中外炉工業 (1964)

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・上場市場 東証1部
・会社名 中外炉工業株式会社
(ちゅうがいろこうぎょう 英称:Chugai Ro Co.,Ltd.)
・証券コード 1964
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1945年4月
・上場年  1962年10月

・1株価格232円(4/1終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約23万2000円

・予想PER不明、実績PBR0.93倍、予想配当利回り2.59%

管理人評価E

【会社紹介】

中外炉工業は工業炉や産業機械などを販売している会社です。


開発力と設計力を武器に現代社会を生き残ってきた中外炉工業は、お客様のニーズを満たす製品づくりが得意です。モノづくり企業として活躍することを望んでおり、独創的な技術を駆使して再躍進を図っているのがポイントです。

新規顧客開拓に力を入れており、売上高拡大を目指して社内一丸となって努力しているのが印象的です。

積極的に営業を続けて業績を早期回復することを狙っており、「ピンチをチャンスに変える意識」が強いと判断しました。

赤字が続いている中外炉工業ですが、株主の利益を考える姿勢は衰えていません。株主に利益を還元するために200万株の自己株式を取得したり、赤字決算でも配当金を支払ったりしているのがポイントです。

現状を打破するために「経営改善活動」を強化しており、世の中の動向が悪くなっても利益を出せる組織を作るために力を尽くしています。

新商品を開発して苦境を乗り越えたいと考えており、太陽光発電やバイオマスといった再生可能エネルギーの分野に手を伸ばしたり、有機ELなどの成長市場に進出したりして収益を高める努力を怠っていないのです。

既存株主からすれば苦難の日々が続きますが、中外炉工業は株主還元をしっかり意識している会社です。

【赤字業績がきつい中外炉工業をどう分析するか?】

中外炉工業は2013年通期決算で赤字を出しており、来期も赤字経営を継続する見込みです。

赤字経営に陥っても赤字額が毎年縮小していれば良いのですが、中外炉工業は来期の営業赤字幅が拡大することが予測されています。赤字対策の具体的なプランは練られているのですが、数字で結果を出せていないのが問題です。

国内設備投資の縮小化に対応するためにグローバル作戦を推し進め、海外諸国から受注を得る作戦を取っています。

これが吉と出るかが中外炉工業の今後を左右します。総合的にデータを分析した結果ですが、中外炉工業は「景気で業績が左右されやすいビジネス」を行なっているので安定力を求めるのはかなり危険です。

【中外炉工業の財務分析】

中外炉工業は2013年に赤字を出したのが残念です。

2013年通期決算の売上高は332億9800万円、営業利益はマイナス3億2800万円、経常利益はマイナス3億6800万円で散々な結果を残してしまいました。純利益もマイナス5億6400万円になっており、良い結果を残せたとは言えません。

来期は赤字幅が拡大する見込みです。

円安の影響によって鉄鋼調達コストが増加したのが痛いです。経費を減らして無駄遣いを抑制しているのですが、赤字幅を減らす効果が表れていないのが懸念材料です。

財務面は良いです。

自己資本比率は54.3%。有利子負債額は41億1700万円で、自己資本比率がそれなりに高いです。

【中外炉工業株に向いている投資スタイル】

中外炉工業は相当厳しい株です。

赤字幅が縮小しているならまだポジティブな評価を下せるのですが、赤字が増えている現状はどうしようもありません。

そもそも外部要因が原因で赤字になる体質を築いている時点で、「利益を得る仕組みが確立されていない」ということになるため、安定株投資を実行するのはお勧めできません。

赤字を出しているので成長性に期待を抱くのも危険です。

「赤字でも配当金を支払っているから、配当金狙いの投資は狙い目なんじゃ?」と考える人もいらっしゃると思いますが、中外炉工業は減配歩調を維持しています。年々配当金を減らしているので配当金狙いの投資に向いている株ではないのです。

私はこういう株に投資するのはかなり危険だと思います。

中外炉工業の経営戦略に賛同出来る方は株を買っても良いでしょう。

(上記の情報は2014年4月3日に記載しました)


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