ダイドードリンコ (2590)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名  ダイドードリンコ株式会社
(だいどーどりんこ 英称:Dydo Drinco, Incorporated)
・証券コード 2590
・業種     食料品
・決算    1月20日
・設立年  1975年1

・上場年  2001年8月


管理人評価B

【会社紹介】

ダイドードリンコは清涼飲料水を販売している会社で、自販機の売上が9割を占める「自販機販売の王様」です。


「本物の美味しさ」を手軽に届けるために缶コーヒーの販売に力を入れているダイドードリンコは、経営資源を製品企画と自販機販売に投入した実績があります。

日本は自販機が物凄く多い国として外国から評価されていますが、ダイドードリンコが日本の自販機増大に貢献したのは間違いない事実です。

手軽に購入することができ、好きなときに飲める自販機は多くの人々から愛されています。

治安の良い日本だから自販機販売ビジネスが成り立つのであって、外国で自販機ビジネスを展開したければ治安の良い国を狙うしかありません。

日本国内で多額の利益を上げているダイドードリンコですが、現在のビジネスモデルは「海外進出が厳しい」という弱点を抱えているのです。治安が悪い国に自販機ビジネスを行なっても自販機が破壊されたり、商品が盗まれたりするリスクが高いのでお勧めできません。

多くの大手企業は海外市場を通じて利益を上げる方針を貫いていますが、ダイドードリンコのビジネスモデルは「海外進出に弱い」と私は分析しました。

日本国内で利益を上げる戦略を練るのも良いのですが、日本はこれから高齢化社会に突入して人口減少が予測されているので、ダイドードリンコの未来は明るいと言い切れないのです。

優れた自社製品を販売しているダイドードリンコですが、将来性には疑問符がつきます。

【優れたビジネスモデルを築いているダイドードリンコの強み】

ダイドードリンコ最大の長所は「自販機で利益を上げている点」でしょう。

コーヒー飲料が売上高の50%以上を占めているダイドードリンコは、「缶コーヒーの騎士」として活躍しています。主力商品は『ダイドーブレンド ブレンドコーヒー』で、すっきりとした甘みと舌を魅了する美味しさがウリの缶コーヒーを販売しています。


約28万台の自販機を設置しているダイドードリンコは、「自販機を通じて自動的に収益が出るシステム」を作り上げているのがポイントです。自社工場を持たないで協力工場で自社商品を製造しているため、設備投資に必要な資金を節約することができます。

時価ベースの自己資本比率は年々向上し続けており、財務改善意識が高いのも良いです。

自販機販売に力を入れているのは伊達ではなく、様々な販促活動を通じて商品を販売しているのも強みです。

例えばダイドードリンコの自動販売機ではポイントカード制度を導入しています。1本買うごとにポイントが貯まるのでポイント好きな女性のウケが良く、ポイント制度はリピーター確保に役だっているのです。

「買って面白い」を実現するために自販機にルーレットを設けています。

数字が揃ったらもう1本無料で飲料をプレゼントしているのです。この遊び心満載な自動販売機は絶大な人気を誇っており、「ルーレットがある自動販売機でないとドリンクを買わない」という人もいるほどです。

お客様に楽しみを与えて販売促進に繋げる戦略は江崎グリコ (2206)も採用しています。

江崎グリコは主力商品の『グリコ』におまけという要素を加えて爆発的ヒット商品を創りだしたことがありますが、江崎グリコとダイドードリンコの販売戦略はとても似ています。

お客様に楽しみを与えて販売数を増やす戦略は良策です。お客様が喜ぶサービスを提供するのが企業の重要なミッションになるため、ダイドードリンコは販売促進能力に優れていると分析することが可能です。

【ダイドードリンコの財務分析】

ダイドードリンコは黒字決算を維持していますが、営業利益が低下したのが懸念材料になります。

2014年1月期決算の売上高は1548億2800万円、営業利益は60億400万円、経常利益は59億6200万円です。前年度と比較して営業利益は24.3%ダウンし、経常利益も22.8%減少しています。

純利益は37億1200万円で利益額が減ってしまったのが痛いです。健全な黒字決算を維持しているのでそこまで悲観的になる必要はないのですが、持続的成長を遂げていないのはマイナスポイントになります。

広告費が大幅に増加し、主力飲料が前年度割れしたのが減益の主な原因になります。

来期も経営競争が厳しくなることが予測されていますが、猛暑効果が期待できれば利益額を増やす可能性が高いです。

財務面は良いです。

自己資本比率が50%を超えており、有利子負債額も少ないダイドードリンコは資産株投資に向いてるのです。

【ダイドードリンコ株に向いている投資スタイル】

ダイドードリンコは資産株投資や、株主優待目当ての投資に向いています。

株主優待目当てでダイドードリンコ株を買う場合、長期戦略に徹するのがお勧めです。長期保有を通じて配当金を受け取りつつ、株主優待も得て自分の資産を潤すのが賢明な判断になります。

現在の予想PERは21.89倍、実績PBRは0.92倍で割安性に長けていません。

株価が非常に割高で持続的発展が期待できないので売却益狙いの投資を狙うのは不向きです。

予想配当利回りは1.38%で物足りないのですが、ダイドードリンコは株主優待を期待する株です。株主優待をゲットするためにダイドードリンコ株が存在すると言っても過言ではないほど株主優待の人気が高いので、積極的に株主優待を狙うのをお勧めいたします。

【ダイドードリンコの株主優待】

1月20日と7月20日の権利確定日にダイドードリンコ株を1株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。(年2回)

・1株以上保有で自社グループ製品を優待価格で販売(株主専用インターネットショッピングサイトで購入可能)

・100株以上保有で3000円相当の自社グループ商品(飲料やゼリーなど)

参照URL http://www.dydo.co.jp/corporate/ir/investor/inv_03.html

(上記の情報は2014年3月4日に記載しました)


スポンサードリンク