東京建物不動産販売 (3225)

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・上場市場 東証1部
・会社名  東京建物不動産販売株式会社
(とうきょうたてものふどうさんはんばい 英称:Tokyo Tatemono Real Estate Sales Co., Ltd.
・証券コード 3225
・業種     不動産業
・決算    12月
・設立年  1954年1月
・上場年  2006年7月


管理人評価D

【会社紹介】

東京建物不動産販売は仲介業務や不動産の販売受託業務などを行っている会社です。


東京建物不動産販売は東京建物の子会社になりますが、親会社である東京建物は日本で1番古い歴史がある総合不動産会社です。

仲介事業、アセットソリューション事業、販売受託事業、貸賃事業の4つの事業を通じて利益を得ています。仲介事業ではビジネスを成功させたいと夢見る起業家たちにふさわしい店舗情報を与えることに定評があります。

豊富な物件情報を保有している点が強く、様々な専門スタッフと連携を取ってお客様の信頼できるパートナーになれるように努力を続けています。

販売受託事業では東京建物不動産販売が新築マンションや一戸建てを販売し、様々な営業活動を通じて不動産を売っています。

アセットソリューション事業は保有している不動産の資産価値を高めるために、経済状況や景気の流れなどを分析して最適な運用方法を模索する事業です。不動産を購入し、改装を通じて付加価値を上げることに長けています。

4つの事業を通じてお客様の信頼を得る努力を続けている東京建物不動産販売は、「不断の顧客創造」を企業目標に設定しています。不動産業はお客様の信頼を得るのがとても重要で、東京建物不動産販売も信頼される価値を深く理解しています。

東京建物不動産販売は、事業を通じてお客様の信頼を得ようと懸命に努力を重ねているのです。

【貸賃事業に注目!】

東京建物不動産販売の行っている業務で1番注目しているのは貸賃事業です。

貸賃事業は2010年から2012年にかけて営業収益を増やし続けており、東京建物不動産販売の主力事業として活躍しています。

参考URL http://ir.ttfuhan.co.jp/gaikyo.html

首都圏や関西圏を中心に不動産を保有している人から運営を受託して不動産投資による利益を上げるのが貸賃事業の役目です。

不動産を所有していても利益を出せなければ負債になってしまいます。今持っている資産を有効に活用するために不動産から利益を得ることを望む人は多いのです。

そこで役立つのが東京建物不動産販売の貸賃事業です。東京建物不動産販売は貸賃代行サービスを提供しており、オーナーの代わりに不動産運営を行なう業務をしております。

クレーム対策や入居者の募集など、不動産を収益化するために必要となる業務を遂行することが得意です。

【東京建物不動産販売の財務分析】

東京建物不動産販売の決算状態は微妙です。黒字経営は維持しているのですが、成長を遂げているわけでもないですし評価するのが難しいのです。

2009年の通期決算は57億4200万円の赤字になってしまいましたが、翌年は売上高を高めて13億1000万円の純利益を得ることに成功しました。その後は黒字経営を続けており、2012年通期決算の純利益は7億4000万円となっています。

2010年から2012年にかけて営業利益が低下しているのが懸念材料です。年々営業利益が低くなっているのは良い傾向とは言えません。2010年の営業利益は28億1600万円、翌年の営業利益は22億4000万円で、2012年の営業利益は18億1300万円まで落ち込んでいるのです。

本業の利益が低下しているのは良いことではありません。収益額が減っているのは会社縮小の傾向が見られるので、成長することを期待して投資するのは大変危険です。

財務面も優秀とは言えません。

自己資本比率は25.3%。財務健全株として評価する場合、自己資本比率は40%を超えてほしいところです。成長性が薄いというデメリットを財務面でカバーすることができないのはかなりの痛手です。投資家の評価も低くなる原因になります。

また、240億6400万円の有利子負債は会社に負担をかけています。

売上額よりも有利子負債の方が多いのは危険信号です。有利子負債額を削減して健全な経営状態を取り戻すのが東京建物不動産販売の課題ではないでしょうか。

【東京建物不動産販売株に向いている投資スタイル】

東京建物不動産販売はかなり人を選ぶ株です。成長を続けているわけではありませんし、財務面も優れているとは言えません。非常に難易度が高く、儲ける手法を見つけるのが難しい株に該当します。

安定配当を実施しているという点はプラスポイントです。東京建物不動産販売は配当性向を定めておらず、安定配当を支払い続けることを基本方針に設定しているのです。安定配当株を求めている方とは相性が良いのです。

しかし、利益額が低下し続けている決算状態を分析すると「安定配当を行っている」というのは大きな長所になりません。安定配当株で儲けたければ利益額が向上している株を狙った方が良いのです。

また、長期保有に徹するのであれば財務面を強化してほしいというのが本音です。東京建物不動産販売は玄人向けの株になるため、初心者にはお勧めできません。

(上記の情報は2013年11月18日に記載しました)


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