東洋エンジニアリング (6330)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名 東洋エンジニアリング株式会社
(とうようえんじにありんぐ 英称:Toyo Engineering Corporation)
・証券コード 6330
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1961年5月
・上場年  1980年11月

・1株価格457円(4/10終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約45万7000円

・予想PER0倍、実績PBR1.3倍、予想配当利回り0.67%

管理人評価E

【会社紹介】

東洋エンジニアリングは産業施設や製造設備などを建設している会社です。


2012年4月から2016年3月までの4年間を対象とする中期経営計画を策定しており、「成長への挑戦」というスローガンを掲げています。

今後需要が伸びると予測される「肥料分野」のシェア拡大を狙っており、資源開発分野の業務発展を成し遂げて会社を成長させる予定です。

「顧客に選ばれる差別化戦略が成功の鍵」だと考えている東洋エンジニアリングですが、私はこの意見に全面同意致します。

どの業界でも重要になるのは差別化戦略です。

「お客様が求める差別化サービス」を提供すればビジネスの世界で勝ち抜くことが可能になります。私がビジネス発展に重要だと考えているのは「差別化」で、差別化できていないと自社の強みを発揮するのが難しくなるのです。

グローバル人財を育成し、グローバル社会に対応する姿勢を整えているのが高ポイントです。

グローバル体制を確立し、成長著しい新興国から受注を勝ち取って利益額を増やすのが東洋エンジニアリングに課せられたミッションです。

【グローバル企業としての躍進を図る東洋エンジニアリング】

東洋エンジニアリングは世界市場の開拓意識が強く、「世界市場で輝く企業」として活躍することを望んでいます。

経営戦略を分析するとよく分かるのですが、東洋エンジニアリングは「グローバル展開を通じて利益向上を目指している」のが印象的です。成長・発展が期待できる新興国を開拓して利益を増やそうとするのは上策です。

2013年3月の売上高比率を見ると、東南アジアの売上高が693億円で全体売上高の30%を占めています。

このデータを見ても分かるとおり東洋エンジニアリングは「東南アジア進出に強い」という傾向があるため、今後東南アジア諸国が発展を続ければ東洋エンジニアリングは再成長を成し遂げることが可能になります。

経営戦略は良いのですが、数字データを分析するとかなり厳しいです。

2009年から2013年にかけて有利子負債が増加し続けている状態です。「成長戦略」を実施するために有利子負債額を増やすのも手段の1つです。

会社の利益額を高めているのであれば有利子負債が増加しても良いのですが、東洋エンジニアリングは減益歩調を維持したままです。

ROEや営業利益率は衰退し続けており、2009年から2013年にかけて経常利益の減少が続いています。

再躍進を成し遂げないと、株主の期待に応えるのが難しいです。数字という結果を出さないと株主は納得しないので、数字にこだわることが重要になります。

【東洋エンジニアリングの財務分析】

東洋エンジニアリングは売上高は伸びていますが、営業利益が低下しています。

2013年通期決算の売上高は2287億2300万円、営業利益は15億9300万円、経常利益は40億3200万円で営業利益・経常利益共に昨年度より低下しています。純利益も14億5700万円に減少しているのが痛いです。

来期も減益が予想されています。

インドネシアの子会社が経営の足を引っ張っています。多額の赤字工事が発生した影響により、減益になることが予測されているのです。

財務面は良くないです。

自己資本比率は27.7%。有利子負債額は402億7000万円で有利子負債が増加している現状をどうにかしないといけません。

【東洋エンジニアリング株に向いている投資スタイル】

東洋エンジニアリングは大変厳しい株です。

差別化戦略を徹底しているのは私好みの経営戦略になりますが、結果を出さないとどうしようもないので……。

黒字決算を維持している東洋エンジニアリングですが、利益額が低下し続けている現状を加味すると成長株投資を行なうのは無理です。現在の株価もかなり割高なので、割安株投資を決行するのもお勧めできません。

東洋エンジニアリングで売却益を得るのは非常に難易度が高いと分析しました。

更に言うと財務面も良くないので長期投資に向いているとは思えません。配当利回りも低く、高配当が期待できないので株としての魅力が薄いのが欠点です。

東洋エンジニアリングの再躍進に期待できる方は株を買っても良いでしょう。

(上記の情報は2014年4月11日に記載しました)


スポンサードリンク