・上場市場 東証1部
・会社名 デジタルアーツ株式会社
(でじたるあーつ 英称:Digital Arts Inc)
・証券コード 2326
・業種 情報・通信業
・決算 3月
・設立年 1995年6月
・上場年 2002年9月
・1株価格900円(3/28終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約9万円
・予想PER23.14倍、実績PBR3.47倍、予想配当利回り0.89%
管理人評価C
【会社紹介】
デジタルアーツはセキュリティソフトを開発・販売している会社です。
「インターネット社会に安全・安心を提供する」と公言しているデジタルアーツは、未成年者に対するフィルタリング製品を販売して有害サイトをブロックしています。
「安全を守ることが重要」だと考えているデジタルアーツは、有害サイトを閲覧させないフィルタリングサービスを提供したり、セキュリティ対策が施されたソフトを販売していたりします。
「自分の子供に有害なサイトを見せたくない」と考えている親は非常に多く、健全な教育を行なうために有害サイトを子供から背けるのはとても重要になります。若い人の間でスマートフォンが普及していますが、スマートフォンが普及すればするほど「有害サイトにたどり着く可能性が高くなる」のです。
自分の身を守る術を知らない子供を守るために、デジタルアーツは有害サイトフィルタリングサービスを提供しているのです。
インターネットにおける安全志向が高まる中、デジタルアーツの行なっているビジネスは時代に即していると分析することができます。
「webフィルタリング」と「電子メールフィルタリング」を2本柱に設定しているデジタルアーツは、インターネットの安全を守るビジネスを行なって利益を得ています。
【目指せ成長! デジタルアーツの魅力とは?】
デジタルアーツはここ近年の成長率に長けているのが注目ポイントです。
成長を意識した経営戦略を実行しており、「多くの人々にセキュリティの重要性を認識してもらう活動」を続けているのが印象的です。自治体や教育機関と連携し、「スマートフォンを安全に利用するための講演」を開いて人々のWEB危機意識を高めています。
お客様のWEB意識が高まると、セキュリティソフトを販売しているデジタルアーツは利益を伸ばすことが可能になります。
インターネット社会が発達した現代において、今重要となるのは「危機意識を持つこと」です。
グローバル戦略も意識しており、海外市場を新規開拓する意欲も見せています。実際に北米でマーケティング調査を実施し、商品の質を確かめてもらった経験があります。
英語版のセキュリティソフトを販売して利益を得れば、デジタルアーツは更に発展を遂げることができるでしょう。
インターネットビジネスは全世界の人々が必要としている一大産業です。今後の成長が楽しみな会社です。
【デジタルアーツの財務分析】
デジタルアーツは2011年から2013年にかけて売上高を伸ばし続けています。
2013年通期決算の売上高は29億600万円、営業利益は7億3600万円、経常利益は7億2600万円で、前年度と比較して売上高や経常利益を増やしています。純利益も4億4400万円まで増加しており、かなり良い結果を残したと評価することが可能です。
来期は最高益が予測されています。
スマートフォンが普及したことにより、デジタルアーツの販売するwebフィルタリングソフトのモバイル版の売上が絶好調です。今後も新製品を開発・販売し続ければ持続的発展を成し遂げることが可能だと分析しました。
財務面はとても優秀です。
自己資本比率は80.3%。有利子負債額はゼロで、財務優良企業として輝きを放っています。
【デジタルアーツ株に向いている投資スタイル】
デジタルアーツは選択できる戦略の幅が狭く、私好みの株ではありません。
デジタルアーツ株に向いている投資スタイルは「成長株投資」です。成長力に期待した長期投資を実行するのが1番お勧めです。
予想配当利回りは0.89%でとても低く、インカムゲインを狙う株ではないのです。
株価もかなり割高なので割安株投資を実行するのも不可能です。優良な財務面と、成長性に期待できることを加味して長期投資を決行するしかありません。
短期間の利益を望むのではなく、長期戦略を打ち立ててデジタルアーツ株を長期保有するのがお勧めです。忍耐力のある方はデジタルアーツ株と相性が良いのです。
(上記の情報は2014年3月30日に記載しました)
デジタルアーツ (2326)
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