本当にフルッタフルッタ(2586)は有望企業なのか

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大変インパクトがある社名でありながら株価は「フルワナイフルワナイ」状態が続いているフルッタフルッタ。


叩かれている理由はとても単純で、何度も何度も年初来安値を更新する株価の低迷具合がフルッタフルッタを叩く理由になっているのは誰が見ても明らかです。

株価に関してはどうしようもないくらい酷いのですが、私が注目したいのがフルッタフルッタがウリにしている「アサイー」という果物です。


出典 matome.naver.jp

アサイーとはアマゾンミラクルフルーツと呼ばれている果物で、「豊富な栄養素を含んでいる果物」として注目を浴びています。

アサイーに含まれているポリフェノールはブルーベリーの約18倍と言われており、栄養素が豊富に存在するアサイーは疲労回復の効果が期待できるフルーツとして投資家から注目されています。

そんなアサイーを取り扱うのがフルッタフルッタで、フルッタフルッタはアサイーを活用した飲料などをスーパーなどに販売して利益を上げているのです。

しかし、今年の2月10日に下方修正を発表したフルッタフルッタは現段階で「上場ゴール株」としてのレッテルを張られており、買いから入った投資家を駆逐する勢いで株価を下げ続けています。

健康に良いブラジルフルーツを使用し、南米フルーツを活用した商品販売に定評があるフルッタフルッタですが、そもそもアサイーというフルーツが日本に浸透するか否かによって今後の業績が大きく変化するものだと予測することができます。

あなたもご存知の通り、アサイーは一部ではブームになっていますが全体を見回すとアサイーは有名な果物というわけではありません。

それもそのはず、アサイー自体は他の果物と違って際立った甘みが存在するわけではなく、可食部が1粒につき5%しかないのです。つまり、「食べる」という目的に適した果物ではないのです。

可食部が5%しか存在せず、味が優れているわけでもないスーパーフルーツのアサイー。このスーパーフルーツという名前も個人的には非常に疑問で、栄養の良いフルーツを見ればアサイーだけに限定する必要はないのです。

例えば森のバターと呼ばれているアボカドは一般スーパーでも多く販売されている馴染みのある果物ですが、アボカド自体の栄養素はとても高いのです。ビタミンEが多く含まれ、果物の中で最もカロリーがあるアボカドはサラダや寿司などで使用される有名フルーツです。

アボカドも身の中に大きな種が存在しますが、それでも可食部はわりかし多い果物です。それに対してアサイーは栄養があるのかもしれませんが、可食部がたった5%しかないのでこの先日本でアサイーが広まっていくのか非常に疑問が残ります。

つまり、使い勝手が悪い。

しかも秀でた味がない。

この2つのウィークポイントが存在するだけでアサイーを主軸にするビジネスはかなり疑問ですが、更に言えば日本ではよく分からない食べ物がよく流行って潰えた歴史が存在します。

白いたいやき、タピオカ、アロエ、ナタデココなど、一時的に流行って今はほとんど注目されていない食べ物や果物は沢山存在します。私はアサイーも同じ道をたどると思っており、正直に申し上げてアサイーが日本の食文化に馴染む可能性は低いと思っています。(味が秀でているわけではなく、可食部が5%しかないのは致命的な欠点)

 

フルッタフルッタは「アサイーはくせがなく、甘みや酸味がほとんどないから飲料やフルーツと相性が良い」と述べていますが、逆に言えばそれくらいしか利用価値がないのではないでしようか。

そういうことを踏まえて考えるとアサイーを主軸とした商品販売を行う戦略は非常にリスクが高く危険であり、ブームが過ぎたら忘れ去られる可能性を秘めていると分析することができます。

私自身はアサイーのブームはほぼ必ず終わると思っており、アサイーに期待する要素はあまりないと思っています。(投資先として見た場合)

しかし、こういうことを言うと「ユーグレナはどうなんだ。ミドリムシという誰も注目しない生物でクッキーや飲料を作り、上手くいっているじゃないか」という批判を頂きそうですが、そもそもユーグレナとフルッタフルッタは根本的に全く違うのですよ。

フルッタフルッタは健康食品を販売している会社。

ユーグレナはミドリムシを研究しているバイオベンチャー企業です。

確かにユーグレナもミドリムシの健康食品を販売して利益を得ているのですが、別にユーグレナはただの健康食品会社ではないのです。

ユーグレナはあくまでも「ミドリムシの可能性を追い求めている会社」であり、健康食品にこだわっているわけではありません。

ユーグレナはミドリムシの研究を行い、更なるミドリムシの可能性を引き出そうとしているのです。ジェット燃料などに使える可能性があるのがミドリムシであり、ミドリムシの良さを更に出すことができればユーグレナは自社商品であるミドリムシの付加価値を上げることに成功するのです。(そして多角的にビジネスを展開することができる)

一方、フルッタフルッタはどうか?

フルッタフルッタは別にアサイーを研究しているバイオベンチャー企業ではありません。

そのため、ユーグレナとは異なり、「ユーグレナは今後もミドリムシの研究が進めば更なる道を切り開くことができるが、フルッタフルッタはアサイーを研究して未知の可能性を見出しているわけではないので、新しい可能性を切り開く可能性は低い」のです。

勿論、研究機関での研究開発が進めばアサイーにも新たな価値が生じる可能性はありますが、それはどの食品でも同じです。ユーグレナは自社でミドリムシの研究をしている点が強いのです。だからユーグレナはただの健康食品会社ではないのです。

「ただのブームのように見えるアサイー」を取り扱っているフルッタフルッタ。

フルッタフルッタは本当に将来性があるのか。夢を感じさせる株なのか。本当に安定的に儲けられるビジネスモデルなのかという点はしっかりと分析しなければいけません。

フルッタフルッタは現状、投資家をがっかりさせた上場ゴール株です。


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