ユー・エス・エス【USS】 (4732)

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・上場市場 東証1部
・会社名  株式会社ユー・エス・エス【USS】
(ゆー・えす・えす 英称:USS Co., Ltd.)
・証券コード 4732
・業種     サービス業
・決算    3月
・設立年  1980年10月
・上場年  1999年9月


管理人評価A

【会社紹介】

ユー・エス・エスは中古車オークションの運営を行っている会社です。


社員の積極性を高く評価しているユー・エス・エスは、社員の能力が最大限に発揮できる環境づくりに力を入れています。オートオークション業界でナンバーワンの地位を築いているユー・エス・エスは、中古車流通市場を変革するために奮闘を続けているのです。

代表取締役社長の安藤之弘氏は投資家を大切にしています。

投資関係者がユー・エス・エスのビジネスに興味を抱いているのは嬉しいと公言しており、ビジネスモデルや将来の方針を質問されたときも丁寧に答えているのです。

安藤社長のように投資家を歓迎する社長は好きです。

正直なことを言ってしまうと、投資家を歓迎しない経営者も少なからずいらっしゃいます。「投資家は何も分からないのに経営に口出しして煩わしい」と考えている経営者も多く、投資家と経営者の溝が深い会社も存在するのです。

しかし、安藤社長は投資家の存在を歓迎しています。魅力的な株主優待制度を整えているのも株主に対する感謝の証だと解釈することができます。

【将来の見通しは暗い? ユー・エス・エスのビジネスを分析!】

ユー・エス・エスは中古自動車オークションを運営して利益を上げている会社ですが、将来は明るいと言えません。

新車や中古車の登録台数が低調なのが1番の原因です。出品台数も横ばいで業界自体が成長性に長けていないのが難点です。

しかし、ユー・エス・エスは現在の状況に嘆くことはありません。

新規オークション会場を開設したり、インターネットオークションを展開したり、衛星回線を利用した衛星オークションを始めたり時代に合った事業を行っているのが魅力です。

ユー・エス・エスの最大の長所は市場シェア支配率です。

2013年の1月から6月の市場シェア支配率を分析してみたのですが、ユー・エス・エスだけで32.1%のシェアを獲得しています。これがどれほど凄いことか実感するのが難しいと思うので、同業他社の市場シェア獲得率と比較してみましょう。

まず、市場シェア2位の同業他社のシェアは9.5%です。業界第3位のシェアを獲得している会社が合併しても18%のシェアにしかならず、ユー・エス・エスの32.1%のシェアを超えることはできません。

業界2位と3位が合併してもユー・エス・エスに勝つことはできないのです。ユー・エス・エスがどれだけ圧倒的な1位を確保しているかがよく分かるデータです。

ユー・エス・エスが凄いのは1位の座を確保していても慢心しないところです。

拡大余地がある場所に対して積極的に投資を行ない、全地域でナンバーワンを目指しています。関西地区のオークション会場は1位ではないのですが、この弱点を見逃さないで関西地域のシェア獲得も狙い続けています。

また、ユー・エス・エスは中古自動車買取販売事業やリサイクル事業なども手がけていますが、主力の中古自動車オークションビジネスから転換するわけではありません。

コアビジネスとのシナジー効果を狙って他事業に参入しているだけで、1番重要だと捉えているのは「主力ビジネスの更なる成長」です。

【ユー・エス・エスの財務分析】

ユー・エス・エスは利益額を上げ続けている優良企業です。

2013年通期決算の売上高は632億4300万円、昨年の売上高は640億900万円で売上高が減ってしまったのは確かですが、利益は向上しています。

2013年の営業利益は293億400万円、経常利益は298億8400万円、純利益は183億4600万円まで伸ばしているのは素晴らしいです。売上高が下がっても利益が伸びていれば問題はありません。1株益も69.4円まで向上しており、優秀な結果を出しているのが分かります。

来期も利益額の増大が期待できます。

車の成約台数が順調に増加しており、各種手数料の平均単価がアップしたのが大きいです。30億円の資金を投じて岡山会場を新設移転したユー・エス・エスは、更なる増収増益に向けて躍進を図ります。

財務面は物凄く優秀です。

自己資本比率は80.5%。有利子負債額は7億9400万円で、自己資本額は1248億7600万円です。有利子負債がとても少ないのも良いのですが、自己資本比率の高さは驚異的です。財務面の良さだけで株を買っても良いと判断できるレベルです。

【ユー・エス・エス株に向いている投資スタイル】

ユー・エス・エスは資産株投資に向いています。

業界1位の実力は伊達ではなく、確かな結果を残しているのは好印象です。市場全体が停滞しているのは気になりますが、増益歩調を維持しているユー・エス・エスの実力を疑う余地はありません。

財務面がとても優秀なので資産株として長期保有するのが適しています。

成長性に関しても高く評価することができます。バーチャル・オークションサイトという新しいビジネスに手を伸ばしているユー・エス・エスは、会社規模拡大の意欲が強いので成長目的で投資しても良いのです。

更に注目したいのが配当性向です。

14期連続増配を計画しているユー・エス・エスは、2014年3月期から配当性向を45%に引き上げると発表しました。多くの会社が配当性向30%を目安に定めているのですが、配当性向45%というのはかなり凄いです。

株主還元意識の強い会社として評価することもできます。

株主還元も積極的で財務面も超優良、良い結果を残しているユー・エス・エスはAランクにふさわしい注目株です。

弱点を挙げるとしたら株価が割高な点でしょう。

予想PERは23.62倍、実績PBRは2.98倍で割安株投資には向いていません。

【ユー・エス・エスの株主優待】

3月、9月の権利確定日にユー・エス・エス株を1000株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・1000株以上保有で3000円相当のオリジナルグルメギフト

・10000株以上保有で10000円相当のオリジナルグルメギフト

参照URL http://www.ussnet.co.jp/ir/yuutai.html

(上記の情報は2014年1月17日に記載しました)


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