企業も人も信頼を失ったら終わり

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私がつくづく思うのは、企業も人も信頼を失ったら終わりということです。

 

信頼を築くのに長い時間がかかり、信頼を失うのは一瞬という名言が存在しますが、これは本当に正しいです。多くの人は信頼という目に見えない財産を軽視していますが、私は人の信頼ほど重要なものはないと思っています。

 

いくらお金があっても信頼を失ったら終わりです。

 

例えば日本マクドナルドホールディングス (2702)などは、多くの人から失望されています。

 

仕入れ先だった中国の食品加工会社が期限切れの鶏肉を使用していた問題が発覚し、多くの消費者は「マクドナルド離れ」を起こしています。


出典 www.telegraph.co.uk

食品を取り扱う企業にとってお客様から「食品に対する信頼」を失ったのは大変な痛手であり、平成26年度通期決算で170億円の赤字を出すことが予測されています。

 

日本マクドナルドホールディングスは自己資本比率が80.1%と高く、また信頼を取り戻す可能性は存在しますが、1度失った信頼を取り戻すのは途方もない時間がかかります。

 

ただ、信頼は回復することが可能です。

 

不二家 (2211)も消費期限切れの材料を使用して一部洋菓子を製造していたことが発覚して多くの消費者の信頼を裏切りましたが、今は信頼を取り戻して黒字経営を維持しています。

 

 

 

仕入れ先だった中国の食品加工会社が期限切れ鶏肉を使用していたのは本当に残念ですが、日本マクドナルドホールディングスは不二家のように信頼回復に努めれば黒字回復は可能だと思っています。

 

 

ただ、理想を言えば最初から信頼を失わない行動を取るのが望ましく、「人も企業も信頼を失ったら終わり」ということを強く意識しなければいけません。

 

 

人を裏切ったときに信頼は失われます。

 

 

特に普段、口だけ良いことを述べているのにもかかわらず、「ルール違反の行為が発覚したり、法律を守らない行為がバレたりした場合、信頼は地の底まで落ちる」と判断して頂いて結構です。

 

 

これは完全な偏見になりますが、口だけ大きなことを述べる人間ほど私は信頼しません。

 

 

拡大戦略、急成長、社会貢献などを掲げている人間、会社は必ず疑うようにしています。なぜかと言うと「綺麗事」を言う人間は自分を良く見せようと考えていることが多いからです。

 

 

ぶっちゃけた話、大きな展望を恥ずかしげもなく語る人間は客観性を見失っているか、口だけの詐欺師か虚栄心が強いバカというケースがほとんどなんですよ。

 

 

本当に有能な人間であれば「わざわざ大口叩かなくても良い」というのが真実になります。行動して確かな結果を残すことができるのであれば、耳障りの良い大望を平気な顔をして語る必要はないのです。

 

 

私が「拡大戦略」にこだわる経営者を嫌うのは、調子に乗っているケースが多いからです。

 

 

拡大している間は良いのですが、私は嫌というほど拡大戦略に走り過ぎてダメになった事例を調べてきました。

 

サンシティ(8910)という会社も無謀な拡大戦略を走って上場廃止になりましたが、人間は上手くいっているときはイケイケドンドンになって何でも成功すると思ってしまうのですね。

 

 

いかにも実現不可能な大望を語る人間はただ調子に乗っているだけのケースが大半です。

 

例外はソフトバンク(9984)を率いている孫正義さんです。逆に言えば大言壮語を吐くほとんどの経営者は「偽物」であり、口ばかり良いことを述べる偽善者はいずれ必ず滅びると思っています。

 

投資家に必要なのは大きなことを語る人間、企業を「本物か偽物か見極める能力」です。

 

 


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