錢高組 (1811)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社錢高組
(ぜにたかぐみ 英称:The Zenitaka Corporation)
・証券コード 1811
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1931年4月
・上場年  1961年10月

管理人評価E

【会社紹介】

錢高組は中堅ゼネコンとして活躍している会社です。

300年以上の歴史を持つ錢高組は数々の施工実績を持っているのが武器です。特に秀でているのが免震技術で、地震が多い日本では免震技術に優れている企業が重宝される傾向があります。


免震レトロフィットという技術を保有している錢高組は、建物を解体しないで耐震化を実現させることができるのです。

免震レトロフィットは地下に免震装置を設置し、建物の耐震強度を強化する特殊技術です。

免震レトロフィット工事はどの会社でもできることではありません。錢高組は持ち前の技術を活用して難しい課題に取り組んでいける工事技術に秀でた企業として評価することが可能です。

錢高組の技術は実績という形で反映されています。

数多くのホテルを建てたり、オフィスビルをたくさん建築した実績のある錢高組は最新技術を活用して今という時代を生きる建築会社です。

【赤字転落を何とかしなければいけない錢高組】

錢高組のここ近年の決算状態はとても悪いです。

2011年はマイナス19億6300万円の営業利益を出しました。翌年は黒字回復を果たしたのですが2013年通期決算でまた赤字転落しています。

施工実績や会社の歴史は素晴らしいのですが、決算面を分析すると優良株だと評価できないのが難点です。建築業界は景気の影響を受けやすいビジネスですが、現在のようにそこそこ景気が良い状態で利益を出せないのはかなり危険です。

もちろん、銭高組も現在の状況を良しとは思っていません。

アフリカ・ウガンダ国で「ナイル架橋建設工事」を受注しました。他にもベトナムを中心に受注工事を狙っている錢高組は海外案件を通じて利益増加を狙っています。

【錢高組の財務分析】

錢高組は決算状態が安定しておらず、黒字と赤字を繰り返しているのが難点です。

2013年通期決算の売上高は1136億500万円、営業利益はマイナス48億4500万円、経常利益はマイナス44億5900万円です。純利益額も45億8100万円の赤字となっており、良い結果を残すことができませんでした。1株益はマイナス63.7円になっています。

財務面も悪いです。

自己資本比率は22.1%。有利子負債額は391億1000万円で、自己資本額は334億2500万円です。自己資本比率が低く、有利子負債額も多い現在の財務状態は改善すべき課題になります。

【錢高組株に向いている投資スタイル】

錢高組は色々と残念な株です。

成長力に長けていないのが難点です。そもそも赤字経営から脱出しないと成長株投資を実行することはできません。黒字回復に向けて逆張り投資を実行する手段もありますが、最初から優良株を狙うのであれば錢高組は不向きでしょう。

財務面も悪く、安定性にも期待が持てない錢高組株はどの投資スタイルにも対応しづらい弱点を抱えています。

現在の予想PERは47.59倍、実績PBRは0.55倍でPER値がとても高いです。割安性に長けていると分析することもできません。

優良株が欲しい方は他の株を探した方が良いのですが、錢高組の再起に期待が抱ける方は逆張り投資を実行するのがお勧めです。

予想配当利回りは0%なので、配当金収入に期待してはいけません。

(上記の情報は2014年2月3日に記載しました)


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