ワタミ (7522)

LINEで送る
Pocket

・上場市場 東証1部
・会社名  ワタミ株式会社 (わたみ 英称:Watami Co., Ltd.)
・証券コード 7522
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1986年5月
・上場年  1996年10月

管理人評価B

【会社紹介】

ワタミは居酒屋や老人ホームなどを全国に展開している会社です。


昔は居酒屋経営で利益を上げていた外食産業でしたが、現在は多角化経営に成功しています。ワタミ独特の経営モデルは「ワタミ文化」と呼ばれており、社員やアルバイトにワタミ理念を浸透させているのがこの会社の特徴になります。

ワタミは「ありがとうを集める会社」というプランを立てており、事業を通じて社会貢献を成し遂げようとしています。ワタミは社会貢献団体の積極的な援助も行っており、多くの人々のありがとうを集めようとする姿勢が行動に現れています。

【ワタミが躍進できた理由】

ワタミは渡邉美樹氏(わたなべみき)が創立した会社で、大躍進を成し遂げた企業として有名です。

最初は飲食店経営に特化していたのですが、外食産業で利益を上げるのはとても難しいのです。数多く存在する同業他社に勝ちたければ差別化を成し遂げなくてはいけません。ワタミが躍進できたのも、「差別化」に成功したからです。

・膝をついて接客する

・お客様の灰皿にタバコの吸い殻が3本たまったら取り替える

・常にお客様の喜ばれることを意識して接客をする

現在では当たり前のように行われているサービスですが、当時は革新的なサービスでした。高級クラブでは一般的なサービスでしたが、ここまで徹底したサービスを実践している居酒屋は今までほとんど存在していなかったのです。

「徹底したサービスをお客様に提供する」

これがワタミ躍進の理由だと言えます。もちろん、渡邉美樹氏の経営手腕も無視することはできません。お客様の立場で物事を考える姿勢が、差別化に成功した理由だと分析できます。

【ワタミの多角化経営の謎】

ワタミは外食以外の分野で多角化経営を成功させています。

有料老人ホームの経営や宅配弁当が現在のワタミの収益柱です。ワタミが多角化経営に踏み切ったのは「外食産業に明るい未来を感じることができなかった」からではないでしょうか?

元々外食業界というものは利益率が低く、競合率が高い業界でもあります。本業以外の収入を得ることによって、ワタミグループの利益を分散するという目的があったのかもしれません。

「多くの人々からありがとうを集めるために事業の幅を広げた」という意見もありますが、それは意見の1つに過ぎません。会社は利益を出さなければいけない存在です。会社は存続しなければいけない義務があるため、幅広い業種から利益を得て収入の幅を広げるのは悪くない手段として捉えることができます。


これは私の推測ですが、「外食ビジネス以外から利益を得たかった」というのが多角化経営に踏み切った1番の理由であると考えられます。

【ワタミの財務分析】

ワタミの経営状態は非常に良好です。

事業を拡大し続ける方針を貫いているワタミは多角化経営で成功している代表的な会社になります。売上高は年々増加し続けており、純利益も毎年増加している優良企業です。

2013年3月の売上高は約1577億円で、前年度と比較して約175億円も売上を伸ばしています。

外食産業という厳しい業界において確実な利益を出しているのがワタミの特徴になりますが、本業である居酒屋店舗の客離れが続いてるのが難点です。他のビジネスで利益を出してワタミグループ全体の売上を向上させるのは非常に良い手段であると好意的に解釈することができます。

しかし、ワタミの躍進を支え続けていた渡邉美樹氏が経営から完全撤退したのが気がかりです。

ワタミグループがここまで成長したのも渡邉美樹氏の経営手腕が秀でていたからです。カリスマ経営者である渡邉美樹氏がワタミグループから離れるのは高く評価することはできません。渡邉美樹氏に関しては様々な意見が存在しますが、1流の経営者であったことに疑いの余地はないのです。

1代で東証1部上場を成し遂げるのは並大抵のことではありません。渡邉美樹氏の影響力は未だに強く残っていますが、カリスマ経営者が去ったワタミが今後どういう風に躍進していくのか注目したいところです。

【ワタミの株主優待】

3月、9月の権利付き最終日にワタミの株を100株以上保有していればワタミグループで使用できる金券を受け取ることができます。

・100株以上株を保有している人は6000円分の優待券が貰えます。

・500株以上保有している人は1万2000円分の優待券が貰えます。

・1000株以上保有している人は1万5000円分の優待券が貰えます。

上記の金券は「和民」や「わたみん家」などで使用できる金券になります。居酒屋に行くことが多い人にとってありがたい株主優待になるでしょう。

上記の金券の使用期限は6ヶ月間で、1回の飲食で1人1枚だけ使用することが可能です。

また、金曜日と土曜日、祝日の前日は金券を使用することができません。

ワタミの株主優待は使い勝手が良くないという批判もありますが、渡邉美樹氏は「株主なら会社を応援するべきだ」というポリシーを貫いて現在の株主優待制度を確立させました。

(上記の情報は2013年9月14日に記載しました)


スポンサードリンク