調子に乗った瞬間、人間は終わるよなぁ

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これは株式投資に限った話ではないのですが、私は「調子に乗った瞬間人間は終わる」と考えています。


私が常に気をつけているのは「調子に乗らないこと」であり、人様からお褒めの言葉を頂いても半分冗談という形で聞くようにしています。

 

理由は単純。自分が調子に乗ったら終わりだと思っているから。

 

特に株式投資は「調子に乗ったらどんどん取引が大胆になって、運任せの投資に走りやすくなる」という特徴があるため、調子に乗る人間は株式投資に向いていないと思っています。

 

私も本当は人様から褒めて頂いたら「そうだ! 俺は凄いんだぜ!」という形で自分自身を誇りたくなるのですが、残念ながら自分自身を過大評価した時点で人間としての成長が止まってしまい、どんどん人が離れていってしまうことを理解しているから絶対に調子に乗らないように心がけているのですね。

 

今は褒める経営が流行っています。

 

経営者として素晴らしい実績を残した松下幸之助は「褒めるということはいたわりであり、ひとつの大切な絆」だと述べています。

 

私もその意見は全面的に同意するのですが、若い人間を褒めまくるのはリスクが大きいとも感じています。

 

若い人って調子に乗りやすいんですよ。

 

私もまだ20代前半の人間なので「お前みたいな若造が若さについて語るな」と批判されても仕方ないと思っており、その点は重々承知しているのですが、いくら才能に溢れる若い人を見つけても「褒めまくる」と本人が調子に乗ってしまうのではないかと危惧しています。

 

特に10代、20代の年齢は全能感に浸りやすいため、「多くの大人が特定の人物をチヤホヤすると本人が腐ってしまうのではないか」という考えを抱いています。

 

いくら褒められても「自分はまだまだ実力が低いし、上には上がいるから慢心してはいけない」と考えられる人は別ですが、そうではない人に対して褒めまくるのはかなりリスクが高い行為だと思っています。

 

その点、リブセンス(6054)を率いる村上太一社長は凄いですね! 

 

最年少東証1部上場を成し遂げたのにも関わらず驕ることなく、威張り散らさない村上社長は本当に尊敬すべき人物です。(まだ若いのに本当に凄い……)

 

人間は調子に乗ると「結果を出したのは自分の実力が秀でているからだ」と考えるようになります。

 

これ、明らかに間違っています。

 

どんな人間でも1人で生きることはできません。

優れた結果を出したり才能を評価されたりしても、「今まで応援してくれた人や支えてくれた人の存在を無視し、自分の実力だけを誇る」というのは絶対にやってはいけない行動になります。

 

サイバーエージェント(4751)や面白法人カヤックなどは「褒める風土」を築いており、社員同士でお互いを褒め合ってモチベーションを高めるシステムを整えていますが、これは凄く良いことだと思っています。

 

私は褒めることを否定しているわけではなく、「褒められて調子に乗ること」を批判しているのです。

 

私自身も「本気で素晴らしい」と感じたらとにかく相手を褒めまくります。

 

それはおべっかを使っているわけでも何でもなく、「本気で良い」と思っているから褒めるのです。

 

ただ、褒めるというのは誰でもできる行為になるため、「本気で褒めているのか、相手をノセるために褒めているのか」の区別をつけないと厳しいと思っています。

 

はっきり言ってしまえば、少し褒められたくらいで調子に乗る人間はそれまでだったということなんですよ。

 

不思議なことに、人間はチヤホヤされた瞬間に腐っていくことが多いです。

 

綺麗な桃に少し傷をつけるとそこから腐敗が進んでいくように、「人間は褒められると自分自身を凄いと錯覚し、実力が枯れる原因になる」と分析しています。

 

この事実を理解して調子に乗らないように気をつけている人は良いのですが、多少結果を出したり褒められたりしたことで調子に乗らないでほしい。

 

若い人は「勘違いすることが多い」とよく言われます。

 

私自身も人のことは言えないのですが、自分の実力を過信して勘違いすると一気に流れが悪くなります。

チヤホヤされるのはモチベーションを高める1つの要因になりますが、「チヤホヤされることによって自分を見失い、自分を高める努力を怠る」のは本当に良くないことだと思っています。

 

仕事で結果を出し、勝ち続ける投資家としてあり続けたければ絶対に「調子に乗らないこと」を意識してください。いくら株式投資で勝とうと上には上が存在するのです。自分より上の人間は腐るほどいらっしゃいます。

 

「自分のことを凄いとアピールし、多くの人から褒められたい」と思った瞬間、腐敗が始まるのではないでしょうか。

 

人間は本当に弱い生き物で、他者の良い評価を「正しい」と信じたくなる傾向があります。

 

どんな人間だって良い部分と悪い部分が存在するのですから、「自分は全てにおいて優れている」というのは絶対にありえないのです。

 

多くの人から褒められ、沢山の人間から認められている人が調子に乗り始めるのを見たとき、私は「先は長くない」と感じることが多いです。

 

調子に乗っている経営者は無謀な拡大路線を歩んで轍を踏むことも多いので、「調子に乗っている経営者が率いている会社には投資しない」というのを心がけた方が良いです。


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