大末建設 (1814)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名  大末建設株式会社
(だいすえけんせつ 英称:DAISUE CONSTRUCTION CO., LTD.)
・証券コード 1814
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1947年3月
・上場年  1961年10月

管理人評価E

【会社紹介】

大末建設は建築業を営んでいる会社です。


2020年東京オリンピック開催が決まって建設需要が高まるという期待感がありますが、資材高騰や労務費の増加問題が続いており、建築業界の経営状態は厳しいという判断を下すしかありません。

このような状況でも利益を出している会社は存在しますが、大末建設は赤字経営から抜け出すために「誠実をもってお客様の信頼を得る」経営理念を貫いて利益を出すことに成功しました。

当第2四半期連結累計期間の業績は当初の計画を大幅に上回る結果を残しており、営業利益は3億8100万円、純利益は2億7600万円も得ることができたのです。業績が上がったのは喜ばしい事実ですが、1番評価したいのは赤字経営から脱却したことです。

課題は先程申し上げた資材高騰や労務費高騰問題です。

特に労務費に関しては他の会社も同様の悩みを抱えているのですが、支出額よりも利益額が多くなれば黒字経営を維持することが可能です。

つまり、労務費の高騰に負けないくらい工事の受注額を高めれば黒字維持を果たすことができるのです。採算重視の受注計画を実行し続ければ、大末建設はこの先も黒字経営を保つことが可能であると予測しています。

【地方ゼネコンとして活躍している大末建設】

大末建設は大阪府の地方ゼネコンとして活躍している会社ですが、施工実績を分析すると関東圏内の建設も見事に成功していることが分かります。

2009年3月に施行した池袋2丁目オフィスビルや2011年3月に施工完了を果たしたライオンズたまプラーザ美しが丘テラスなどを見れば分かるのですが、大末建設の建設技術能力は全国的に高く評価されているのです。

オフィスビル、マンション、教育・スポーツ施設の工事などを手がける大末建設は、幅広い建築に対応できる技術力を持っているのが武器です。

環境問題もしっかり対応しており、環境関連製品を開発したり環境に配慮した施工を行なったりして現代社会の抱える「環境問題」について明確に対処しているのが持ち味です。

【大末建設の財務分析】

大末建設は赤字経営を続けてきた実績があります。

2013年通期決算の売上高は392億4800万円、営業利益はマイナス5億7700万円、経常利益はマイナス7億8600万円、純利益はマイナス8億2600万円で散々な結果を残してしまいました。

昨年度より赤字幅は縮小したものの、赤字経営を続けているのはポジティブに捉えることはできません。

しかし、来期は黒字回復が予測できます。

駆け込み需要の影響もあってマンション建設が好調です。特命工事比率を高めて利益率アップを狙っている大末建設は、採算の良い受注計画を立てていると評価することが可能です。

財務面は悪いです。

自己資本比率は11.8%。有利子負債額は110億3000万円で、38億3400万円の自己資本と比較すると有利子負債額が過剰であることに気づきます。マイナス15億5000万円の利益過剰金もかなり問題で、今後は黒字経営を保って利益過剰金をプラスにすることが望まれます。

【大末建設株に向いている投資スタイル】

大末建設は成長性に期待した売却益狙いの投資が適しています。

黒字回復を達成できそうな現状を評価し、売却益を狙っていくのがお勧めの投資スタイルです。配当利回りは0%でインカムゲイン収入には期待できず、財務面も悪いので長期投資には向いていません。

1番の問題は株価が割高なことです。

予想PERは22.89倍、実績PBRは2.81倍で割安だと言えない株価が投資家の足を引っ張っています。

無配株が割高だと利益を狙うのが難しくなります。

成長株投資に適していると述べましたが、大末建設株よりも成長力に秀でた株は存在するので無理に成長株投資を実行する必要はないのです。

中期投資や投機を織り交ぜて利益を稼いでいくのがお勧めです。大末建設株は儲ける難易度がかなり高いので、初心者は投資を控えるのが良いかもしれません。

(上記の情報は2014年2月5日に記載しました)


スポンサードリンク