。

(上記の情報は2014年3月30日に記載しました)


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