ダイビル (8806)

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・上場市場 東証1部
・会社名  ダイビル株式会社
(だいびる 英称:DAIBIRU Corporation
・証券コード 8806
・業種     不動産業
・決算    3月
・設立年  1923年10月
・上場年  1950年12月


管理人評価C

【会社紹介】

ダイビルは不動経営を行なっている会社です。商船三井グループに属しており、ビル貸賃の名門企業として君臨しています。


お客様の信頼を得る戦略を重視しており、信頼溢れるビル貸賃業務を行なうように心がけています。中核事業はオフィスビル事業で、商業ビルやホテルビルを貸して利益を上げているのが強みです。ダイビルは貸賃事業を通じて安定した利益を確保しているのです。

古くなったビルは積極的に改築工事を行ない、ビルの資産価値を守る取り組みを行なっています。お客様に快適なビルを提供するための努力を怠らないのがダイビルの強みです。

また、2012年1月にベトナム・ホーチミンにあるサイゴンビルを取得し、ダイビル初の海外オフィスビル事業を始めることができました。日本で培ったビル運営のノウハウをベトナムでも活かし、グローバル企業として躍進する予定です。

【貸賃業務が利益の柱】

ダイビルの利益の中心になっているのは貸賃業務です。

ビル以外にも様々な不動産を貸し出し、貸賃収入を手に入れているのがポイントです。住宅貸賃事業ではビル運営で培った経験を活かし、利用者の暮らしをアップグレードする取り組みを行なっています。

本格ファミリーマンションや単身赴任向けのマンションなど、様々な種類のマンションを貸し出して利益を得ています。多様化するニーズに応える姿勢を貫いており、取扱う不動産の種類が豊富なのも武器です。

他にも不動産仲介事業やビル管理事業なども行なっています。

不動産仲介事業では物件の紹介から契約まで万全なサポートシステムを完備しており、たくさんある物件からお客様にあった不動産を紹介することに定評があります。

ビル管理事業はビル運営に必要となる業務を請け負っており、ビル清掃や警備業なども行なっているのが強みです。ビル運営のノウハウに長けているダイビルは、ビル資産を活かして利益を上げるのが得意です。

【ダイビルの財務分析】

ダイビルは営業利益は下がり続けていますが、純利益は伸び続けている面白い会社です。

2011年から2013年にかけて黒字経営を維持しており、2013年の通期決算は48億8000万円の純利益を得ることができました。営業利益や経常利益は低下しており、2013年の経常利益は85億700万円となっています。

やはりビル管理業務は手堅いビジネスだと分析することができます。オフィスの稼働率はとても高く、ダイビルの安定経営を支えています。修繕費などの維持費用が気になりますが、不動産を取り扱っている会社なら受け入れなければいけない支出です。さほど心配する必要はないでしょう。

財務面は普通です。

自己資本比率は40.5%。有利子負債はちょっと多く、1378億1200万円もあるのが少し問題です。不動産業はビルの取得などで多額のお金がかかるので、どうしても有利子負債が多くなりやすい傾向があるのです。

今は安定経営を維持しているから大丈夫だと判断することができますが、有利子負債を削減して更に財務面を改善していけば株の価値も高まります。

【ダイビル株に向いている投資スタイル】

ダイビルは安定株投資に向いています。成長株として期待するのは酷なので、安定株候補として投資を検討することをお勧めいたします。

現在の予想配当利回りは1.02%。はっきり言って物足りないです。安定性に優れているのは長所ですが、多額のインカムゲインは期待できません。長期保有する旨味が薄い株なので、大儲けしたい人はダイビル株に向いていません。

安定配当を実施しているので、コツコツ儲けたいと考えている方はダイビル株と相性が良いでしょう。手堅いビジネスを続けているのでこれからも黒字経営が期待できます。

会社はとても優秀なのですが、株としての評価はいまいちです。

(上記の情報は2013年12月6日に記載しました)


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