東洋精糖 (2107)

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・上場市場 東証1部
・会社名  東洋精糖株式会社
(とうようせいとう 英称:Toyo Sugar Refining Co., Ltd.)
・証券コード 2107
・業種     食料品
・決算    3月
・設立年  1949年11月
・上場年  1953年3月

管理人評価C

【会社紹介】

東洋精糖は砂糖などを販売している会社です。


砂糖の製造・販売をコア事業に設定している東洋精糖ですが、不動産の貸賃業務も営んでいるという特徴があります。円安による原材料価格の増加が東洋精糖の経営を圧迫しており、為替リスクを背負っているのが難点になります。

「自然のおいしさ、自然のやさしさ」を追求している東洋精糖の砂糖は、多くの一般消費者から受け入れられています。

コーヒーやお茶のお供に最適なグラニュー糖や様々な料理に活用できる上白糖、和菓子作りや煮物に適したザラメ糖など、様々な砂糖を販売して利益を得ているのです。

砂糖の販売だけに特化している印象のある東洋精糖ですが、機能素材の製造・販売業務も行なっています。

肌の弾力性を向上させて美容効果があると伝えられているバオバブ・サリチェ(バオバブの木)や、化粧品に使用されるゆずポリフェノールなど、様々な機能素材を販売して利益を得ているのです。

品質管理も徹底しており、「お客様の安心・安全を第一に考える」という方針を曲げないで開発業務を行なっています。東洋精糖の販売している商品は天然材料を活かした機能素材が多いため、品質管理を徹底する必要があるのです。

優れた品質管理能力が消費者の信頼に繋がり、リピーターを増やすことに直結するのです。

東洋精糖は消費者のニーズを掴み、お客様の信頼を守り抜くことに長けた企業であると評価することができます。

【素材開発に定評のある東洋精糖】

東洋精糖の持ち味は「天然素材を新規開発することができる」点です。

東洋精糖は原材料である「天然素材」を上手に活用して化粧品や機能性素材の製造・販売を続けており、重要な副収入として機能素材事業は活躍しているのです。

全売上高の89.4%を占めている砂糖事業が東洋精糖の圧倒的主力事業である事実には変わりがありませんが、今後は機能素材事業と砂糖事業の収益を伸ばして会社全体の収益力を高めることが期待されています。

【東洋精糖の財務分析】

東洋精糖は安定した黒字決算を維持しているのが魅力です。

2013年通期決算の売上高は146億9100万円、営業利益は9億6700万円、経常利益は10億2600万円で売上高と利益額が全体的に減少しているのが痛いです。純利益も6億5700万円まで低下しており、成長株投資には向いていないのが残念です。

来期も営業利益の増加は期待できません。

新規市場を開拓するための人件費向上が重くのしかかっていますが、事業規模を拡大するために人材を増やすのは悪い選択肢ではありません。

2013年11月に砂糖1kgにつき3円値上げした影響により、2015年通期決算では利益額を回復することが予測されています。

財務面は良いです。

自己資本比率は55.9%。有利子負債額は39億400万円で、自己資本比率がそこそこ高いのはプラス評価になります。

【東洋精糖株に向いている投資スタイル】

東洋精糖株に成長性を期待するのはお勧めできませんが、安定決算を維持している点や良好な財務面を分析すると、さほど悪い株ではないことに気づきます。

財務状態が秀でているので長期保有する価値は高く、インカムゲイン狙いの投資に適しています。現在の予想配当利回りは2.04%でバックアップ株として活躍してもらうことは可能です。

更に注目したいのが割安性です。

予想PERは8.91倍、実績PBRは0.72倍でかなりの割安性を保っていることが分かります。財務優良な割安株が欲しい人と、東洋精糖株は非常に相性が良いのです。

ここまで割安性に長けていると売却益を狙う戦略もアリになりますが、基本は配当金収入と考えた方が良いでしょう。長期保有を通じて含み益が得られるようになったら売却を検討するのがお勧めです。

長期保有する価値は高いので、長期投資家にとって少し美味しい株になります。

(上記の情報は2014年2月6日に記載しました)


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