ツガミ (6101)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ツガミ
(つがみ 英称:Tsugami Corporation)
・証券コード 6101
・業種     機械
・決算    3月
・設立年 1937年3月
・上場年 1949年6月


・1株価格581円(4/23終値)、最低売買単位:1000株、1単元価格:約58万1000円

・予想PER123.62倍、実績PBR1.32倍、予想配当利回り2.07%

管理人評価D

【会社紹介】

ツガミは第二次世界大戦前から工作機械を製造している会社です。


「精密技術」という素晴らしい独自技術を保有しているツガミは、高精度で高速な製品を生み出し続けた実績があります。現在はITが発展した影響により、「総合的な性能向上が必須」だと捉えているため研究開発に力を注いでいます。

時代の動向を見抜き、将来の発展に向けて研究を推し進めるツガミはニーズを先取りした商品販売に定評があります。

売上の拡大と生産性の効率向上、原価価格の低減を狙っているツガミは「成長戦略」を実施している会社です。今期は減益が予測されるツガミですが、これは「中国経済の回復が遅れたことが原因」だと分析しています。

また、スマートフォン向けの需要が低下したのが減益理由だと発表していますが、これはいかがなものでしょうか。

減益理由を分析すると「外部要因を主張していること」が多く、景気回復の遅れや国内需要の伸び悩みを減益理由として述べているのは良いことだと思えません。

仮にツガミの減益理由が正しかったとしても、逆に言えば「外部要因に大きく左右されるビジネスを行なっている証明」になるため、安定性を評価することができないのです。

ツガミのビジネスモデルは外部環境が大きく関わるため、安定株投資には向いていません。

【減益発表! しかし、株主の利益は重視しているツガミ】

ツガミは減益を発表したのが最大の痛手ですが、ツガミの行動を分析してみると「株主の利益を重視している」ことが分かります。

減益を発表した後に「自己株式取得」を決定し、自社株買いを行なって株主の利益を守っています。

自己株式取得の理由は「今後の経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため」と述べていますが、迅速に自己株式取得を決断したのは素晴らしいです。

安価な材料で高精度の製品を生産することができるツガミは、「高品質を武器に新興国を開拓する意識」が強いのが長所です。

今後も成長・発展が期待できる新興国へのビジネスを強化し、利益額を高める戦略を実行し続ければツガミ再躍進は可能だと思います。何だかんだで赤字転落までに至っていないのですから、ツガミは非常に優秀な会社として評価することが可能です。

【ツガミの財務分析】

ツガミは2011年から2013年にかけて利益額を伸ばし続けてきました。

2013年通期決算の売上高は528億1200万円、営業利益は84億4700万円、経常利益は68億円で売上高や営業利益を伸ばしています。純利益も42億700万円に上昇しており、かなり良い結果を残すことができました。

来期は減益が予測されています。

中国市場が想定以上に回復が緩かったのが残念です。今後は中国にこだわらず、中国以外の新興市場を開拓して「リスクヘッジ」を行なうのが得策になります。ツガミの技術を求める新興国は数多く存在するので、グローバル戦略を決行するのがツガミ再躍進の道になります。

財務面は優秀です。

自己資本比率は66.1%。有利子負債額は49億5600万円でなかなか良い財務状態を維持しています。

【ツガミ株に向いている投資スタイル】

ツガミはなかなか厳しい株だと思います。

減益が予測されているので成長株投資を実行することができませんし、減益理由がちょっと痛すぎます……。

外部環境の悪化を減益理由にするのはどうなんでしょうか。

外部要因なんて改善することもあれば、悪化することも多々あるので外部環境頼りの経営を行なっているのは少しマイナスポイントです。(持続的成長を維持するのが難しいため)

PER値も100倍以上で非常に高く、割安株投資を実行することはできません。

配当利回りも低いツガミ株はインカムゲインの投資を決行するのもお勧めできないのです。様々な面で弱点が目立つツガミは、「玄人向けの株」と評価しました。

ツガミの再躍進に期待が抱ける方はツガミ株を購入しても良いでしょう。

(上記の情報は2014年4月24日に記載しました)


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