トップカルチャー (7640)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社トップカルチャー
(とっぷかるちゃー 英称:TOP CULTURE Co.,Ltd.)
・証券コード 7640
・業種     小売業
・決算    10月
・設立年  1986年12月
・上場年  2000年4月


管理人評価C

【会社紹介】

トップカルチャーはCDやDVDのレンタル業務を行なっている会社です。カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社のフランチャイズに加盟しており、TSUTAYAを運営しています。


「日常的エンターテイメント」をキーワードに設定しており、日々の暮らしに楽しみを提供する会社として輝いています。日常的エンターテイメントに重要なのはゲームやDVD、CDなどです。

専門店に匹敵する品揃えを整えており、物を選ぶ楽しみを提供しているのがトップカルチャーのです。

トップカルチャーは単独店としてのニーズを満たすのではなく、「複合店」としてお客様を取り入れることに成功している会社です。ゲームや書籍などは別の店舗で販売されているのが普通でしたが、トップカルチャーは自社店舗でゲーム・DVD・本・文具などを取り扱ってご家族全員が楽しめる店作りを実行しているのです。

子供がゲームを見ている間に母親はDVDを見るという形で、家族全員が楽しめる店作りを実現しているのがポイントです。様々なカテゴリーの商品を同一店舗に取り揃えることによって付加価値を生み出しているとトップカルチャーは公言しています。

確かにその意見は間違っていませんが、複合店スタイルはブックオフコーポレーションも取り入れているので「独自のビジネスモデルか?」と問われると疑問符がつきます。

ブックオフコーポレーションもDVDや漫画、ゲームなどを取り扱っているので日常的エンターテイメントを提供している会社になります。しかし、トップカルチャーが高い付加価値を提供しているのは事実で、幅広いニーズを満たしているのは高く評価することができます。

【トップカルチャーの経営戦略】

トップカルチャーは地域社会に貢献する戦略を取っており、新潟県を基盤としたドミナント戦略を続けてきました。商圏人口が4万人という都市でも利益を出せる体制を整えたのはとても大きいです。

利益を出すポイントは優秀な社員のマネジメント能力です。

IT化を推し進めているトップカルチャーは、現場の成功事例や失敗事例を全て共有して同じミスを出さないように心がけています。非常に素晴らしいのは「上の意見に対して、下の者が指摘できる」という環境を整えていることです。

これはトップカルチャー独自の社風と言えます。普通の大企業は下の者が上の立場に意見するのはご法度という風潮があるのですが、トップカルチャーは先進的なスタイルを取り入れている部分が素晴らしいのです。

この社風のお陰でお客様に対するサービス力が高まり、現場の対応力が向上することに繋がります。

この社風は「物事を改善する」という良い効果を発揮しています。上の立場の人間が下の意見をしっかり聞くから、このような社風が生み出されるのです。これはトップカルチャーの利点として捉えることができます。

1つの店舗は数名の社員と数多くのアルバイトやパートで構成されていますが、アルバイト比率を高めることによって人件費を上手に抑制することができます。その結果、商圏人口が少ない都市でも黒字経営を成し遂げることができるのです。

【トップカルチャーの財務分析】

トップカルチャーは黒字経営を続けています。しかし、2012年通期決算は売上高や利益額が減少したのが痛手です。2012年の売上高は331億1400万円で、営業利益も7億1700万円まで落ちています。

純利益額は1億8000万円まで低下しており、良い決算とは言えません。黒字経営を維持しているのは素晴らしいのですが、成長株として認識するのは厳しいです。

しかし、書籍や文具の品揃えを重視する作戦が上手くいって営業益を増やすことが予測されます。2013年11月にオープンした本庄早稲田店では美容や料理といった複数の商材を陳列した棚を導入し、お客様の多様化するニーズに応える用意ができています。

財務面は微妙です。

自己資本比率は29.7%。有利子負債は72億100万円で、自己資本は74億6800万円です。自己資本に匹敵する有利子負債額は高く評価できません。財産株や資産株が欲しければ他の株を検討することをお勧めいたします。

【トップカルチャー株に向いている投資スタイル】

トップカルチャーは安定株投資に向いています。トップカルチャーは1株15円の配当支払いを継続する予定で、安定したインカムゲインを期待したい方と相性が良いのです。現在の予想配当利回りは3.35%でそこそこ高い利回りになります。

また、割安株投資にも向いています。現在の予想PERが10.16倍で実績PBRが0.72倍となっています。PBRが1倍を切れば割安株の証拠だと言われていますが、トップカルチャーは割安株というデータが出ています。

財務面が良くないので資産株として活躍を期待するのは少々酷です。長期保有前提が考えても良いのですが、状況に応じて中期投資に切り替えるスタイルを身につけるのがお勧めです。

【トップカルチャーの株主優待】

10月の権利確定日にトップカルチャー株を300株保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・300株以上保有で2000円相当のレンタル優待券。または図書カード1000円分

・1000株以上保有で4000円相当のレンタル優待券。または図書カード2000円分

上記のレンタル優待券は自社経営しているTSUTAYA店舗で利用することができます。

参照URL http://www.topculture.co.jp/company/ir/yutai.html

(上記の情報は2013年12月19日に記載しました)


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