四電工 (1939)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社四電工
(しでんこう 英称:Yondenko Corporation)
・証券コード 1939
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1963年5月
・上場年  1973年11月

・1株価格355円(3/20終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約35万5000円

・予想PER47.97倍、実績PBR0.34倍、予想配当利回り2.82%

管理人評価C

【会社紹介】

四電工は、四国電力グループの電気通信工事や電力関連工事を行なっている会社です。


四国電力グループの一員として活躍しており、四国に住んでいる人たちに対して電力を安定供給しています。建築設備の設計・施工を行なったり、太陽光事業にも進出していたりする四電工は「総合設備企業」としての発展を夢見ています。

事業範囲を広げて利益額を高め、自社を成長させようと試みる四電工は「拡大戦略」を実施していると分析することができます。ここ近年の業績に関しては厳しい状態が続いていることを自覚していますが、「ピンチはチャンス」だと四電工は考えています。

ピンチはチャンス、この考え方は素晴らしいです。

「ピンチは自己変革を遂げ成長する好機」と明言しています。四電工の考え方は個人的に共感を抱きます。上手くいっているときは「今の状態を維持すれば良い」と考えてしまいがちですが、業績が芳しくないときは何かしら対策を打たなければいけません。

ピンチはチャンスという前向きな考え方を抱いている四電工は業績復活が期待できます。

会社の改善・改革に取り組んで再躍進を遂げることを祈っています。

【四国電力との結びつきが強い四電工】

四電工と言えば四国電力です。

平成24年度の取引先別の売上高を分析してみると、52%の売上高を四国電力から得ていることが分かります。残りの48%は民間や官公庁から工事を受注しており、「四電工は四国電力の依存度が高い」と解釈することができます。

工事別売上高を見てみると配電工事が売上高の46%を占めており、「四国電力の配電工事を中心に利益を上げている」のが四電工の注目ポイントです。

人々の生活をサポートするために配電工事を行なうのは必須で、「需要が途切れないビジネス」を行なっている点は高く評価することができます。しかし、継続的成長を成し遂げたければ今後市場成長が期待できる業種に新規参入する必要があります。

四国だけではなく、関東や関西圏にも進出して売上増加を狙っている四電工は「四国電力以外の売上高を高める方針」を貫いていることが分かります。

個人的に四国以外の地域に手を広げるのは良策だと思います。

四国で地域密着経営を行ないつつ、着々と事業範囲を広げれば四電工再躍進の道が拓かれます。

【四電工の財務分析】

四電工は2011年から2013年にかけて黒字経営を維持していますが、利益額を年々落としているのが気になります。

2013年通期決算の売上高は680億1300万円、営業利益は9700万円、経常利益は5億6000万円で、昨年度よりも営業利益額を落としています。純利益は400万円でちょっと残念な結果を残してしまいました。1株益は0.1円まで減少しています。

しかし、来期は増益を達成する見込みです。

太陽光事業や防災無線のデジタル化工事が好調です。人件費の増大や資材の高騰が懸念材料になりますが、太陽光事業を中心に伸ばしていけば増益歩調を維持することができます。

財務面は良いです。

自己資本比率は62.8%、有利子負債額は22億200万円で自己資本比率が高いです。

【四電工株に向いている投資スタイル】

四電工は会社として評価すると優秀だと思うのですが、株として評価するとイマイチです。

割安性に長けておらず、利益額を下げ続けた実績もあるので売却益狙いの投資を実行するのは不向きです。PBR値は0.34倍と低いのですが、PER値が高すぎます。

四電工の素晴らしいところは「利益が減っても安定配当を支払っている点」です。

特に2013年は1株益が0.1円しかなかったのですが、10円の年間配当金を支払っています。自社の上げた利益よりも多く配当金を払っているのは凄いです。

株主還元意識が強いので、安定配当株投資を実行したい方は四電工株が適しています。

四電工で利益を上げたければ配当金狙いの投資を実行するのがお勧めです。今後、業績が回復していけば株価も向上するので、「業績回復を期待して株を長期保有する手段」を選択しても良いのです。

(上記の情報は2014年3月21日に記載しました)


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