会社の言うことを素直に信じるのは危険

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私は会社の言うことを基本的に信用しません。


出典www.paperthin.com

これは長い間株式投資をしている人なら分かって頂けると思うのですが、会社は嘘ばかりつきます。

 

いえ、この言い方は少し語弊があるかもしれません。

 

一部の会社は平気で嘘をつきます。

 

上場企業であっても嘘をつく会社は存在します。粉飾決算事件が良い例になりますが、粉飾決算以外でも投資家を偽るのは珍しくありません。

全部の企業が嘘つきだと主張するつもりはないのですが、株式投資で負けたくなければ「会社は嘘をつく存在である」ということを意識しなければいけません。

 

私が特に信用していないのが成長戦略を掲げている会社です。

 

「当社は○○プランを策定しました。このプランを成功させ、売上高1000億円を目指します!」という会社があるとします。大言壮語を述べている姿は非常に頼もしく、「よし! 頑張れ!」と思ってしまう投資家も多いですが、私は口だけの人間を信用しません。

 

口だけならいくらでも良いことを言えるからです。

 

それは私も同じです。

 

私がいくら耳障りの良いことを述べたところで「現実」という壁を壊すことはできません。

 

微かな希望を与えるために真実とは異なる情報を発信するのと、現実を直視して辛苦を乗り越えていく強さを身につけるのとでは、果たしてどちらが建設的でしょうか。

 

会社は基本的に自社の悪いところは隠したがります。

 

上場企業のホームページを見て貰えば分かるのですが、大抵の場合自社の良いところしか書いていません。

考えてみたら当たり前の話で、「ウチの会社は財務状態も脆弱だし、売上高も低迷しているから株を買うときは気をつけてくださいね」と素直に述べる会社が存在するわけがないのです。

 

会社は自社の印象を極端に気にしているため、基本的に良いことしか述べません。

 

これは人間も同じで、大多数の人間は「自分の良いところ」を積極的にアピールします。

 

できるかできないのか分からないプランを饒舌に語ったり、自分を凄く見せようと躍起になったりするのは「自分の印象」を過度に気にしているからでしょう。

 

物事を正面からしか受け止められない人は投資家に向いていません。

 

例えばとある上場企業が「急激な成長を目指します」と述べたとします。

 

企業は成長を成し遂げるための根拠とプランをしっかり語ってくれますが、何事も計画通りに進むと思ったら大間違いです。多くの投資家は「会社の言うこと」を信じて株を保有する傾向がありますが、それは本気で止めた方が良いです。

 

会社の言うことを信用せず、自分の頭で考える力を養うべきです。

 

成長戦略が提示されたら「これは本当に実現可能なのか?」という視点を意識し、計画成功の可能性を分析することをお勧めいたします。様々なデータを活用して多角的に成功率を分析し、会社の出したプランが理に適っている計画であれば株を買っても良いでしょう。

 

会社は基本的に良いことしか言いません。

 

私は何千もの上場企業を分析してきましたが、中には業績が低迷しているのにも関わらず、「持続的成長を成し遂げる」と堂々と述べている会社を見たこともあります。

 

 

私はこんな会社の言うことは絶対に信用しません。

 

 

なぜなら結果と比較して発言が伴っていないからです。

 

「やればできる」というのはできないのと同じなんですよ。

 

やってないからできないのです。成長していない企業が「成長戦略」を打ち出しても、その計画を真に受けて株を保有するのは物凄くリスクが高いと思ってください。本当に成長できるのであれば「持続的成長」という結果を出しているはずですから。

 

私が1番に重視するのは「数字の実績」です。

 

数字で結果を出していない会社を信用することはありませんし、いくら綺麗事を述べても口だけだと判断します。

 

「この会社は成長意欲が強いから成長株投資に向いている!」と判断するのは自由ですが、必ず過去の業績推移を参照することをお勧めいたします。基本的に人間は自分にとって都合の悪いことを述べないため、相手の本心を知りたければ自分で探るしかないのです。

 

会社の言うことを真正面から受け止めない投資家ほど優秀という事実を理解する必要があります。


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