ダイエー (8263)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社ダイエー
(ダイエー 英称:The Daiei, Inc.)
・証券コード 8263
・業種     小売業
・決算    2月
・設立年  1957年4月
・上場年  1971年3月


管理人評価E

【会社紹介】

ダイエーはスーパーマーケットの「ダイエー」を全国展開している会社です。


ダイエーと言えば創業者の中内功の活躍が有名です。中内が経営を握っていた時代は日本成長期の真っ只中で、当時は「業界の常識を打ち壊す価格設定」を決行して話題をさらいました。

ダイエー店舗は数多くの人々に受け入れられ、「物は安いが株価は高い」と言われた時代があったのです。

創業してからずっと「価格破壊」をスローガンに掲げて拡大路線を歩み続けました。多角経営にも乗り出し、プロ野球のダイエーホークスを率いていたのは記憶に新しいところです。

1990年代後半からダイエーの凋落が始まり、現在は赤字経営を続けて「ダイエーはバブル時代の負の遺産」として批判を浴びることも多いのです。しかし、高度成長期はダイエーのビジネスモデルが一番星のように輝いており、日本経済を引っ張っていたのは事実です。

現在は「光輝くダイエー」の復活を目指しています。お客様と地域社会と一緒に発展していくことを目指すべき方向に設定し、栄光を取り戻すために奮闘しているのです。

ダイエーのビシネスモデルが崩れ去ったのはバブルが崩壊した影響もあります。高度成長期は人々の購買意欲も高く、商品を安売りしても相当の数が売れたので利益を得ることができました。しかし、ダイエーの安売り路線は自分の首を絞める結果に繋がってしまったのです。

更に言えば多角化経営が失敗したのも致命傷でした。

多角経営の失敗例として語られることが多いのがダイエーです。ダイエーは負債が大きく膨らみ、借金に苦しんで経営危機を迎えた経緯があるのです。守りの時期に守ることをせず、攻めの姿勢を貫いて破滅の危機に陥ったのがダイエーという会社です。

安売り路線は多くのお客様の生活を支える素晴らしい戦略でしたが、利益が出ないと通用しない戦略です。現在は激安価格路線を控え、高品質で納得できる価格の商品を販売することに力を入れています。

ダイエーが衰退の道を辿ったのは「多角経営の失敗、ワンマン経営の過剰化、時代変化における安売り需要の低下」の3つの要素が大きいのです。現在のダイエーは失敗した過去を反省し、経営再建に努めています。

【強いダイエーを築いた中内功】

中内功を抜きにダイエーの歴史は語れません。ダイエーを一大企業に育て上げた中内功は人情溢れる経営者でした。


戦争時の経験から「物質的に豊かにならないと心が豊かになれない」という理念を抱いており、この考え方を基にダイエーの安売り路線を築いたのは確かです。

お客様を物質的に豊かにしたいという思いから安売り拡大路線を推し進め、大躍進を達成することができました。拡大路線が度を過ぎてダイエーは衰退したのですが、大きな会社を築いた功績は称賛に値します。

高度成長期のダイエーは中内功のワンマン経営が武器になっていましたが、それが悪い方向に働いたのも事実です。

現在のダイエーは昔のダイエーと違います。安売り路線から脱却し、新たな顧客層を得て「一大企業ダイエーの復活」を目指しているのです。

【ダイエーの財務分析】

ダイエーは2009年から2013年にかけて赤字経営を維持しており、決算面はかなり危険です。

2013年通期決算の売上高は8312億9300万円で、営業利益はマイナス26億8300万円です。純利益はマイナス36億9300万円で1株益はマイナス18.6円。どう分析しても決算面は悪いとしか言えません。

来期も赤字が予測されており、深い闇に視界が遮られている状態です。希望の光を掴む特別な施策を打ち出していないのも痛いです。

財務面は微妙です。

自己資本比率は33.7%で有利子負債は395億8200万円です。利益過剰金はマイナス39億5500万円で、長年赤字経営を続けた結果が利益過剰金という名のデータに表れています。

【ダイエー株に向いている投資スタイル】

今まで何百もの株を分析した経験がある私ですが、「この戦略を当てはめればダイエー株で儲けることができる!」と断言できないのが残念です。当てはめる戦略が1つも思いつかないのです。

予想配当利回りは0%でインカムゲインには期待できません。売却益を狙って株を保有する戦略を取るしかないのですが、赤字脱却のプランが見えてこないので長期保有すれば何とかなるというものではないのです。

強いダイエーの復活を確信している方はダイエー株に向いています。

こう言っては何ですが、ダイエー株にはロマンがあります。一時代を築き、時代の波に翻弄されたダイエーは日本人心をくすぐる儚さを感じられます。

しかし、株式投資はロマンを求めるものではありません。

第一目標は自分の利益を出すことです。現在のダイエー株は投資して儲けるのがかなり難しい株になります。私はダイエーが好きですが、「ロマンがあるから株を買う」という手段は取りません。

かつての古強が復活したら株価は大きく上昇すると思いますが、復活可能性は高いと言えないのが本音です。

【ダイエーの株主優待】

2月、8月の権利確定日にダイエー株を50株以上保有していたら以下の株主優待を受け取ることができます。(年2回)

・50株以上保有で5%割引の株主優待カード(限度額20万円)

・100株以上保有で5%割引の株主優待カード(限度額40万円)

・150株以上保有で5%割引の株主優待カード(限度額60万円)

・200株以上保有で5%割引の株主優待カード(限度額80万円)

・250株以上保有で5%割引の株主優待カード(限度額100万円)

株主優待カードは20円以上の買物1回から利用することができます。レジや自社運営ネットスーパー、インターネットショッピングサイトで使えます。

参照URL http://www.daiei.co.jp/corporate/ir/kabu_yuutai.html

(上記の情報は2014年1月4日に記載しました)


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