東京ドーム (9681)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社東京ドーム
(とうきょうどーむ 英称:Tokyo Dome Corporation)
・証券コード 9681
・業種     サービス業
・決算    1月
・設立年  1936年12月
・上場年  1949年5月


管理人評価C

【会社紹介】

東京ドームは巨人軍本拠地の「東京ドーム」を運営している会社です。東京ドームシティアトラクションズの経営も行なっています。


グループ企業が様々な事業を手がけている東京ドームは、多角的に利益を得ている会社として評価することができます。メイン事業は「東京ドームシティ事業」で、東京ドームやラクーアなどを経営しています。

2012年1月から2016年1月にかけて中期経営計画を設定している東京ドームは、安全体制の確立を最優先課題だと定義しています。

2011年1月30日に東京ドームシティアトラクションズでお客様が亡くなる事故を起こしてしまった東京ドームは、2度と事故を起こさないために安全体制を強化しているのです。

中期経営計画の数字目標は経営計画当初から5年後の連結営業利益を100億円に設定しており、有利子負債は1700億円に削減する予定です。

世界的不況や災害リスクなどの問題を抱えているのは確かですが、東京ドームという資産価値の高い物件を保有しているのはかなり大きいです。東京ドームはプロ野球公式戦で使用されているだけではなく、イベント会場として貸賃利益も得ています。

素晴らしい施設を保有している東京ドームですが、災害リスクが大きいのが懸念材料です。

東京ドームの利益を担う施設は東京都文京区に集中しているという特徴があるため、万が一東京に大震災が訪れたら多大なダメージを受ける可能性があります。

東京ドームや東京ドームホテルは耐震性に配慮しているのですが、災害が起こると客足が遠のき、グループ経営に痛手を与える可能性が高いのです。

その辺りの災害リスクも考慮した上で、東京ドームへの投資を考えなくてはいけません。

【東京ドームシティに経営資源を投入する東京ドーム】

東京ドームの利益の柱になっているのは東京ドームシティです。東京ドームシティには東京ドームや東京ドームホテル、ラクーアなどが存在しており、東京ドームグループ最大の収益源として活躍しています。

今後は東京ドームシティに経営資源を投入し、更なるグループ価値の向上を狙っています。

東京ドームシティの1番のウリはアクセスの良さです。最寄り駅から徒歩5分で着き、東京水道橋地区という好立地で運営を行なっている東京ドームシティは、集客力に長けているのがウリです。

東京ドームシティに経営資源を集中させるのは悪い選択肢ではありません。

金融事業の失敗により、既存の収益源に経営資源を投入する経営に切り替えた東京ドームの経営判断は好意的に捉えて良いでしょう。

しかし、東京ドームシティに利益が偏っている傾向があるため、先ほど申し上げた震災リスクを無視できないのが難点です。効率の良い経営を実現したければ主力ビジネスに力を入れた方が良いのですが、東京ドームの場合災害リスクが高くなるという側面もあることを忘れてはいけません。

【東京ドームの財務分析】

東京ドームは2011年まで赤字経営を続けていましたが、現在は見事に復活して黒字体質を取り戻しています。

2013年通期決算の売上高は807億6300万円、営業利益は96億4600万円で、経常利益は74億1000万円にアップしています。前年度の経常利益が23億3600万円だったので約3倍以上経常利益が増加した計算になります。

純利益は39億1400万円。昨年の3億6200万円の純利益額と比較すると、約12倍以上も純利益を高めたことになります。2013年通期決算は東京ドームにとって良い結果を残すことができました。

来期も黒字維持が期待できます。

巨人が日本シリーズに出場したことにより、東京ドームの利益が増えたのが大きいです。更にホテルの稼働率が増加したのが大きく、90%の稼働率は驚異的です。

財務面は悪いです。

財務面の改善は東京ドームもしっかり意識しているのですが、23.4%の自己資本比率はちょっと低いです。

問題なのは1787億5100万円の有利子負債額です。売上高と比較しても有利子負債は多すぎますし、717億100万円の自己資本と比較しても有利子負債は少し多すぎると分析することができます。

【東京ドーム株に向いている投資スタイル】

東京ドームは株主優待目当ての投資に向いています。

実は東京ドームは個人株主からの人気が高く、株主優待が充実しているのが個人投資家を惹きつける要素になっています。

株主優待以外の魅力に乏しいのが難点です。

震災リスクや財務面の悪さを考慮すると資産株投資や安定株投資に向いていませんし、成長性に優れているわけでもありません。株主優待の利益を狙って投資するのが得策になります。

現在の予想配当利回りは0.77%でかなり低いです。

東京ドームは株主優待以外の美味しい要素がないのが残念です。

【東京ドームの株主優待】

1月の権利確定日に東京ドーム株を1000株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

(1) 「東京ドームシティアトラクションズ」アトラクション券

(2) 「スパラクーア」入館券

(1) 「東京ドーム」500円優待券

(2) 「スパラクーア」割引券

(6)東京ドームホテルズ宿泊割引券

(7)松戸競輪場株主証1枚(一般入場料1枚無料)

(8)野球株主証

株主優待の詳細情報は以下のURLを参考にしてください。

参照URL http://www.tokyo-dome.jp/ir/s_yutai.html

(上記の情報は2014年1月23日に記載しました)


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