行動力を奪う、デメリットシステムの教育

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デメリットシステムの教育とは、物事に対するデメリットを強調する教育のことを言います。

デメリットシステムの教育の利点は、何かしら行動を起こしたときのデメリットを理解できる点でしょう。しかし、この教育は行動力を減退させるという特徴があります。

株式投資はリスクが大きい投資方法になるので、子供に対して株式投資について教えるときは「株に投資するデメリット」から教育する傾向があるのです。その結果、デメリットだけが思考の中で膨張されていくので「株式投資=やらない方が良い」という先入観を身につける結果に繋がってしまうのです。


これは株式投資に限りません。

デメリットシステムの弊害は、リスクの高い行動を起こさないように子供に教えるという点です。失敗は悪だと決め付け、自立心と自分で考える力を減退させます。どんな行動にもリスクは存在するものであり、デメリットだけを説いても何の発展性もありません。

あれをしちゃダメ。これをしちゃダメと教育するのがデメリットシステムの問題点になります。

安定志向に走っている人が株式投資を忌み嫌うのは、株式投資のリスクばかりを考えているからです。リスクとリターンは比例関係にあることを知らない人が多く、「リスクが高い=悪」という思考から抜け出せない人が多いのです。こういう考え方は株式投資で儲けられません。

学校教育でもデメリットシステムが蔓延しています。

例えば、公立学校の教育では就職活動の指南が活発的に行われていますが、起業するための方法や偏見のない投資知識を授ける学校はどれほど存在しているのでしょうか? 正しい投資知識を教える学校は、果たして多数派であると言えるのでしょうか?

行動する人は誰にも縛られること無く、勝手に行動して自分なりの哲学を貫くことができます。その点を考えると「起業するための方法」を学校で教えないのはある意味合理的であると考えられます。本当に行動力のある人は周囲から反対されても起業するだけの力を持っているのですから。

しかし、正しい投資教育をしないことに関してはどうでしょうか?


株式投資のデメリットを理解するのはとても大切なことですが、なぜデメリットやリスクに焦点を合わせて教育をする必要があるのか考えなくてはいけません。

これは憶測の意見になりますが、「失敗は悪」という認識が広まっているから「あれは危険だ。これは危険だ」という教育が一般的になっているのではないでしょうか。

人生に失敗はつきものです。株式投資にも失敗はつきものです。大切なのは失敗を避けることではなく、失敗という経験を活かして次に繋げるための力を養うことではないでしょうか?

株式投資に関する正しい理解が広まっていないのは、デメリットシステムの教育方針が原因になっていると考えられます。リスクだけを避けて人生を生き抜くのも1つの方法になるのですが、そもそも就職するのもリスクがあるのです。

就職した会社が潰れないという考えは現代では通用しません。自分がリストラされないという根拠もないのです。

正社員絶対主義という思考が広まっていますが、これもデメリットシステムが大きく関与しています。正社員になれば安定と安心を手に入れることができると考えている方も多いのですが、それは理想論です。

民間企業に就職する以上、絶対安心という保障はどこにもありません。

リスクを避けて行動しても大金を得ることはできないのです。むしろ、リスクを避けた行動が綿のように自分の首を絞めていることもありえます。

株式投資の正しい知識を身につけたければ、デメリットとメリットの両面を理解する必要があります。デメリットだけ理解して意見を述べても、それは一方通行の見解であり視野が広いとは言いがたいのです。


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