若築建設 (1888)

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・上場市場 東証1部
・会社名   若築建設株式会社
(わかちくけんせつ 英称:WAKACHIKU CONSTRUCTION CO.,LTD)
・証券コード 1888
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年  1890年5月
・上場年  1961年10月

管理人評価D

【会社紹介】

若築建設は海洋土木を中心に利益を上げている中堅マリコンです。マリコンとは、「マリンコンストラクター」の略で、海洋土木を中心にビジネスを行なっている会社のことをマリコンと言います。


120年以上海上土木のパイオニアとして輝き続けている若築建設は、港湾施設や空港施設の建設を通じて日本の発展に貢献しました。今後は経営基盤を強化して「長く存続する会社」を目指し、地域交流を重視して地域密着型経営を徹底する予定です。

建築事業は規模を大幅に縮小し、採算重視の受注体制を整えて健全な利益を上げる体質を築いています。

赤字決算を出し続けて経営不振を危惧された若築建設ですが、2012年通期決算から黒字体質を取り戻しているのがグッドです。

今後は黒字体質を保ちつつ、グループ全体の収益力を強化して株主に利益を還元することが求められます。安定成長が期待できる株ではありませんが、若築建設はここ近年の成長率が高いという特徴があるのです。

【未来は明るい? 復配を実行する若築建設】

若築建設は長年無配方針を継続していましたが、利益体質が改善されたことにより2014年から1株あたり2円の年間配当金を支払うことに決めました。

平成24年度を初年度とする中期経営計画を定めている若築建設は、「持続的な成長の実現に向け、時代の変化に対応できる企業体質の構築を図る」ことを目的に事業活動を続けてきたのです。

企業業績が向上しているのは時代の変化に対応している証拠になります。

業績が順調に回復している若築建設は「再成長を遂げている古参企業」として評価することができます。復配を実行したのは既存株主にとって良いニュースであり、今後も安定配当が期待できるのが嬉しいです。

受注高が向上したのが若築建設躍進の秘密になります。

受注高が増えるとその分売上や利益額が増加しますが、若築建設が素晴らしいのは「採算重視の受注方針」を貫いて受注量を増やしたことです。景気回復の恩恵を受けている若築建設はこの先も受注量を増やして健全な経営体質を維持する予定です。

【若築建設の財務分析】

赤字経営に悩まされていた若築建設ですが、2012年度以降黒字経営を取り戻しているのがポイントです。

2013年通期決算の売上高は655億5200万円、営業利益は15億400万円、経常利益は11億300万円で売上高や営業利益が順調に増加しています。純利益も6億4400万円に増大しており、素晴らしい結果を残すことができたのです。

来期は経常利益を16億円に伸ばすことが予測されています。

上方修正のニュースを発表し、株主に希望溢れる情報を伝えた若築建設を賞賛する人は多いです。海上土木工事の受注が多いのは相変わらずですが、陸上土木工事や建築需要も増加して全体的に好決算を残すことが期待できます。

財務面は微妙です。

自己資本比率は30.3%。有利子負債額は70億8900万円で、良くも悪くもないです。

【若築建設株に向いている投資スタイル】

若築建設は成長株投資に向いています。

成長株投資が適していると言っても、大きな成長を期待するのは禁物です。今後数年間の安定成長を予測している方は若築建設株を中期保有し、売却益を狙う戦略を練るのがお勧めです。

無配実施時期が長かったので安定配当を期待するのは禁物です。

現在の予想PERは12.5倍、実績PBRは1.12倍で割安でも割高でもありません。

予想配当利回りも1.48%で物足りなく、全体的に株の能力値が低いのが残念です。これと言った強みがないので、特定の戦略を当てはめるのが難しいのです。長期投資で儲けたい人は他の株も探し、若築建設株と比べてみることをお勧めいたします。

(上記の情報は2014年3月3日に記載しました)


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