省電舎 (1711)

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・上場市場 東証マザーズ
・会社名  株式会社省電舎
(しょうでんしゃ 英称:SHODENSYA Co., Ltd)
・証券コード 1711
・業種     建設業
・決算    3月
・設立年 1986年6月
・上場年 2004年12月

・1株価格1099円(10/17終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約10万9900円

・予想PER26.08倍、実績PBR6.31倍、実績BPS179.5、予想配当利回り0%

管理人評価E

 

【会社紹介】

省電舎は再生可能エネルギー事業や省エネルギー事業を展開している会社です。


「これからの時代は省エネルギー」だと考えている省電舎は、再生可能エネルギー設備の設計や調達、施工などを行なって利益を得るビジネスモデルを築いています。

 

現在、太陽光発電には大きな問題が生じており、電力会社が電力買い取りを停止しているのが気がかりです。

 

太陽光発電を普及したければ電力会社が電力を買い取らなければ話にならないのですが、ここにきて太陽光発電事業を推進している会社は危機に立たされています。

 

太陽光発電事業と言えば東証1部に上場しているサニックス(4651)が有名ですが、経済産業省が固定価格買い取り価格の制度の見直し案を示して将来に不安が生じている状態です。

 

これはサニックスに限った話ではなく、太陽光発電事業を展開している会社全てで事業内容の見直しが迫られる衝撃的なニュースになります。省電舎も太陽光発電の施工業務を積極的に行なっていますが、将来が明るいとは言い切れないのがデメリットです。

 

省電舎は自社ホームページで「当事業は安定電力の供給に耐えうる設備を弊社で保有し、固定価格買取制度を利用した独立系発電事業であります」と述べていますが、固定価格買い取り制度が見直されてしまうと省電舎の強みが1つ消失します。

 

省エネを実現して地球環境を守ろうとするのは非常に素晴らしいのですが、根本的なビジネスモデルが崩壊の危機に晒されていることを理解しなければいけません。

 

【将来性に疑問符がつく省電舎】

 

省電舎は将来性が高い会社として知られていましたが、決算を分析すると赤字を出している年が非常に多く、「現在の結果が数字として表れていない」のが欠点になります。

 

「再生可能エネルギーは将来性があるから、今がダメでも省電舎の未来は明るい」と考えている人も多いのですが、買取価格見直し問題が勃発した今、本当に再生可能エネルギー事業が将来性に長けているのか考えなくてはいけません。

 

現在のビジネスモデルの先行きが暗くなってしまったら、「再生可能エネルギー事業と省エネルギー事業に経営資源を投入している省電舎は大きな打撃を受ける可能性」が予測されます。

 

今は省電舎にとって正念場となる時期です。

 

【省電舎の財務分析】

省電舎は2012年から2014年にかけて赤字経営を維持しています。

 

2014年通期決算の売上高は18億900万円、営業利益は1400万円、経常利益は1700万円で前年度より売上高が向上しています。純利益は1600万円の赤字で、前年度より赤字額が縮小しました。

 

来期は黒字が予測されています。

バイオガスやバイオマス発電といった再生可能エネルギー事業で人員を増やしており、利益額を伸ばしたいと望んでいます。

 

財務面はそこそこです。

 

自己資本比率は45.5%。有利子負債額は2億1700万円です。

 

 

【省電舎株に向いている投資スタイル】

省電舎は非常に弱点が目立つ株です。

 

赤字経営が続いており、将来の見通しも不透明なことから成長株として判断するのは非常に危険だと分析しています。財務状態はそこまで悪くないのですが、事業で黒字という結果を残していないのは非常に危惧すべき状態になります。

 

配当金も支払っておらず、株価も非常に割高な省電舎は「株として評価すると非常に厳しい」のが本音になります。

 

今後、省エネエネルギーが今以上に発展すると予測している人は省電舎のビジネスモデルと相性が良いです。しかし、本当に成長力に期待が持てるのかしっかり考えなくてはいけません。

 

(上記の情報は2014年10月20日に記載しました)


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