ヤマダ電機 (9831)

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・上場市場 東証1部
・会社名 株式会社ヤマダ電機
(やまだでんき 英称:Yamada-Denki Company, Limited)
・証券コード 9831
・業種     小売業
・決算    3月
・設立年  1993年9月
・上場年  1989年3月


管理人評価C

【会社紹介】

ヤマダ電機は家電量販店をチェーン展開している会社で、家電量販店最大手の地位を築いています。


2013年に創業40週年を達成したヤマダ電機は、現在のような大企業ではありませんでした。

わずか8坪の自宅兼店舗からスタートした歴史があり、創業当初は「日本一になる」という考えは全くなかったのです。普通に考えればそれは当たり前の話で、8坪の店から始まった会社が日本一の家電量販店会社に成長するとは誰も予測していなかったでしょう。

創業者であり、現代表取締役社長の山田昇(やまだのぼる)氏ですら「何とか家族が食べていければ良い」という思いを抱いていたのです。

ヤマダ電機がここまで躍進できたのも誠実に仕事に取り組んできたからです。

誠実な仕事振りがお客様の信頼を得ることに繋がり、少しずつ規模を拡大する結果に発展したのです。時代の変化に対応するスキルに長けており、お客様に対する感謝を忘れないで経営を続けてきたヤマダ電機は家電量販店の成功例として語られることが多いのです。

また、新しいことにも積極的にチャレンジしています。

新規事業に挑戦するのはかなりリスクが高いのですが、時代の変化に対応したければ新しいことを避けるわけにはいきません。

ヤマダ電機は1990年代の初めに郊外型家電量販店初の「パソコン専門店」を作った歴史があります。

当時、パソコンは大して普及しておらず多くの人々が失敗を予想していました。しかし、山田昇氏の時代を見抜く目は素晴らしく、「パソコンはいずれ一般大衆にも親しまれる」という予測を立てていたのです。この予測は当たり、他社に先駆けて新たなニーズを発掘することができました。

「創造と挑戦」を経営理念に掲げて躍進を続けてきたヤマダ電機ですが、現在は「感謝と信頼」を新たな経営理念に加えています。ネット通販ビジネスの躍進が続く中、ヤマダ電機は生き残り続けていくために「信頼できる企業」として認知されることを意識しています。

お客様から心からの満足を引き出すのは可能です。

家電量販店ビジネスは斜陽化が続いていますが、サービス力を向上させてお客様の信頼を得ることは可能なビジネスになるのです。激動する時代を生き残ってきたヤマダ電機を高く評価する投資家も多いのです。

 【強い企業を目指すヤマダ電機】

ヤマダ電機は「創造と挑戦」という経営理念を掲げて強い企業を目指しています。

私から言わせればヤマダ電機は強い企業の条件を満たしているのです。業界最大手という地位を確保しているのも素晴らしいのですが、企業が1番重視しなければいけないのは「利益を出すこと」です。

利益を出し続けている会社が強いのです。斜陽化が進む家電量販店ビジネスにおいてヤマダ電機は現在も利益を出しているので、強い企業として評価することができます。

ヤマダ電機の強みは徹底したサービス力です。

業界最大手として高い誇りを抱いているヤマダ電機ですが、地道な経営活動を継続しているのがポイントです。電球が切れているお客様に対して電球を運ぶという御用聞きのような仕事もしており、細かな活動の積み重ねが信頼を得ることに繋がるのです。

ヤマダ電機には驕りがありません。

普通、業界ナンバーワンの地位を築いたら大抵の会社は驕ります。慢心を抱くようになり、経営も上手くいかなくなることが多いのですがヤマダ電機は経営理念をしっかりと守って「お客様のために経営を続けている」という素晴らしい特徴があるのです。

また、ヤマダ電機は「経営において最も重要なのは人」だと考えています。

私もこの考え方に同意します。特に家電量販店は人と人が密接に繋がるビジネスになるため、意識の高い人材を育てるのは重要課題になるのです。ヤマダ電機は人材育成に力を入れており、社員が働きがいを得られる仕組みを築くために労力を注いでいます。

能力主義に基づいて社員を評価し、社員の能力開発に力を入れています。個人能力の高い社員がヤマダ電機の利益を支えているのです。

様々な取り組みを通じて強い企業へと歩を進めるヤマダ電機は、注目度がとても高いのです。

【ヤマダ電機の財務分析】

ヤマダ電機は2009年から2013年にかけて黒字決算を維持しているのが長所です。しかし、売上高は年々低下しており成長企業だと分析できないのが難点です。

2013年通期決算の売上高は1兆7014億8900万円で、営業利益額は339億3000万円です。前年度の営業利益が889億7800万円だったので、かなり営業利益が低下したと判断することができます。

2013年度の経常利益は479億600万円、純利益は222億300万円で全ての利益が前年度より減っています。1株益も23.6円まで減少しているのです。

来期も営業利益が低下することが予測されていますが、過度の商品値引きが利益減の理由になります。今後はネット販売、法人、住宅事業を新規3本柱事業と位置づけて発展を図る予定です。

財務面はそこそこです。

自己資本比率は48.5%。有利子負債は2843億1600万円で、財務面が悪いわけではありません。有利子負債が多すぎるように感じますが、売上高や5234億400万円の自己資本額と比較すると有利子負債が極端に多いわけではないことに気づきます。

【ヤマダ電機株に向いている投資スタイル】

ヤマダ電機は物凄く難しい株です。ネームバリューが高いので会社の名前だけで株を買う人も多いのですが、そこまで優秀な株だと思えません。

利益額が下がり続けているのが難点で、PER値がかなり高いのです。現在の予想PERは42.5倍で実績PBRは0.64倍になります。

これらのデータを分析しても分かる通り、割安株投資に向いていないことが判明しています。

成長を続けていないので成長株投資を実行することもできません。キャピタルゲインに頼れないのであればインカムゲインを狙えば良いのですが、現在の予想配当利回りは1.68%で大した利回りでないことが分かります。

配当金狙いの投資や売却益狙いの投資に不向きなので、投資家にとって旨味が少ない株に該当します。ヤマダ電機が好きな方や株主優待が欲しい方はヤマダ電機株が向いています。

【ヤマダ電機の株主優待】

3月の権利確定日にヤマダ電機株を100株以上保有していると以下の株主優待を受け取ることができます。

・100株以上保有で525円相当の年間割引券1枚

・500株以上保有で525円相当の年間割引券2枚

・1000株以上保有で525円相当の年間割引券4枚

・10000株以上保有で525円相当の年間割引券8枚

2100円以上の現金を利用した買物の場合、指定月分だけ1枚利用することができます。他の値引き商品との併用は不可能です。

(上記の情報は2014年1月9日に記載しました)


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