1流の人ほど失敗して成功を収める

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「株式投資で儲けたいのですが、どうすれば良いですか?」という質問をいただくことがあるのですが、とりあえず失敗してみると良いと思います。

1流の人ほど失敗して成功を収めるというのは、とてつもなく矛盾しているように思えますが実は全然矛盾していないのです。

むしろ失敗経験が多い人ほど最終的に儲けられると思ってください。


ここで勘違いして欲しくないのは「失敗前提で株式投資にチャレンジしろ」と言いたいわけではありません。株式投資を始めるのであれば自分が儲けるつもりで優良株を選定し、本気で稼ぐことを意識して株を購入してください。

私は株式投資を通じて大きく儲けることに成功していますが、最初は失敗からスタートしました。

2011年の2月頃に40万円程度の投資資金を活用して株を買い、最初は「配当金がこつこつ入金されれば良いや」と単純に考えて株を保有していたのです。

そしたら驚くべきことに1ヶ月後に東日本大震災が発生して持ち株の株価が半分程度に減ってしまいました。40万円の投資資金が一瞬にして20万円に減少し、「株なんてやらなきゃ良かった……」と頭を抱えていたのを思い出します。

そのときは安易に儲けるのは不可能だと自分を呪ったことをありますし、とりあえず株は見たくもないので放置を決め込んだのです。

普通の人だったら損切りすると思うのですが、損切りすると貴重な20万円がパーになってしまうので長期保有することを選びました。

結果オーライになりますが、この時の決断は成功へと導いてくれたのです。

時間が過ぎるにつれて株価は少しずつ回復していき、20万円の含み損は次第に解消されていきました。このときの経験から「株価はどうせいつか回復する」という経験則を学ぶことができたのです。

しかし、今回たまたま株価が回復しただけで、もしかしたら運が良かっただけかもしれないと自分を疑いました。

「放っておけば株価は回復する」という理論を裏付けるために株価推移のデータを独自分析し、株価が回復しなかった事例があるのか調べてみたのです。

その結果、「日経平均株価は時が経てば勝手に回復する」という事実に気づくことができました。

1929年に起きた世界恐慌時も、日本のバブル崩壊時も、リーマンショックに直面しても立ち直ることができたという事実を発見したのです。自分の「失敗した」という経験を活かすために全体株価の推移を調べてみたのですが、「やがて株価は回復する」という貴重な情報を仕入れることに成功したのです。

もし、私が勝ち続けて負けを知らない投資家だったら株式投資の真実に気づくことはできなかったでしょう。

そもそ「株価の歴史を調べる」という行動も起こしてなかったと思います。

20万円の含み損を抱えたという失敗経験を活かすために行動したのであって、最初から儲けまくっていたら何も考えないで株取引を続けていた可能性が大です。

私が1流だと言うつもりはありませんが、株式投資の世界に限らず1流と呼ばれている人たちは多くの失敗を重ねて成功を収めていることが分かります。

元バスケットボール選手のマイケル・ジョーダンは9000本以上のシュートをミスし、300回近く試合に負けました。「これを決めれば勝てる!」というウイニングショットを26回も失敗しているのです。

マイケル・ジョーダンは「人生の中で何度も失敗したから成功することができた」と述べています。つまり、失敗は悪ではなく成功に導くための材料となってくれる存在です。

超1流の投資家であるウォーレン・バフェットも失敗しています。


バフェットが初めて買った株は「シティ・サービス」という会社の優先株で、購入当初は38ドルの値段がついていました。

しかし、1株27ドルまで値を落としたシティ・サービス株を保有し続けることに恐怖心を覚えたバフェットは、1株40ドルになったときを見計らってシティ・サービス株を売却したのです。

結果的に儲けたので失敗とは言えないかもしれませんが、シティ・サービスは株は200ドルまで上昇する優良株だったのです。このときの失敗経験を活かして忍耐力を学んだバフェットは自身の「長期投資論」を確立することに成功したのです。

バフェットやマイケル・ジョーダンに共通しているのは「失敗経験を学び、次に活かした」という事実です。

逆に言えば失敗を経験しないと次に活かすことができないので、株式投資の失敗は大きく儲けるために必然だと思ってください。

信用取引を行なって借金を抱えるほど大失敗するパターンは別ですが、「株式投資で損をした」程度の失敗で落ち込む必要はありません。どんなに偉大な投資家でも失敗経験を通じて自分を成長させてきたので、失敗しない方がリスクが高いと考えた方が良いのです。

FXで何億も稼いだ人間が最終的にゼロ円になってしまうことがよくありますが、こういう人は最初に失敗を味わえなかった人です。

失敗からスタートすれば慎重な判断を下せるようになるので無謀な投機を繰り返すことはなくなるのですが、成功経験しか得ていない人は「どんどんリスクの高い取引にチャレンジする」のが普通になります。

つまり、成功しか経験していないと守りが疎かになってしまうのです。

株式投資は攻守の切り替えが重要になるジャンルなので、失敗したときは「自分の防御力を強化することができた」と考えてください。失敗経験は絶対に無駄にならないのです。


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