批判癖、非難癖を治すたった1つの方法

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投資家は会社を評価するのが仕事のようなものなので、批判癖や非難癖がついてしまうのは仕方ないのです。


出典 www.fredmckinnon.com

ただ、人間関係の面で言えば批判ばかりしたり悪口ばかり言ったりする人は確実に嫌われるので、批判癖を身につけるのはお勧めできません。批判癖・非難癖を治したければ「自分の立ち位置」を理解した上で意見を述べるのが1番良いのです。

例えば私は上場企業経営者の批判をあまりしたくないのですが、これは「非難したら悲しむ人がいる」というのも理由の1つです。ただ、1番の理由は「私が上場企業経営者を批判・非難するほど優れた人間ではない」というのが大きいのです。

上場企業経営者は皆大人数の組織を率いている優秀な人ばかりです。私なんかよりも優れた実績を残していますし、年も上で実績も上な人たちを無能だの何だのいうのはおこがましいと思っているのです。

ただ、この意見はちょっと極端な部分があります。

そういうことを言ってしまうと野球ファンがプロ野球選手を批判するのも悪になるでしょう。私は批判するのは全然悪いことではないと思っています。例えばプロ野球選手のプレーを見て「ヘタクソ!」だと暴言を吐く人もいますが、それはそれで1つの楽しみ方になるので全く問題はないのです。

「自分より上の実績を積んでいる人を批判しない」というスタイルを築いてしまうと、何に対しても批判することができなくなります。

今の自分と相手を比べて批判するのではなく、大抵の人は悪いところを見つけたら批判しているだけなのです。そのため、私は批判するのは全く悪だと思っていません。そういう人たちがダメだと言うつもりもありません。

ただ、私の場合、「自分が大した人間でもないのに、自分より上の人間を偉そうに批判すると恥ずかしくなる」と思ってしまうのです。一言で言ってしまうとおこがましい。何様だよ、という気分に浸るのです。

自分の立場を意識して相手を評価するようにすれば、ほぼ確実に批判癖は改善できます。

なぜならばどんな人間でも自分より良いところは必ず1つはあるからです。相手の悪いところばかり見ていればいくらでも批判できる点を見つけることができますが、「自分と比較して相手の長所を見る癖」をつければ非難・中傷をするのが恥ずかしい行為であることに気づくことができます。

ただ、この理論ははっきり言って極論であり、「自分が結果を出していないのなら結果を出している人を非難するな」という暴論に繋がってしまうのです。何度も言うとおり、私は批判するのは悪だと思っていません。自分の立場が低いとしても批判・非難するのは人間として当然だと思っています。

この理論をそのまま当てはめるのであれば自分より絵が上手い画家は全て非難することができなくなりますし、プロ野球選手に対する愚痴をこぼすこともできなくなります。上場企業に関しても同じで、投資家と経営者は立ち位置が違うのです。

経営者の一部には「経営のことが分からないのにごちゃごちゃと偉そうなことを言うな!」と考えている人もいらっしゃいますが、私はそれは違うと思っています。

上場企業経営者は投資家からごちゃごちゃ言われる立場なのです。それが嫌なら上場しなければ良いし、上場企業経営者としての自覚が足りないと思っています。

批判癖、非難癖を治したければ「自分の立ち位置を理解した上で意見を述べる癖」をつけた方が良いのです。そうすれば自分の足りないところを見つけることができ、安易な批判を繰り返すことができるほど自分は優秀な人間ではないと気づくことが可能です。

謙虚に生きたければ他人の良いところを見つめ、自分の足りないところを実感するのが1番良いのです。


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