・上場市場 東証マザーズ
・会社名 株式会社ドリコム
(どりこむ 英称:Drecom Co.,Ltd)
・証券コード 3793
・業種 情報・通信業
・決算 3月
・設立年 2003年3月
・上場年 2006年2月
・1株価格1804円(3/15終値)、最低売買単位:100株、1単元価格:約18万400円
・予想PER0倍、実績PBR12.24倍、実績BPS146.24、予想配当利回り0%
管理人評価D
【会社紹介】
ドリコムはブログシステムや携帯コンテンツなどを配信している会社です。
出典 www.drecom.co.jp
スマホコンテンツやインターネット広告を配信しているドリコムは「インターネットにおけるものづくり企業」として名を高めています。
スマートフォンが普及している影響によってネットで収益を得る機会は増えており、ドリコムにとって良い状態が訪れていると捉えることが可能です。ソーシャルゲーム事業も取り組んでいるドリコムはゲーム配信を通じて一発が狙える企業であるのも魅力です。
各事業の安定成長を目指しているドリコムは自社コンテンツ量を増やして経営を伸ばしていくのが望ましいのです。ソーシャルゲーム事業では「フルボッコヒーローズ」を提供しており、フルボッコRPGという強みを活かして面白さを提供しています。
ドリコムは成長市場に属していながら持続的成長を遂げている企業ではありません。行っている事業もよくありがちであることが多いのですが、現場主義という風土を重視して経営に取り組んでいます。
【ドリコムが目指しているスタンス】
ドリコムは「ドリコムらしい姿勢」を重視して経営を実践しています。
やると決めたことはとにかくやり、新しい技術を現場で取り組んでいるのがドリコムの特徴になります。現場主義を通じて新たな技術を会得することを目指しているのが良く、働きやすい環境も整えている良い会社です。
社内にカフェを設置し、マッサージチェアやアロマも完備しているドリコムは社員を大切にする風土を身に付けています。社員に優しいという特徴はとても良いのですが、ビジネスモデルでこれといった特異性を発揮していないのが弱点です。
更に言えば業績の安定成長を遂げているわけでもないので、株としての魅力はそこまで高いとは言えません。
【ドリコムの財務分析】
ドリコムは経営状況が冴えない会社です。
2014年通期決算の売上高は69億8900万円、営業利益は-5億300万円、経常利益は-5億2200万円、純利益は-5億800万円で赤字を出しています。
今期は赤字脱出が予測されています。
業績回復が濃厚であり、人気漫画を題材としたゲームの人気が高まっている状態です。無料音楽アプリは560万ダウンロードを突破しており、アプリとゲーム事業の貢献が目立ちます。
財務状態は普通です。
自己資本比率は39.8%。有利子負債額は15億8300万円です。
【ドリコム株に向いている投資スタイル】
ドリコムは黒字回復を期待したい株になります。
特に際立った特徴がないのが最大の弱点であり、配当金も支払っておらず、財務状態も微妙であることから目立つ長所を見つけるのが難しいのです。ただ、行っているビジネスは将来性に長けており、一発が狙えるのでそういう意味での魅力はある株です。
現在のところ配当金収入は期待できないので売却益を狙っていくしかないのが難点です。
(上記の情報は2015年3月16日に記載しました)
ドリコム (3793)
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