太平電業 (1968)

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・上場市場 東証1部
・会社名 太平電業株式会社
(たいへいでんぎょう 英称:TAIHEI DENGYO KAISHA,LTD)
・証券コード 1968
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1947年3月
・上場年  1968年12月

・1株価格660円(4/3終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約66万円

・予想PER26.83倍、実績PBR0.48倍、予想配当利回り2.27%

管理人評価D

【会社紹介】

太平電業は火力・原子力発電所の建設工事やメンテナンス工事を通じて利益を上げている会社です。


プラント建設会社としての「使命」を抱いて事業活動を続けている太平電業は、豊富な施工経験を活かして今という時代を生き抜いてきた古豪企業です。

「お客様に喜ばれる仕事をしよう!」というモットーを掲げてビジネスを展開してきた太平電業は、お客様重視の姿勢を貫いて利益を得た実績があります。

太平電業が長年信頼される会社として輝き続けているのは「お客様に喜ばれる仕事をする」という考えを忘れていないからです。

太平電業のように、お客様の喜ぶことを考えてビジネスを行なえる会社は本当に好きです。

会社というものはお客様なしでは成り立ちません。お客様を軽視するのは「企業としての使命を失っている」のと同じです。これは哲学的な話になりますが、人間は皆「人様の役に立つために生まれてきた」というのが私の持論になります。

お客様がありがたいと感じるサービスを提供するから、会社は生き残ることができるのです。

お客様を軽視した経営を実行して一時的に繁栄を得ても、持続的に経営を続けるのは不可能です。お客様の信頼を得たければ「お客様がありがたいと感じる仕事」を続ける必要があるのです。

【厳しい経営が続く太平電業】

太平電業の財務状態を分析すると厳しい経営を行なっているのが分かります。

第74期中間報告書を見ると分かるのですが、採算管理の徹底や諸経費削減によるコストダウン戦略を実施しても利益額を落としているのです。職人不足や資材価格高騰の負の影響をモロに受けている太平電業は、順風満帆な経営を行なっているとは言えません。

この現状を打破するために太平電業は「人材育成を行ない、新技術を開発して収益力を強化する」と述べています。

売上高の大半を占めている補修工事部門は、原子力関連工事の減少によって売上高と利益額が低下しています。

しかし、太平電業は手堅い工事を行なっている点を評価すべきです。

品質・安全を第一に考えた施工を続け、電力需要の拡大に対応する太平電業は「多くの人の暮らしを支えるビジネス」を行なっていることに注目しましょう。

海外事業にも積極的に進出しており、大型プロジェクトに対して「一括受注方式」で参入しているのが強みです。ごみ処理施設やセメントプラントでも実績を残している太平電業は、「発電所ビジネスに依存しない組織作りに成功している」と評価することが可能です。

【太平電業の財務分析】

太平電業は黒字決算を維持していますが、利益額が年々バラバラなのが気がかりです。

2013年通期決算の売上高は681億4400万円、営業利益は38億5400万円、経常利益は42億600万円で営業利益や経常利益が昨年度より低下しています。純利益は22億4200万円まで減少しており、少し物足りない結果を残してしまいました。

来期も減益が予測されています。

工事監理を徹底しているのは素晴らしいのですが、努力が実らず大幅減益が決定しそうです。今後は協力会社を徹底的に開拓し、競争力を高めて再躍進を図る予定です。

財務面は相当優秀です。

自己資本比率は75.3%。有利子負債額は1億2300万円で、有利子負債が物凄く少ないです。

【太平電業株に向いている投資スタイル】

太平電業は黒字決算の維持力に定評がある優秀な会社ですが、株として評価するとちょっと厳しいです。

PBR値が1倍以下なのは好材料ですが、PER値が高すぎです。

年々業績を落としているので数字データを分析すると成長株投資に向いていないことが分かります。

黒字維持の安定力に期待した「安定配当株投資」を行なうのが得策となりますが、予想配当利回りもそこまで高くないので配当金を狙って買いたい株ではありません。

財務面が優秀なので長期投資に向いているのが良いです。

儲けるという観点から分析すると太平電業は非常に微妙な株だと思います。株を長期保有してインカムゲインを受け取るのは可能だと思いますが、投資効率を重視する投資家は他の割安成長株を狙うのがお勧めです。

業績が低迷しているのは良くないです。

投資家の評価も下がってしまうので、太平電業の再躍進に期待したいです。

(上記の情報は2014年4月3日に記載しました)


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