理不尽に耐えるのが株式投資のキモ

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株式投資は人生に似ていると感じることが多々あります。

人生と株式投資に共通しているのは「理不尽」であることです。株式投資は理不尽の塊みたいなもので、ちょっとしたニュースが流れたお陰で株価を上げたり下げたりするところを見ると「ほんと、株価っていい加減だよなー」と本気で思うのです。

社会人として働いている方は分かると思いますが、世の中は理不尽に溢れています。特に仕事をしていると理不尽なことばかり舞い降りてきます。上司から叱責されたり、上司の言うとおりにしてプロジェクトを進めていたら失敗の責任を押し付けられたり……。

私は何度も理不尽な経験を味わったことがあります。


例えば大学生の頃、投資資金を貯めるためにアルバイトに精を出していた時期があり、そのときは冗談抜きで1日18時間くらい働いていました。日雇いのアルバイトをしていたのですが、朝8時から夕方の17時まで仕事をした後19時から朝の5時まで働くことがザラにありました。

働けば働くほどお金が貰えたので個人的に不満はなかったのですが、やはり長く働いていると「理不尽な経験」に晒されることが多々あります。

他の人には叱られないのに特定の先輩にだけ目をつけられたり、いくら頑張っても報われないことがあったり、人生には理不尽がつきものなんです。

「仕事をしているんだから理不尽は当たり前でしょ?」と思った方、大正解です。

その思考をそのまま株式投資に当てはめてください。「株式投資をしているんだから、理不尽は当たり前でしょ」と考えるようにしてください。

私が思うに、株価の動きに左右されないで安定した利益を出している人は「理不尽に強い人」が多いです。

もう最初から理不尽を認めているのです。株式投資は適切な理論を実践し、理論に沿って株を買っても上手くいかないことが多々あります。

割安優良株に投資しても短期的に株価を下げることはよくあります。

中国市場の情勢が悪くなったという理由で「中国進出していない会社の株価が下がる」のは当たり前のように見かける光景です。企業の業績悪化に直接関係ないニュースが流れても、売り圧力が強くなれば株価は簡単に下がるのです。

逆に大した情報が出ていないのにもかかわらず、スルスルと株価を上げるパターンも存在します。こういう例ばかり見ていると「株式投資も人生も、理不尽を受け入れるのがキモ」だと強く実感します。

もし、あなたが理不尽なことばかり体験した経験があるのなら、その体験は株式投資に役立つので自信を持ってください。理不尽に耐える能力ほど強いものはないのです。

理不尽を受け入れられない人は株価が少し下がっただけで損切りを検討しますが、「株式投資は上手くいかないのが常」という考えを抱いていれば悪材料なしで含み損を抱えても株を損切りすることはなくなります。

株価は正当ではありません。

株価の動きを理論的に解説するのは不可能です。日経平均株価の動きをまとめたニュースを見れば分かりますが、ほとんどのサイトが「結果論」だけで株価を語っているのが分かります。要するに株価が上がったり下がったりしたときは、後付で株価推移の理由を説明するのです。

そんなのは誰でもできるんですよ。

「○○という理由で株価が下がりました」と解説されても、「そうなのですか……」としか言えません。

極端なことを言うと何のニュースがなくても株価は上下します。ただ単純に買い手需要の方が多くなったから株価が上がったケースも頻繁に見てきました。

短期間の株価の動きなんて理不尽でいい加減なことの方が多いのです。

短期間の株価に左右されないマインドを身につけたければ、「理不尽を受け入れる」ことをしっかり意識してください。短期間の株価の動きは理不尽ですが、長期的に見ると「株価が推移する原因」が分かるようになります。

私が長期投資をお勧めしているのは「長期投資の方が理不尽な動きに左右されず、理論で儲けられる」からです。

会社の業績が向上する=株価の値上がりに繋がる、という単純な法則を前提にして株式投資に取り組むことが可能になるため、長期投資で儲けるのは簡単なのです。

成長を続けている会社の株を買えば株価は勝手に上がるのですから。

しかし、いくら成長企業であっても短期間の株価を予測するのは困難です。短期投資で儲けたい人は「理不尽を受け入れる」ことを意識し、長期投資で稼ぎたい人は「理不尽を無視するために、会社の業績を重視する」ことを心がけてください。

上記の心構えを守れば株式投資で儲けるのはとても簡単です。


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