メディネット (2370)

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・上場市場 東証マザーズ
・会社名  株式会社メディネット
(/めでぃねっと 英称:MEDINET Co., Ltd)
・証券コード 2370
・業種     サービス業
・決算   9月
・設立年 1995年10月
・上場年 2003年10月

・1株価格198円(10/22終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約1万9800円

・予想PER不明、実績PBR1.78倍、実績BPS111.07、予想配当利回り0%

管理人評価D

 

【会社紹介】

メディネットは東大医科研発のバイオベンチャー企業で、「免疫細胞療法総合支援サービス」を医療機関に提供しています。


出典 cancer.medicalxtourism.com

次世代の医療を支える革新的な医療サービスを想像し、医療界の発展に努めているのが長所です。自社の武器である研究力を活かして企業価値の最大化を目指しています。

 

赤字が続いているメディネットは現状を良いと思っておらず、新たな経営戦略を通じて飛躍への礎を築きたいと考えています。

 

2019年9月期までに全社で黒字化を達成すると述べているメディネットですが、まずは細胞加工業セグメントで黒字を出さなければいけません。

 

メディネットは過去の経営戦略を徹底的に批判しており、「旧経営陣が行なってきた場当たり的な経営を排除する」と述べています。これは非常に良いことであり、計画経営を実践してその場その場で対応する経営スタイルを改めるのは好感が持てます。

 

 

経営資源を集中して企業価値の最大化を目指しているのが1番の注目ポイントで、細胞加工業の収益拡大を狙っています。

 

 

メディネットはがんの免疫細胞治療を実施するために必要な技術・サービスを提供しているのが強みで、医療機関のがん治療を手助けするサービスを通じて売上を確保しています。

 

細胞加工業と細胞医療製品事業だけに経営資源を投入する戦略を実施するメディネットは、「ランチェスター戦略」を意識して業績改善を狙っているのが素晴らしいのです。

 

メディネットの強みは「がん免疫細胞治療分野における知見と技術」であり、技術力を活かした経営を心がければ黒字化も夢ではないと捉えることができます。

 

ただ、現状を分析すると数字で結果を出しているわけではないので、メディネットは将来性に期待したい株になります。

 

 

【細胞医療市場でトップシェアを守りたいメディネット】

 

メディネットは今後市場拡大が期待できる細胞医療市場でのトップシェアを維持し、当社シェア20%を守りぬくと公言しています。現在の細胞医療市場は100億円の規模(2013年)となっていますが、2030年には1兆円になると予測しています。

 

本当に1兆円になるのでしょうか……。

 

もし、市場規模が大して拡大しなければメディネットの掲げる戦略は破綻します。

 

細胞医療市場規模が1兆円まで増加することが前提となる戦略を公表しているため、市場動向もしっかり分析した上で株の購入を検討することをお勧めいたします。

 

がん患者が少しでも長く快適に生きられるために、メディネットは研究開発に力を入れています。


出典 advance.org

最先端の研究を目的とした設備と機器を揃えており、細胞培養加工技術の改良に積極的に取り組んで医療サービス向上を目指しています。金沢大学、京都大学、九州大学などと共創研究を行なっており、海外研究機関とも協力して技術力を高めています。

 

メディネットで注目したいのは「研究力」と「技術力」であり、黒字化を成し遂げたければ市場成長がカギになることを意識しなければいけません。

 

【メディネットの財務分析】

メディネットは2011年から2013年にかけて赤字経営を維持しています。

2013年通期決算の売上高は21億1000万円、営業利益はマイナス8億7700万円、経常利益はマイナス9億5100万円で赤字経営から逃れることができません。純利益もマイナス3億4800万円になっており、経営上問題がある数字となっています。

 

今期も赤字が予測されています。

 

研究費用の先行費が負担となっており、早期の黒字回復は難しいです。研究開発費が経営の足を引っ張っていますが、研究しないと存在価値が薄れてしまうので仕方がありません。

 

財務状態は優秀です。

 

自己資本比率は87%。有利子負債額は8億円です。

 

【メディネット株に向いている投資スタイル】

メディネットは長期投資が適しています。

 

会社計画が上手くいけば企業価値の増大が期待でき、将来的に黒字経営を確保することが可能になりますが、本当に計画通りに進むのか疑問の余地も残ります。

 

会社自体は研究開発力に優れており、素晴らしい技術を保有していると評価することができますが、現状を分析すると「赤字経営を維持しているバイオベンチャー企業」という分析結果を払拭することはできません。

 

当然のことながら配当金はゼロ。

 

メディネットは割安性やインカムゲインを期待する株ではなく、「将来の企業価値向上を信じて長期投資に徹するのがお勧めの株」になります。

 

(上記の情報は2014年10月22日に記載しました)


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