東京建物 (8804)

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・上場市場 東証1部
・会社名  東京建物株式会社
(とうきょうたてもの 英称:Tokyo Tatemono Co., Ltd.
・証券コード 8804
・業種     不動産業
・決算    12月
・設立年  1896年10月
・上場年  1949年5月


管理人評価D

【会社紹介】

東京建物は1896年に設立された日本で1番古い歴史を持つ不動産会社です。安田財閥創始者の安田善次郎が設立したのが東京建物です。


日本で最初に住宅ローンを開始したのも東京建物でした。現在はマンション販売とビルの貸賃事業が主力ビジネスになっており、現代でも輝きを放っているのが特徴です。

「Apartments」は都心の貸賃マンションや質の高いアパートなどを貸し出しており、Apartmentsブランドは東京建物の代表ブランドになっています。渋谷や中央区で貸賃を行なっている東京建物は、都内の好立地物件を数多く保有して利益を上げているのです。

物件は都内を中心に取り扱っています。また、高齢者向け住宅の「グレイプスライフ」は24時間365日稼働している看護サービスが魅力です。グレイプス浅草は完全月払いを徹底しており、入居一時金を支払わなくて済むのがポイントです。

24時間有人管理を強みとして掲げており、東京建物は高齢化社会を見据えたビジネスを行なっているとして評価することができます。

【リゾート事業にも進出している東京建物】

東京建物は不動産の取り扱いだけではなく、様々なリゾート事業を手かげているのも注目ポイントです。

複合リゾートとして知られている「羽鳥湖高原レジーナの森」は、レジャー施設や温泉が完備されており都会の喧騒を忘れたい方にお勧めすることができます。大自然に包まれて充実した時間を過ごせるので、自然を愛する方は充実した時間を満喫することができます。

ホテル事業や会員制リゾート運営も手かげており、リゾート事業にも熱心に力を入れているのが分かります。「ジェイゴルフ」というゴルフ場も運営しており、豊かな自然に囲まれたプレーが楽しめるとして評判が高いのです。

他にもホットネスという関連会社が「おふろの王様」という温浴施設を運営しています。おふろの王様は広々としたサウナと低価格料金が長所で、多くの人々に愛される施設運営を心がけているのです。

【東京建物の財務分析】

東京建物は2011年通期決算で赤字を出してしまいましたが、翌年は見事に復活しています。2012年通期決算は1941億6100万円の売上高を上げており、102億4300万円の利益を確保しています。

1度赤字を出してしまったので安定株として評価できないのが残念です。すぐに経営を立て直す経営手腕は高く評価することができますが、業績が伸びているわけではないので総合的な評価は微妙です。

財務面もそこまでよくありません。

自己資本比率は24.9%で、それなりに低い数字を示しています。4720億3000万円の有利子負債が問題で、この有利子負債額が会社の経営を圧迫しているのは火を見るより明らかです。

財務健全株として投資するのも不向きですし、成長株投資を実行するのもお勧めできません。数字のデータを参照すると東京建物は扱いが非常に難しい株になるのです。

【東京建物株に向いている投資スタイル】

古い歴史を持つ会社に投資したければ東京建物株がお勧めです。

それ以外の要素を求めると……、残念ながら東京建物株には向いていないと考えられます。現在の予想配当利回りは0.4%でとても低いです。この配当利回りだと配当金狙いで投資したいと思えません。

では、売却益狙いだとどうでしょうか?

売却益狙いの投資は成長企業であれば良いのですが、業績を伸ばしていないので将来の株価を期待するのは危険です。株価もそれなりに高いのでデイトレードやスイングトレードを行なうのも微妙ですし、総合的に考えるとかなり魅力の低い株になります。

財務状態も悪いので安定株として評価することもできません。売却益狙いの戦略や、配当金狙いの戦略に全く向いていないのは致命的です。

私の持論を述べると、投資家にとって旨味のない株は投資するべきではないのです。目を見張るような長所があれば別ですが、東京建物株は秀でた特徴があるわけではありません。

こういう株を長期保有しても多大な利益は見込めないので、私だったら別の株を探します。

(上記の情報は2013年12月4日に記載しました)


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