アクが強い人ほど社長に向いているのは本当なのか

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アクが強い人は社長に向いているという意見は本当に正しいのでしょうか。

 

ワタミ創業者の渡邉美樹さんは「社長の素質」について以下のように語っています。


出典 www.j-giin.jp

 

>しかも、事業というのは、ものすごく欲の強い人が成長させるんだよね。これは、高い志を持つべきだという僕の持論とは逆説的になってしまうけど、現実には、儲けて金持ちになりたいとか、女性にモテたいとか、たとえそういった次元であっても、強い欲を持っている人は成功する確率が高い。

 

要は、社長って、アクが強くないとダメなんだ。

 

じゃあ、僕はどうかというと、若いころから、納得いくまで上司にくってかかっていたね。上司にとっては、僕ほど使いづらい人間はいなかったと思うよ。

 

だからね、あなたのように「サポートするのが向いている」と言われるような、アクが強くなくて、人のいいタイプには、社長業って難しいと思うんだ。

 

あなたの言うとおり、人には向き不向きがあって、別に経営者が偉いというわけではない。人生において大事なのはね、「それぞれ持って生まれてきた能力を、いかに最大限に活かすか」ということなのだから。

出典 http://next.rikunabi.com/rebuke/s_watanabemiki_1.html

 

渡邉さんは「アクが強くないと社長に向いていない」と述べていますが、私はこの意見に全面的に賛成します。

渡邉さん自身もかなりアクが強い人物として知られていますが、逆に言えば「アクが強いから一代で上場企業を創り上げた」と解釈することが可能です。

 

一般的に「アクが強い人」は嫌われる傾向があります。

 

アクが強い人は会社勤めに向いていません。

自分の信念を曲げないでどんどん突き進んでいくからアクが強いと言われるのです。こういう人は周囲から「ついていけない」と思われたり、「一緒にいるとストレスが溜まる」と解釈されたりすることが多いのですが、私はアクが強いことを悪いとは思っていません。

 

アクの強い人が結果を出すと「カリスマ性がある」という形で評価されることが多いのですね。

 

アップルを立ち上げたスティーブ・ジョブズはアクが強い人物として有名でした。


出典 blogs.kqed.org

自社社員を簡単にクビにしたり、「俺の望む物を作れ!」という形で無茶ぶりを要求したり、自分の気に食わない物は絶対に認めないというアクの強さを発揮してアップルを大企業まで成長させたのがジョブズです。

 

渡邉さんも「お客様の奴隷になる」という信念を掲げてワタミを成長企業へと導きましたが、多くの社長を見ているとそれ相応の「アクの強さ」を発揮していることが分かります。

 

会社勤めを長く続けた人は社長になると上手くいかないと言われることが多いです。

 

これは私が解釈するに、「長い間会社に勤めていると組織に併合する必要があるため、アクが取られてしまう」のが原因ではないでしょうか。

 

ジョブズも渡邉さんも組織の下の立場で働くのに向いている人物ではありませんが、経営者としての実力は1流です。組織で働く人間にとって大切なのは「協調性」で、経営者の立場で会社を率いたければ「アクの強さ」をが大切になると分析しています。

 

アクが強いというのは言い換えると「自分の信念を持っている」という意味になります。

 

アクの強さというのはプラスに働くことも多く、自分の信念を曲げないで確かな結果を残していたら「この人は本当に凄いのかもしれない」という形で評価して貰うことが多いです。

 

1代で大きな会社を築きたければそれ相応のアクの強さを発揮した方が良いと思っています。

 

協調性がある、他人の意見を否定しない、他人を傷つけないように心がけるのはとても良いことだと思いますが、それと社長の能力は全く関係ありません。

 

「他人を否定するのは良くない」と述べる人は多々いらっしゃいますが、こういうことを言う人に限って「自分の意見も言えず、自分の主張したいことも分からない」というパターンが多いので自己を正当化しているのではないかと思うことが多々あります。

 

アクが強い人は「自分自身の考え」が確立されているからアクが強いのです。

 

それ自体は全く悪いことではありませんし、自分の信念に沿って生きていくのであればアクの強さを発揮してビジネスを展開するのがお勧めです。

 

「アクが強いと嫌われることが多いし、嫌われるのが怖いから自分の意見を主張することができない」という人はアクが強くないので社長業に向いていません。

 

そもそも経営者は他人の意見に併合する必要はないのです。

 

「アクの強い経営者が率いている会社は成長株投資に向いている」ので、経営者の素質を分析して株を買うのはとても重要です。


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