ヤマダ・エスバイエルホーム (1919)

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・上場市場 東証1部
・会社名   株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム
(やまだ・えすばいえるほーむ 英称:YAMADA SXL HOME Co.,Ltd.)
・証券コード 1919
・業種     建設業
・決算    2月
・設立年  1951年6月
・上場年  1973年9

・予想PER不明、実績PBR2.4倍、予想配当利回り0%

管理人評価E

【会社紹介】

ヤマダ・エスバイエルホームは住宅メーカーとして活躍している会社で、ヤマダ電機の子会社になっています。


2013年6月1日に「ヤマダ・エスバイエルホーム」という社名に変えたのは、ブランド力向上という目的があったからです。

ヤマダ電機との連携力を高め、時代の変化に対応する戦略を取っているヤマダ・エスバイエルホームは、「ヤマダ」という文字を付け加えて親会社と密接な関係をアピールしています。

「CSR経営」を実施して企業価値を高めようと努力しています。

CSR経営とは、ES(作業員満足度)とCS(お客様満足度)の2つの満足度を高めて組織体制を整える経営になります。ヤマダ・エスバイエルホームは成長戦略を練っている会社ではなく、「企業の継続性を重視する経営方針」を掲げているのです。

つまり、ヤマダ・エスバイエルホームは激動の時代を生き残る「生存戦略」を採用していると捉えることができます。

成長株投資を実行したい方はヤマダ・エスバイエルホームの経営方針と相性が悪いのですが、守り重視の経営を評価している方はヤマダ・エスバイエルホームに共感できると思います。

個人的に注目したいのはESの見直しです。

作業員満足度を高めれば社員の士気が増大します。社内が活性化されると再成長を遂げることも可能になります。

リフォーム営業は基本的にワークバランスが悪いことが多いのですが、ヤマダ・エスバイエルホームは「完全退社時間の設定と徹底」を促進しており、社員の健康とモチベーションを高める取り組みを続けています。

【不動産のサービス力に定評があるヤマダ・エスバイエルホーム】

ヤマダ・エスバイエルホームは注文住宅を販売することに力を入れています。

住まいづくりの相談に乗っているヤマダ・エスバイエルホームは、お客様の要望を聞き入れ、お客様のニーズを満たす提案営業」を行なっているのです。日本人の心を掴む住宅の販売能力に長けており、「和」をテーマにした住宅販売も続けています。

「駅近が良い、太陽光発電システムが搭載している家が良い」など、お客様の要望は様々です。

お客様のこだわりを理解した上で営業活動を続けるヤマダ・エスバイエルホームは、「顧客満足度重視の営業を行ない、お客様に信頼される会社」としての立ち位置を確保しているのです。

【ヤマダ・エスバイエルホームの財務分析】

ヤマダ・エスバイエルホームは赤字決算から抜け出せない厳しい状況が続いています。

2013年通期決算の売上高は398億6000万円、営業利益はマイナス6億6400万円、経常利益はマイナス6億7000万円で良い結果を残せたとは言えません。純利益はマイナス7億9200万円で残念です。

来期も赤字決算が予測されています。

四季報では黒字決算を予測していますが、2014年1月14日に発表された平成26年2月期第3四半期決算短信を見てみると売上高は344億9600万円、営業利益はマイナス10億5400万円になっています。

経常利益や純利益の赤字幅が拡大しており、苦しい現状から抜け出せない状態が続いています。

赤字幅が拡大したのは原価高騰や販売管理費が増加したからです。

原点回帰をスローガンに掲げて自社の強みを活かした商品戦略を展開しているヤマダ・エスバイエルホームは、巻き返しを図っています。人員が増えたことによる人件費増加が非常に気になります。

今こそ、低コスト経営を徹底して黒字体質を取り戻すべきです。

財務面も良くないです。

自己資本比率は26.1%。有利子負債額は150億円で、利益過剰金はマイナス6億8700万円になっています。(2013年の財務情報)

【ヤマダ・エスバイエルホーム株に向いている投資スタイル】

ヤマダ・エスバイエルホームは非常に厳しい株です。

経営方針や経営戦略は悪くないと思うのですが、「継続性を重視した経営方針」を貫いているので成長株投資を実行するのは不向きです。成長以前に赤字経営から逃れる策を打ち立てなければいけません。

赤字から脱出できていない現状を加味すると、安定株投資を実行することもできません。財務面も良くないので資産株としての活躍も期待できないのです。

無配も痛いです。

配当金を支払うほど余力がないというのが本音だと思いますが、配当金収入を期待したい投資家は現在のヤマダ・エスバイエルホーム株と相性が悪いです。

ヤマダ・エスバイエルホームは売却益狙いの投資を決行するのが得策になりますが、黒字回復の目処が立たないと売却益を得るのは難しいです。

ヤマダ・エスバイエルホームは上級者向けの株になります。

(上記の情報は2014年3月13日に記載しました)


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