高島屋【髙島屋】 (8233)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社高島屋【髙島屋
(たかしまや 英称:Takashimaya Company, Limited)
・証券コード 8233
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1919年8月
・上場年  1949年5月


管理人評価C

【会社紹介】

高島屋は百貨店を経営している会社です。新聞などでは「髙島屋」と明記されていることが多いのです。


「変わらないのに、新しい」という企業メッセージを公表している高島屋は、変えてはいけないものと変えるべきものを明確に分けているのです。お客様のことを考えたサービスは「変えてはいけないもの」になりますが、時代の流れに対応できないビジネスは「変えるべきもの」に該当します。

大型店は売上高が多く、高島屋のエース店舗として活躍しています。

百貨店事業が高島屋のメイン事業になっていますが、私は百貨店ビジネスを高く評価していません。高島屋は黒字経営を維持している優良企業であることは確かです。しかし、先細りが予測されるビジネスを行なっている事実は拒めません。

時代が変化しても百貨店ビジネスが生き残っていけるのかは疑問です。高島屋の「人を信じ、人を愛し、人につくす」という経営理念は非常に素晴らしいのですが、主力ビジネスの将来性は疑問符がつきます。

【高島屋グループのビジネス】

高島屋は百貨店経営だけではなく、グループ全体を通じて利益を上げる体質を築いています。

レストラン事業を手がけている株式会社アール・ティー・コーポレーションは高島屋グループに属しています。高島屋グループ唯一の総合レストラン事業を行なっており、喫茶店経営やレストラン運営業務を続けています。

人材派遣事業は株式会社センチュリーアンドカンパニーが行なっています。質の高い人材を派遣して双方に利益を与えるビジネスを行なっているのがウリです。

このように、高島屋は百貨店ビジネスの収益だけに依存しているわけではないのが分かります。これは非常に良い傾向で、多角経営を通じて幅広い業種から利益を生み出すのはリスク分散という意味でも効果的です。

百貨店事業では海外進出も達成しており、海外シェアを獲得しているのも大きいです。衰退が予測される百貨店ビジネスですが、高島屋のように多角経営を実行して利益を上げる体質を築き上げている会社は「強者」と分析することができるのです。

【高島屋の財務分析】

高島屋は2009年から2013年にかけて黒字経営を維持しており、2013年通期決算は素晴らしい結果を残すことができました。2013年通期決算の売上高は8703億3300万円で、営業利益は254億7600万円となっています。

純利益は165億4000万円まで急成長しており、1株益も50.1円まで増えています。

高額品の売れ行きが好調で、来期は営業利益を更に拡大することが予測されます。自社企画の商品も増加し、堅実に経費を削減することによって高利益を保つことができているのです。

財務面はそこそこで、自己資本比率は42.1%です。1006億3300万円の有利子負債は多すぎるように感じますが、高島屋の規模であれば有利子負債は適正の範囲内に収められていると判断して良いのです。

【高島屋株に向いている投資スタイル】

高島屋は安定株投資に向いています。今後は1株あたり10円の年間配当を支払うことが予測されており、大企業の安定株が欲しければ高島屋が適しているのです。

好決算が期待できるのも魅力ですが、成長株に投資したいのであれば他の株を探すことをお勧めいたします。

これは個人的な意見になりますが、市場のパイが全体的に向上している業種でないと成長株投資に向いていません。ネット通販の成長によって百貨店事業が危機に晒されている現状は楽観視できないのです。

「そんなことはない! 高島屋は優秀決算を残しているのだから、数字で評価すべきだ」と言われたら何も言い返せないのですが、本業が成長産業ではないのはかなり厳しいです。時代の流れをしっかりと読み取るのが株式投資で勝つ基本になります。

数字だけで評価したら高島屋は相当優秀な株として分析することができます。会社規模も大きく、優れた決算を残している実力は本物でしょう。しかし、この先もこの決算を維持できるかが問題です。

高島屋の将来に希望を抱いている方は成長株投資を実行しても良いのです。しかし、私なら他に適している成長株を探します。

【高島屋の株主優待】

2月、8月の権利確定日に高島屋の株を1000株以上保有していると、株主優待カード(10%割引)を受け取ることができます。(年2回)

一部除外商品はありますが、優待カードを提示すると各店で開催されている有料文化催事に3名まで無料入場することが可能です。

参照URL http://www.takashimaya.co.jp/corp/ir/yutai/index.html

(上記の情報は2014年1月1日に記載しました)


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