TAC (4319)

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・上場市場 東証1部
・会社名  TAC株式会社
(タック 英称:Tokyo Accounting Center
・証券コード 4319
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  1980年12月
・上場年  2001年10月


管理人評価D

【会社紹介】

TACは資格取得の予備校を運営している会社です。


「資格の学校TAC」というブランドは大変有名で、不動産鑑定士や公務員を目指す方に教育サービスを提供しています。高い合格実績を誇るTACの予備校は多くの人達から評価されており、「資格を獲得するならTACの予備校を利用すべき」という考えを抱いている人も多いのです。

TACは司法試験や司法書士といった専門的な分野の教育にも長けており、資格試験に対する受験指導を行っています。資格を取得して専門業務に携わり、収入をアップしたいと考えている方のニーズに応えているのがTACの事業です。資格の重要性が強く意識されている現代でTACの行なうビジネスは多くの人達に受け入れられていると言えるでしょう。

【プロフェッションを養成するTAC】

プロフェッションとは、中世ヨーロッパで言う「知識専門家」のことを指します。古代も現代も専門知識に長けている人は大変重要で、会計士や税理士などはプロフェッションと言える職業に該当します。

TACはプロフェッションの養成を強く意識しており、世の中にプロフェッションをたくさん創造して社会貢献を果たすという企業理念を抱いています。自社のことを「プロフェッション創造企業」と呼んでいるのは建前ではありません。

数多くの人を資格試験に合格させた実績がTACの強みです。TACは社会貢献に直結するビジネスを行っており、専門知識が必要とされる事業の発展に努めているのです。

【TACの財務分析】

TACの財務状態は良好とは言えません。

2011年から2012年にかけて赤字経営を継続しており、収益が大変悪い状態が続いていました。しかし2013年の通期決算で黒字回復を成し遂げたTACは多くの投資家から評価されるようになります。

2013年の純利益額は9億7700万円で、前年度と比較して大幅に利益が向上しています。前年度は純利益が7億9900万円の赤字だったので、会社を利益を得る体質に戻したのは高く評価して良いでしょう。

しかし、TACの懸念すべき材料は年々売上高が低下していることです。2013年の売上高は209億9900万円で、前年度と比較してそれなりに売上高を下げてしまいました。

売上が低下し続けている状況をポジティブに捉えるのは難しいのです。利益を出していれば問題もないのですが、会社が成長を遂げたければ売上も向上させなければいけません。

財務状態も高く評価することはできないのです。

自己資本比率は22.6%で有利子負債は38億600万円もあります。自己資本は37億3900万円と、自己資本より有利子負債の方が多いのは気がかりです。財務安定株を望むのであればTAC株は見送り対象になります。

【TAC株に向いている投資スタイル】

私はTAC株に良い評価を下すことができません。黒字回復を成し遂げたのはプラスポイントになりますが、財務面が安定していないのでTAC株を長期保有するのは疑問です。

成長株として評価するのも難しいので、成長株投資は不向きになります。財産株として保有するにしても、企業の安定度を高めないと財産株の中心になることはできないのです。

黒字経営を続けているわけでもないので安定株として評価することもできません。もしTACの株で儲けたいのなら、株主優待目当てで株を保有するのが1番かもしれないのです。

財務状態が健全とは言えない株を勧めるのは私にはできません。TACの将来性に希望を抱いている方はTAC株に投資しても良いでしょう。決算内容を重視する方は現在のTAC株は見送るのがお勧めです。

【TACの株主優待】

3月か9月の権利付き最終日にTACの株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で受講割引券1枚。(受講料が定価の10%割引)

・1000株以上保有で受講割引券2枚。(受講料が定価の10%割引)

受講割引券はTACが運営している直営校や提携校で利用することが可能です。利用日を含む直前1年間で受講割引券を合計4枚使用することができるので、TACの予備校を利用したい人にとってありがたい株主優待券になります。

(上記の情報は2013年10月21日に記載しました)


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