ゼンショーホールディングス (7550)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ゼンショーホールディングス
(ぜんしょーほーるでぃんぐす 英称:ZENSHO HOLDINGS CO.,LTD)
・証券コード 7550
・業種     小売業
・決算    2月20日
・設立年  1982年6月
・上場年  1997年8月


管理人評価C

【会社紹介】


ゼンショーホールディングスは株式会社ゼンショーや株式会社なか卯をグループ会社にしている持株会社です。


売上高構成比率で1番高いのは牛丼カテゴリーで、44.2%です。次に高いのがレストランカテゴリーでこちらは36.5%になっています。(2013年8月1日時点のデータ)

ゼンショーグループは「世界から飢餓と貧困を撲滅する」という素晴らしい理念を掲げており、食を通じて社会貢献することを明言しています。世界人口を支えるだけの食料品は生産できるため、飢餓を撲滅するのは不可能ではありません。

取引は世界各国で行なわれており、グローバル経営を成し遂げている会社として有名です。食の安全にこだわるために海外企業とも積極的に取引しているのが特徴です。

「フード業世界一を目指す」という高い目標を設定しているゼンショーホールディングスは、消費者の動向を重視した経営戦略を貫いています。ゼンショーグループは世界を代表する食品企業グループとして躍進する予定です。

食のこだわりを貫き通しているゼンショーホールディングスは卵の品質管理も徹底しています。ほこりやチリをGPセンター(鶏卵洗卵選別包装施設)に持ち込まないのはもちろんのこと、検卵を通じて品質の高い卵だけを提供する体制を整えているのです。

卵は牛丼を食べるときも多く使われる人気商品です。安心して生食できる卵を提供するために、ゼンショーグループは食の安全を徹底して守っています。

【すき家運営が中核事業のゼンショーホールディングス】

ゼンショーホールディングスの1番の強みは何と言ってもすき家でしょう。牛丼業界でトップに輝いているすき家ブランドは本物で、多くの人々に愛される店舗運営ができているのです。

牛丼は1杯280円で提供しており、安売り路線を貫いているのが分かります。この280円という値段はかなり破格で、1杯の利益は10円以下だと言われているのです。並盛りだけ頼まれてしまうとゼンショーホールディングスはほとんど利益が出ませんが、サイドメニューやトッピングなどを通じて利益を出すシステムを作り出しているのです。

しかし、価格競争が熾烈な牛丼業界は未来が明るいとは言えません。

安価な値段で食べられる牛丼は「庶民の味方」として輝き続けていますが、儲けるという観点から分析するとかなり厳しいです。

不況に強い外食産業として注目を浴びた牛丼ビジネスですが、薄利多売を前提としているので良立地でないと利益が出ないという弱点があります。どの商売も立地が重要なのは言うまでもないですが、価格競争とシェア争いが激しい牛丼ビジネスは更に立地条件が大切になってくるのです。

また、すき家は「たまごかけごはん朝食」も提供しており、ご飯並で1杯200円という驚愕の値段を設定しました。

このように、ゼンショーホールディングスは低価格をウリにした外食ビジネスで利益を出している会社であると分析することができます。低価格路線を貫くのは消費者にとってありがたいのですが、成長性があるかと問われれば疑問符をつけずにいられません。

【ゼンショーホールディングスの財務分析】

ゼンショーホールディングスは売上高を伸ばし続けている会社です。

2009年通期決算の売上高は3101億8000万円だったのですが、2013年通期決算の売上高は4175億7700万円まで拡大しているのです。すでに大企業として活躍しているゼンショーホールディングスは、2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しているのがポイントです。

2013年通期決算の純利益は50億5800万円で、1株益は41.8円まで向上しています。

来期は厳しい決算になります。

過当競争に晒された影響で客足が遠のいているのが痛手です。牛肉原価も向上し、踏んだり蹴ったりの状況が続いているのが難点です。

この現状を打破するために、ゼンショーホールディングスは牛丼のトッピングメニューを増やすことにしました。現存店の利益を回復し、多くの利益を得る体質を築き上げるのが重要になります。

また、事業買収も積極的に行なっており、会社規模を拡大する方針を貫いています。回転寿司の育成も順調に進んでおり、主力産業として活躍することが期待されています。

財務面は悪いです。

自己資本比率は16.4%。この自己資本比率も問題ですが、1401億3200万円の有利子負債は明らかに経営の足を引っ張っています。自己資本は419億7500万円なので、現在の有利子負債はかなり多すぎると捉えることが可能です。財務健全株として評価することはできません。

【ゼンショーホールディングス株に向いている投資スタイル】

ゼンショーホールディングスは非常に厳しい株になります。価格競争に勝とうと努力していますが、このままでは牛丼業界そのものが壊滅的な危機に陥る可能性があります。

牛丼の低価格路線で苦しんでいるのは牛丼ビジネスを行なっている会社だけではありません。他の外食産業も低価格路線のビジネスに苦しんでおり、外食産業が衰退している原因の1つだと言われているのです。

ゼンショーホールディングスは成長株投資を実行するのはお勧めできません。その代わり、安定配当株投資を実行するのは検討する価値があります。

1株あたりの年間配当額は16円を維持する予定です。しかし、財務面が芳しくないので安定株として評価するのも微妙です。成長性も薄く、安定株投資も危険なゼンショーホールディングスは意外と使い勝手が難しい株になるのです。

どうしても投資したい場合、株主優待目的で少額投資を実行するのがお勧めです。

ゼンショーホールディングスの株主優待券は非常に使い勝手が良く、外食代を減らす役目を果たしてくれるでしょう。

【ゼンショーホールディングスの株主優待】

3月か9月の権利確定日にゼンショーホールディングスの株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。(年2回)

・100株以上保有で500円分の優待券2枚(1000円相当)

・300株以上保有で500円分の優待券6枚(3000円相当)

・500株以上保有で500円分の優待券12枚(6000円相当)

・1000株以上保有で500円分の優待券24枚(12000円相当)

・5000株以上保有で500円分の優待券60枚(30000円相当)

300株以上の株主の方は、未使用優待券を3000円分送り返すと自社商品と交換することが可能です。

参照URL http://www.zensho.co.jp/jp/ir/complimentary/index.html

(上記の情報は2013年12月16日に記載しました)


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