トーヨーカネツ (6369)

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・上場市場 東証1部
・会社名  トーヨーカネツ株式会社
(とーよーかねつ 英称:Toyo Kanetsu K.K)
・証券コード 6369
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1941年5月
・上場年 1961年10月

・1株価格258円(7/23終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約25万8000円

・予想PER19.85倍、実績PBR0.91倍、予想配当利回り1.55%

管理人評価C



【会社紹介】

トーヨーカネツは原油貯蔵タンク、LNG極低温貯蔵タンクといった様々なタンクを建設して利益を得ている会社です。


世界第2位のタンクメーカーとして活躍しているトーヨーカネツは、様々なタンク建設の実績を通じて多くのお客様から信頼を得ている優秀企業です。株主、社員、お客様の視点に立った経営を行ってグループ全体の企業価値を高めたいと望んでいます。

個人的な意見を述べると、全てのステークホルダーの視点に立った経営を行なうのは厳しいと思います。

「全ての人を大切にする」というのは理想ですが、重視しなければいけない人を理解する必要があります。例えば企業経営で1番重要になるのは「社員」だと定義付ける会社もあれば、「お客様」が大切だと意識している会社も存在します。

企業経営で重要なのは「何を重視するか?」ということであり、お客様重視の経営を行ないたければ徹底的にお客様目線で物事を考えなければいけません。

全ての人の目線を大切にするのは素晴らしいことですが、立場の異なる全ての人を意識した経営を実行できるのか疑問に感じます。

トーヨーカネツは安定した収益構造を有する企業グループの確立を目標に定めており、今後も安定した黒字経営を維持することを意識しています。

 

【史上最高益を達成したトーヨーカネツ】

トーヨーカネツは2014年通期決算で、営業利益と経常利益で「史上最高益」を達成することができました。

物流システム事業で収益性を改善したトーヨーカネツは「力強い収益体質」を築くのに成功している会社だと評価することが可能です。長期的に株主に利益を還元する策も練っており、自己株式の取得も積極的に行なっていく予定です。

中期経営計画の営業利益目標を上方修正したトーヨーカネツは、今勢いに乗っている会社だと分析することができます。

今後も利益を伸ばし続けるのが理想になりますが、今がピークだと判断することも可能です。

世界2位のタンクメーカーとしての誇りを抱いているトーヨーカネツですが、できれば世界1位を目指して邁進してほしいです。

 

【トーヨーカネツの財務分析】

トーヨーカネツは2010年から2014年にかけて黒字決算を維持しています。

2014年通期決算の売上高は483億9500万円、営業利益は43億4100万円、経常利益は47億7600万円で前年度と比較して利益額を大幅に伸ばしています。純利益は28億7900万円まで拡大しており、相当良い結果を残すことができました。

来期は減益が予測されています。

海外LNGタンク建設は好採算案件として評価されていましたが、好採算案件は全体的に一服した模様です。採算性の高い案件が減った影響により、来期は減益予測が濃厚になっています。

財務状態は良いです。

自己資本比率は61.6%。有利子負債額は37億4400万円です。

 

【トーヨーカネツ株に向いている投資スタイル】

トーヨーカネツは優秀な会社ですが、株として評価すると微妙です。

来期は減益予測を打ち立てているので成長株投資を実行するのはキツイです。

PER値やPBR値を分析するとそこまで割安性に長けておらず、売却益狙いの投資を行なうのに物足りない能力になります。

安定配当を維持しているのが長所ですが、予想配当利回りはそこまで高くないのでインカムゲイン狙いの投資を実行するのも微妙です。財務状態が良いという明確な強みが存在するトーヨーカネツは、資産株投資に向いているのです。

過去の決算を分析すると毎年利益額がバラバラで、利益額が安定していないです。

配当金支払額は安定していますが、持続的成長を期待するのは厳しいのが欠点になります。

(上記の情報は2014年7月24日に記載しました)


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