トーエネック (1946)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社トーエネック
(とーえねっく 英称:Toenec Corporation)
・証券コード 1946
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1944年10月
・上場年  1962年4月

・1株価格546円(3/25終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約54万6000円

・予想PER14.41倍、実績PBR0.6倍、予想配当利回り1.82%

管理人評価C

【会社紹介】

トーエネックは中部電力グループに属しており、「総合設備企業」として活躍している会社です。


電気供給設備の企画・設計・施工・メンテナンスに対応できるトーエネックは、能力を幅広く発揮することができる優秀な会社です。業界トップレベルの技術を駆使して安定経営を実現しているトーエネックは、中部電力グループの重要企業としての立ち位置を確保しているのです。

親会社であり、最大の取引先となっている中部電力はコスト削減に励んでいます。

トーエネックも同様の経営戦略を実施しており、「経営効率化緊急対策会議」を開いてコストを削減する方針を定めました。コスト削減と言うと響きは良いのですが、受注獲得競争が厳しいからコスト減に意識を定めている点を理解しなければいけません。

とはいえ、会社が無駄なお金を削減するのは株主にとって良策となります。

「コストを削減するために配当金も減らします」と言われると反発したくなりますが、トーエネックは安定配当を支払う意思が強いのでそのような心配は無用です。

【コスト削減を達成して増益を果たす予定のトーエネック】

トーエネックは経営陣が非常に優秀で、売上高を高めつつコストを削減する戦略が功を制して来期は増益を達成する見込みです。

平成24年の部門別売上高を見てみると、配電線工事が790億2400万円で1位です。次に多いのが屋内線工事で、593億1000万円の売上を確保しています。

電力供給設備工事能力に長けているトーエネックは、配電線ルートの構築とメンテナンスなどを行なって利益を得ています。電気というインフラを維持するのは現代日本に欠かせない業務になるため、トーエネックは「確実な需要が存在するビジネス」に取り組んでいるのが長所です。

経営環境が厳しいと述べているトーエネックですが、決算を分析してみるとかなり良い結果を残していることが分かります。

ビジネスモデルも安定性に長けているので、安定株投資を実行したい投資家と相性が良いのです。

また、独自技術の開発に力を入れているトーエネックは工事施工部門と技術開発質がお互いに協力し合い、新技術の開発に取り組んでいるのも長所です。

【トーエネックの財務分析】

トーエネックは2011年から2013年にかけて黒字決算を維持しています。

2013年通期決算の売上高は1761億4200万円、営業利益は36億6500万円、経常利益は42億2600万円で、売上高や経常利益が増加しているのが頼もしいです。純利益も23億4600万円まで向上し、再躍進を遂げているのが良いです。

来期も増益が予測されています。

太陽光関連工事が増加したお陰で営業利益を大幅に増やすことができました。創立70週年の記念配当の支払いを決めたトーエネックは、株主還元も忘れていません。創立70週年のテレビCMを放映し、自社名を大々的に広める戦略を実施しています。

財務面はそこそこ良いです。

自己資本比率は50.9%。有利子負債額は35億9800万円で、なかなかの財務状態を維持しています。

【トーエネック株に向いている投資スタイル】

トーエネックはバランス力に長けた株です。

そこそこ割安で、そこそこ財務状態が良く、そこそこ成長性に期待できるのがポイントです。

どれも平均以上の能力を保っていますが、逆に言えば突出した長所がないのが弱点です。

こういう株はどう判断したら良いのでしょうか……。万能株と言えるほど全体的な能力が高いわけではないですし、これと言った強みがないのが痛いです。

配当金狙いの投資を実行する戦略もアリですが、現在の予想配当利回りは1.82%なので積極的に配当金を狙いたい株ではありません。割安株投資を実行するほど割安ではないですし、成長性に期待しすぎるのもどうかと思います。

確かな結果を残しているトーエネックは間違いなく優秀企業だと思いますが、株として分析すると微妙すぎます。

悪い株ではないと断言することは可能です。

しかし、率先して買いたくなるほどの買い材料が見つからないのが難点です。安定株が欲しい方はトーエネックを検討しても良いでしょう。

(上記の情報は2014年3月26日に記載しました)


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