巴工業 (6309)

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・上場市場 東証1部
・会社名  巴工業株式会社 
(ともえこうぎょう 英称:TOMOE ENGINEERING CO.,LTD)
・証券コード 6309
・業種     機械
・決算    10月
・設立年 1941年5月
・上場年 1996年5月


・1株価格1698円(6/16終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約16万9800円

・予想PER14.2倍、実績PBR0.71倍、予想配当利回り2.65%

管理人評価C

 

【会社紹介】

巴工業は中堅化学機械メーカーとして活躍している会社で、メーカー機能と商社機能の2つを併せ持っています。


分離機械の製造販売と化学工業製品を中心とした先端商品の輸入販売に力を注いでいる巴工業は、「両事業が長所を発揮して安定業績を維持している」のが素晴らしいのです。

遠心分離機のパイオニアとして輝きを放っている巴工業は、デカンター型遠心分離機で国内首位を獲得している「一芸に秀でた会社」です。機械事業では生産率を高め、合理化作戦を推し進めて収益力を向上させる作戦を取っています。

巴工業が特に重視しているのは「発展著しい新興国への進出」で、東アジアや東南アジアに注目しています。

日本でも強みを活かしている石油化学工業や食品工業に力を注いでおり、新興国ビジネスを通じて利益を上げようとしているのです。

巴工業の最大の魅力は「危機を乗り越えてきたこと」でしょう。

ここ最近の企業を取り巻く環境は厳しさを増していると巴工業は述べていますが、巴工業は70年もの間何度も危機を乗り越えてきた実績があります。

外部環境の変化に対応することができ、今後も「危機を乗り越える」のは可能だと分析しています。

企業価値の最大化に向けて常に全力を尽くしている巴工業は「決して諦めない風土」が身についている素晴らしい会社です。

 

【危機感を共有して企業価値の最大化を図る巴工業】

巴工業は「危機感」を抱いている会社です。

リーマンショック以降、世界的な不況に晒されて少なからずダメージを受けてきた巴工業ですが、現在は景気が回復してきたこともあって業績が伸びています。

ただ、巴工業は現状の結果に慢心しないで「財務体質を強化して持続的成長を目指している」のが良いのです。

化学品事業では高付加価値商品を取り扱っており、経済発展が著しい中国に注目してビジネス展開を強化しています。

機械事業も「海外潜在需要」が大きいと判断しており、両方の事業で「海外進出」を強化しているのが注目ポイントです。今後も新興国を中心とした成長戦略を継続すれば巴工業は健全な利益体質を維持することができると予測しています。

 

【巴工業の財務分析】

巴工業は2011年から2013年にかけて黒字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は381億7600万円、営業利益は15億1600万円、経常利益は16億800万円で売上高・経常利益が共に前年度より減少しています。純利益も8億4100万円に低下しており、少し物足りない結果を残してしまいました。

今期は増益が予測されています。

化学商品のラインナップを強化しており、様々なニーズに対応する販売策を採用しています。財務状態に秀でている巴工業は、この先困難が訪れても乗り越えられる企業体力を保っている会社です。

財務状態は優秀です。

自己資本比率は71.2%。有利子負債額は8億9900万円です。

 

【巴工業株に向いている投資スタイル】

巴工業は資産株投資が適しています。

持続的成長を遂げておらず、利益額が安定していないのが難点ですが、安定配当を支払っているのが長所です。

財務状態も優秀で企業体力が優れているので「資産株として長期保有し、インカムゲインを受け取り続ける戦略」を採用するのがお勧めです。

現在の予想配当利回りは2.65%でそこそこですが、資産株として活躍するポテンシャルは秘めていると思います。

株主優待が受け取れるのも良く、インカムゲインを重視する投資家と相性が良い株です。

 

【巴工業の株主優待】

10月の権利確定日に巴工業株を100株以上保有していると、自社子会社取扱製品を受け取ることができます。

参照URL http://www.tomo-e.co.jp/j/ir/courtesy.html

(上記の情報は2014年6月16日に記載しました)


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