関門海 (3372)

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・上場市場 東証マザーズ
・会社名  株式会社関門海
(かんもんかい 英称:KANMONKAI Co., Ltd
・証券コード 3372
・業種     小売業
・決算   3

・設立年 1989
年5月
・上場年 2005年6月


・1株276円(7/10終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約2万7600円

・予想PER40倍、実績PBR8.35倍、実績BPS33.07、予想配当利回0%

管理人評価C

【会社紹介】

関門海は格安フグ料理がウリの『玄品ふぐ』を展開している会社です。


出典 www.pref.aichi.jp

関門海の魅力は格安でフグが食べられることであり、「フグ=高級料理」という固定観念を覆しているのが小気味良いです。

そもそもフグ料理の提供価格が高いのは、トラフグの市場価格が相場によって大きく変化するという特性があるからです。そこで関門海が取った戦略は、「どのような状況下においても安定的にトラフグを買い付けるために養殖フグを大量に購入する」という単純なものでした。

この戦略はとても単純明快であり、物凄い差別化要素もないのですが、関門海が一気に養殖フグを購入しているお陰でお客様は安くて美味しいフグを味わうことができるのです。

しかし、元々採用している戦略は非常に資本がかかるものであり、飲食業は新規出店や人件費、新規メニューの研究開発費や原価などが大きなコストになるので財務状態は悪いままです。

自己資本比率は7.7%。

経営再建中の関門海は「フグに人生を賭けている会社」だと分析することができます。

 

【トラフグは関門海を救ってくれるのか?】

関門海は経営再建中の会社です。

関門海の最大の弱点は財務状態の悪さでしょう。自己資本が3億2700万円であることに対し、有利子負債は33億8800万円も存在するのです。莫大な借金が経営の足を引っ張っているのは間違いないでしょう。

別の側面から見ると完全に追い詰められている関門海。

しかしながら私は関門海を非常に好意的な目で見ています。今まで庶民の口に入るのが難しかったらトラフグを安価価格で提供している関門海は、これからも生き残って欲しい会社です!


出典 www.mifunetei.com

調達先をパートナーとして安価で食材を調達し、おもてなし力を発揮してリピーターを増やしています。昔は他業種・他店舗展開を積極的に推進していた関門海ですが、今はトラフグに特化したビジネスを行っています。

他店舗経営から集中と選択戦略に経営手段を切り替えた関門海はトラフグに全てを賭けている会社です。

後には引けない状況で激しい外食業界で生き残りを賭ける関門海は決して恵まれた状態ではありませんが、ここから挽回を成し遂げることができれば株価の急上昇が見込まれる非常に面白い会社です。

「人が資本の関門海」と呼ばれることを目指しているため、人材教育にはかなり力を入れていると評価することができます。サービス精神が旺盛のスタッフを多く揃えているお陰でリピート客が増加し、黒字復活を遂げた事実を無視することはできません。

フグの湯引きやてっさ、てっちり、雑炊やデザートがついたコース料理は一人前3980円。高価なフグ料理を「誰でも食べられる値段」で提供している関門海は庶民の味方であり、これからも生き残って欲しい会社です。

 

【関門海の財務分析】

関門海は経営再建中です。

2015年通期決算の売上高は51億1800万円、営業利益は2億100万円、経常利益は1億3800万円、純利益は4200万円で見事に黒字復活を遂げています。

今期は増益が予測されています。

冬季に利益の大半を稼ぐ特徴がある関門海は「季節株」に分類することができます。リピート客が増加している影響によって黒字回復を成し遂げたのは良く、今後もリピーターを大切にする顧客主義経営を実践して経営を建て直して欲しいところです。

財務状態は良くないです。

自己資本比率は7.7%。有利子負債額は33億8800万円です。

 

【関門海株に向いている投資スタイル】

関門海は大変厳しい株ですが、とても魅力がある株です。

経営再建を成し遂げて株主優待を再度実施することができれば関門海の株価はうなぎのぼりでしょう。株主優待の復活が関門海のストップ高を左右していると言っても過言ではなく、「業績が好調になったら株主優待復活によって株価の急上昇が期待できる」のが関門海の魅力です。

配当金も支払っておらず、株主優待も実施していない関門海ですが、これは仕方ないでしょう。

経営再建中の会社に配当金や株主優待を求めるのは間違っています。しかし、関門海が復活を遂げれば復配と株主優待制度の復活の可能性が高くなるため、株価が上がる要素は十分に残されていると言えるでしょう。

資本がかかるビジネスを行っているのは悪材料ですが、私は関門海が復活すると予測しています。

人材教育重視の方針、お客様に安くトラフグを販売する経営スタイル。

関門海は根本的に「人」を重視してビジネスを行っているのです。

お客様を大切にし、人を重視している会社がいつまでも経営不振に喘いでいることは少ないのです。根本的にビジネスモデルに問題があれば別ですが、関門海のビジネスモデルは奇抜ではないものの確かな需要が存在するのが長所です。

コストがかかる経営戦略、脆弱な財務状態、競争が激しい外食業界に属している事実。

悪いところを見たらキリがありません。しかし、関門海は復活を遂げる可能性のある会社です。ビジネスモデルは力押し的な要素が存在するのは拒めませんが、株価も安いので1単元購入する分にはリスクが少ないのも利点です。

(上記の情報は2015年7月11日に記載しました)


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